大手企業の夏ボーナス平均89万9,163円…前年比8.77%増

 日本経済団体連合会(経団連)は2022年8月5日、「2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)最終集計」を公表した。大手企業の夏のボーナス平均妥結額は、前年(2021年)比8.77%増の89万9,163円。

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 日本経済団体連合会(経団連)は2022年8月5日、「2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)最終集計」を公表した。大手企業の夏のボーナス平均妥結額は、前年(2021年)比8.77%増の89万9,163円。

 大手企業における夏のボーナス平均妥結額の最終集計は89万9,163円。前年の妥結額82万6,647円より8.77%と大幅にアップした。

 製造業と非製造業を比べると、製造業128社の平均は前年比9.58%増の92万393円、非製造業31社の平均は前年比7.17%増の82万9,019円。ともに前年比で増額したものの、製造業と非製造業で9万円ほど差がつく結果となった。

 業種別でみると、トップは「建設」で128万8,034円(前年比0.13%増)。ついで、「鉄鋼」101万3,913円(同86.60%増)、「電機」97万124円(同6.23%増)、「化学」95万8,937円(同14.70%増)等。前年比で減少したのは「セメント」3.43%減、「電力」0.92%減、「紙・パルプ」0.87%減のみとなり、多くの業種で増額に転じた。もっとも増加率が高かったのは「鉄鋼」の86.60%増。

 調査対象は、原則として従業員500人以上の主要21業種大手254社。21業種187社の妥結が把握されているが、このうち28社は平均額不明等のため集計から除外されている。
《畑山望》

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