大学認知度・イメージ調査、イキイキしている大学は?

 マイナビ進学総合研究所は、全国の2023年3月に卒業予定の高校3年生を対象とした「大学認知度・イメージ調査(2022)」を初めて発表した。認知度ランキングでは国立大学が上位を占めた他、“イキイキしている”等のさまざまなイメージの大学が明らかになった。

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エリア別大学認知度ランキング(※3位まで抜粋)
  • エリア別大学認知度ランキング(※3位まで抜粋)
  • エリア別「イキイキしている」大学イメージランキング(※1位のみ抜粋)
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 マイナビ進学総合研究所は、全国の2023年3月に卒業予定の高校3年生を対象とした「大学認知度・イメージ調査(2022)」を初めて発表した。認知度ランキングでは国立大学が上位を占めた他、“イキイキしている”等のさまざまなイメージの大学が明らかになった。

 調査は2022年7月12日~7月28日、「マイナビ進学」会員リストより抽出した、2023年3月卒業予定の高校3年生を対象にWebにて行われた。有効回答数1万974名のうち、本ランキングでは大学進学希望者8,276名の結果を集計した。なお、調査領域は全国47都道府県を6エリアに分けて発表している。

 調査の結果、各エリアの認知度ランキングの1位は北海道・東北エリア「東北大学」、関東・甲信越エリア「東京大学」、東海・北陸エリア「名古屋大学」、関西エリア「近畿大学」、中国・四国エリア「広島大学」、九州・沖縄エリア「九州大学」となり、関西を除くすべてのエリアで、国立大学となった。

 次に、「学べる内容が充実している」「時代にマッチしている」「勉強が面白い」「就職力が高い」「キャンパスが立派な」「グローバルな」「イキイキしている」「成長できそう」「サポートが手厚い」の各項目について、イメージアンケートを行った。

 イメージごとにみていくと、それぞれのランキング1位の大学はおおむね認知度ランキングと似通った傾向がみられた。しかし「イキイキしている」というイメージをもつ大学においては、エリア別ランキング1位は北海道・東北エリア「仙台大学」、関東・甲信越エリア「青山学院大学」、東海・北陸エリア「中京大学」、関西エリア「近畿大学」、中国・四国エリア「岡山大学」、九州・沖縄エリア「九州大学」となり、関西エリアと九州・沖縄エリア以外ではガラリと違う顔ぶれとなった。

 ランキングの詳細は、マイナビ進学総合研究所Webサイトで公開している。

◆マイナビ進学総合研究所「大学認知度・イメージ調査(2022)」
<認知度ランキング>
【北海道・東北エリア】
1位「東北大学」69.6%
2位「北海道大学」63.0%
3位「東北学院大学」53.1%
【関東・甲信越エリア】
1位「東京大学」90.1%
2位「早稲田大学」89.0%
3位「明治大学」88.8%
【東海・北陸エリア】
1位「名古屋大学」80.4%
2位「中京大学」79.0%
3位「名城大学」75.0%
【関西エリア】
1位「近畿大学」88.8%
2位「同志社大学」87.2%
3位「関西大学」85.8%
【中国・四国エリア】
1位「広島大学」82.4%
2位「岡山大学」75.8%
3位「山口大学」64.2%
【九州・沖縄エリア】
1位「九州大学」86.1%
2位「長崎大学」66.6%
3位「久留米大学」58.9%

<イメージランキング・イキイキしている>
【北海道・東北エリア】
1位「仙台大学」
2位「北海道大学」
3位「東北大学」
【関東・甲信越エリア】
1位「青山学院大学」
2位「日本体育大学」
3位「早稲田大学」
【東海・北陸エリア】
1位「中京大学」
2位「名古屋大学」
3位「名城大学」
【関西エリア】
1位「近畿大学」
2位「関西大学」
3位「京都大学」
【中国・四国エリア】
1位「岡山大学」
2位「安田女子大学」
3位「広島修道大学」
【九州・沖縄エリア】
1位「九州大学」
2位「福岡大学」
3位「琉球大学」

《木村 薫》

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