「ゲリラ豪雨」7月後半から増加…発生予想は前年比1.4倍

 ウェザーニューズは2022年7月5日、事前対策への意識を高め被害軽減につなげるため、「ゲリラ豪雨傾向2022」を発表した。7~9月のゲリラ豪雨は、全国でおよそ9万回発生し、前年比1.4倍、過去5年平均比1.9倍と発生回数が増える予想。

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2022年ゲリラ豪雨の予想発生回数
  • 2022年ゲリラ豪雨の予想発生回数
  • 2022年ゲリラ豪雨の予想発生回数(昨年比)
  • ゲリラ豪雨の発生時期
 ウェザーニューズは2022年7月5日、事前対策への意識を高め被害軽減につなげるため、「ゲリラ豪雨傾向2022」を発表した。7~9月のゲリラ豪雨は、全国でおよそ9万回発生し、前年比1.4倍、過去5年平均比1.9倍と発生回数が増える予想。

 毎年、「ゲリラ豪雨」による突然の激しい雨や落雷による被害が全国各地で発生しており、ウェザーニューズは、少しでも被害を減らすべく、「ゲリラ豪雨傾向2022」を発表。「ゲリラ豪雨」の予想発生回数を47都道府県別に公開している。

 2022年7~9月のゲリラ豪雨は、全国でおよそ9万回発生すると予想。発生総数は、およそ6万回発生した前年と比べると1.4倍、過去5年平均と比べると1.9倍で、多くなる見込み。地区別でみると、西日本を中心に前年よりも発生回数が増えて、佐賀県(2,000回)や大分県(2,300回)等、前年比で3倍近くとなるところもある見込み。その他、人口が多いところでは、東京で800回、愛知で1,000回、大阪で400回となる見込みで、いずれも前年並みの回数となる予想。

 今シーズンは、太平洋高気圧が日本の北に張り出しやすいため、高気圧の周囲をまわる暖かく湿った空気が、西日本に入りやすい状況となる。そのため、ゲリラ豪雨は前年に比べて西日本で多くなると予想される。

 雨雲の発生は山沿いがメインだが、平野部(都市部)にも流れ込んだり、直上で発生したりする場合がある。1回のゲリラ豪雨で激しい雨による道路冠水や低地の浸水、落雷による停電や交通機関への影響等の被害が懸念されるため、随時最新の雨情報の確認が必要だ。ウェザーニューズは、少しでも被害を減らすべく、継続的に情報を発信していくという。

《田中志実》

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