通信教育受講の目的、中高生の4割は「成績向上」

 中高生の4割以上が通信教育受講の目的を「学校の成績向上」と回答したことが、スタディプラスのStudyplusトレンド研究所が2022年8月8日に公表した調査結果から明らかになった。

教育・受験 中学生
通信教育を受講し始めた目的
  • 通信教育を受講し始めた目的
  • 受講する通信教育を決めたのは、誰だったか
  • 通信教育を受講することにした「決め手」
  • 通信教育を知ったきっかけ(中学)
  • 通信教育を知ったきっかけ(高校)
  • 通信教育をはじめたタイミング

 中高生の4割以上が通信教育受講の目的を「学校の成績向上」と回答したことが、スタディプラスのStudyplusトレンド研究所が2022年8月8日に公表した調査結果から明らかになった。

 「通信教育に関するアンケート調査」は、中高生が通信教育を受講している目的やきっかけなどを調査するため、学習管理アプリ「Studyplus」で中学生・高校生のユーザー1,060人を対象に実施した。調査期間は2022年7月7日~7月8日。

 通信教育を受講し始めた目的を聞いたところ、全体でもっとも多かったのは、「学校の成績を上げたかったから」が46.6%で、中学1年生から高校2年生に至るまで、1位という結果だった。高校3年生になると、1位は「受験対策がしたかったから」52.2%だった。高校生になると、より受験が身近になり対策をしたい気持ちが強まるのではないかと考えられる。

 受講する通信教育を決めたのは、誰だったかについては、「本人」がもっとも多く51.5%。中学生は「保護者」が決定することも多く、39%だった。高校生は「学校」で利用することが決まるケースもあり、29.3%と全体の3割を占めた。

 通信教育を受講することにした「決め手」を聞いたところ、全体の1位は34.8%で「カリキュラムが自分向きだと思ったから」だった。中学生では44.8%が「カリキュラム」を決め手にしていたことがわかった。その他、高校生になると、「受講料」が決め手となった割合が増えていた。

 次に、通信教育を知ったきっかけを聞いたところ、中学生でもっとも多かったのは「親が知っていた」が41.4%、ついで「SNSの投稿」「インターネット広告」「テレビやラジオ等のCM」「新聞広告やチラシ」の割合が高く、メディア接触による認知が高いことがわかった。高校生では「SNSの投稿」が35.2%で1位だった。「親が知っていた」の割合は中学生と比較して低下しており、19.2%だった。親に頼るのではなく、自ら情報を集める人が多いことがわかった。

 通信教育をはじめたタイミングについてどう思うかについて聞いたところ、「ちょうどよかったと思う」の割合が高く、全体で見ても70.9%を占めた。一方で、受験学年である中学3年生・高校3年生になると、「ちょうどよかったと思う」の割合が下がり、「遅かったと思う(もっと早く始めておけばよかった)」の割合が上がる傾向にあった。受験学年になると、もっと早く始めておけばよかったと後悔する人がいたことがわかった。


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