記憶に残る地震災害…Z世代「阪神・淡路大震災」授業で知る

 BIGLOBEは、2022年8月19日~23日の5日間、全国の18~59歳の男女1,000名を対象に、過去に日本で発生した災害に関する意識調査を実施し結果を発表した。1995年以降の地震災害で記憶に残っているのは、2011年東日本大震災が70.4%で最多となった。

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記憶に残っている1995年以降の地震災害
  • 記憶に残っている1995年以降の地震災害
  • 日本国内で発生した災害で知っているもの

 BIGLOBEは、2022年8月19日~23日の5日間、全国の18~59歳の男女1,000名を対象に、過去に日本で発生した災害に関する意識調査を実施し結果を発表した。1995年以降の地震災害で記憶に残っているのは、2011年東日本大震災が70.4%で最多となった。

 同調査は、9月1日の「防災の日」を前に、過去に日本で発生した災害に関する意識調査を2022年8月19日~23日の5日間、全国の18~59歳の男女1,000名を対象にアンケート形式によるインターネット調査で実施した。

 はじめに、「記憶に残っている1995年以降の地震災害」を経験の有無を問わず質問したところ、2011年の「東日本大震災」が70.4%という結果で最多となった。ついで2016年に発生した「熊本地震」が39.9%、1995年「阪神・淡路大震災」が34.3%と続いた。阪神・淡路大震災は、18~25歳の「Z世代」が生まれる前の災害であるため、他の世代と比較すると回答した割合が16.4%と少なくなっている。このZ世代の回答では「授業で教わった」という声も多く、「阪神・淡路大震災」を歴史上の災害として知る機会が多いようだ。

 回答のコメントには「自宅内で家具や備品類などが乱れたから」「強い揺れを体験した」「地震で被災した。電気がつかず辛かった」等、実際に経験した人の声や、「画面越しではあるが、人生で初めて津波の恐ろしさを感じたから」「テレビをつけたら津波の映像が流れていたり、夜には辺り一面火の海になっていたりとこの世の終わりだと思いみていたのを覚えている」といった映像での記億に関する内容が多かった。また、「学校の社会で習った」「体験していないが地元の人の話を聞いて、恐怖心を抱く」や「現地を訪れて震災の爪痕を目の当たりにした」というコメントもあった。

 続いて、「記憶に残っている1995年以降の地震災害」以外で知っている災害を質問したところ、2014年の「御嶽山噴火」が41.4%、1990年~1995年の「雲仙普賢岳噴火」36.5%が上位に。歴史上発生した災害では、1923年「関東大震災」34.5%がもっとも多く、ついで1959年「伊勢湾台風」、1707年の「富士山・宝永噴火」と続いた。コメントでは、Z世代においては「関東大震災」を「学校の授業で触れた」「アニメやゲームで知った」等、50代では「伊勢湾台風」を「祖母や親から実体験を聞いた」「テレビドラマで知った」というコメントが見受けられた。


《日高紋佳》

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