厚生労働省は2022年8月31日、第108回薬剤師国家試験について発表した。試験は2023年2月18日と19日に、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県の各試験地にて実施する。合格発表は2023年3月22日。
薬剤師国家試験は、薬剤師法第15条に基づき「6年制薬学課程を修めて卒業した者」「外国の薬学校を卒業または外国の薬剤師免許を受けた者で、2012年4月1日以降に厚生労働大臣が6年制薬学課程修卒者と同等以上の学力・技能を有すると認定した者」を対象とした国家資格。ただし、薬剤師法の一部を改正した法律の経過措置として、2006年度から2017年度までに入学した4年制薬学教育課程の卒業生が大学院課程を修了した場合にも厚生労働大臣が認めれば受験資格が与えられる。
第108回薬剤師国家試験は、2023年2月18日と19日。受験資格には2023年3月15日に6年制薬学課程を卒業見込みの者も含む。受験手続きは、願書や写真、返信用封筒等の出願書類を、2023年1月4日～16日までに各試験地の薬剤師国家試験運営本部事務所に提出する。
直接持参する場合は、期間中毎日（土日その他の行政機関の休日を除く）午前9時～正午および午後1時～午後5時とする。郵送は書留郵便で、1月16日（消印有効）まで受け付ける。受験手数料は6,800円。受験手数料額に相当する収入印紙を貼って納付する。なお、郵送により原本照合を受ける際は、薬剤師国家試験受験資格認定通知書の原本および返信用封筒を同封すること。
受験願書配布は10月中旬以降。願書を含め、受験手続に必要な書類は卒業または在籍している大学や、薬剤師国家試験運営本部事務所、薬剤師国家試験運営臨時事務所、厚生労働省にて入手できる。視覚、聴覚、音声機能または言語機能に障がいを有する等、受験にともなう配慮を希望する受験者は、11月30日までに薬剤師国家試験運営本部事務所に申請書を用いて申し出る必要がある。試験の合格者は、2023年3月22日午後2時に厚生労働省Webサイトの資格・試験情報のページに受験地・受験番号を掲載して発表する他、合格者には合格証書を郵送する。
