災害用伝言板、認知率49%…最高は「栃木県」

 NTTドコモモバイル社会研究所は、2021年10月に防災に関する調査を実施し、災害用伝言板について調査した。調査の結果、災害用伝言板を知っている人は49%で、東日本および九州が高い傾向であり、もっと高いのは栃木県の57%だった。

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災害用伝言板、認知率49%…最高は「栃木県」
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 NTTドコモモバイル社会研究所は、2021年10月に防災に関する調査を実施し、災害用伝言板について調査した。調査の結果、災害用伝言板を知っている人は49%で、東日本および九州が高い傾向であり、もっと高いのは栃木県の57%だった。

 調査は、全国の15~79歳男女を対象にWebで実施し、9,072人の有効回答を得た。調査時期は2021年10月。

 災害用伝言板とは震度6弱以上の地震等、大きな災害が発生したときに被災地域に住んでいたり、滞在中の人がドコモの携帯電話やスマートフォンから自分の状況を登録することができる。登録された安否情報はインターネット等を通じて全世界から確認でき、あらかじめ指定した家族や友人に対して、災害用伝言板に登録したことをメールで知らせたり、被災地にいる人に災害用伝言板への安否情報の登録を依頼することも可能だ。

 調査の結果、災害用伝言板を知っている人は49%で、年代別は30代がもっとも高く55%、もっと低いのは10代で39%だった。都道府県別にみると、東日本および九州が高い傾向であり、もっと高いのは栃木県の57%だった。また、実際に利用した経験がある人は、災害時の利用および体験版での利用を合わせると1割で年代別に見ると、災害時の利用は若年層が高い傾向だった。

 次に、災害用伝言板を正確に利用できるか聞いたところ、正確に利用できる人は4人に1人という結果に。男性がより自信がある傾向だったが、年代による差はみられなかった。また、体験版、あるいは実際の災害でも利用したことがない人と比べ、利用したがある人は正確に利用できる自信の割合が3倍高い結果となった。

 災害用伝言板を無料で体験できる日は、毎月「1日」「15日」(午前0時~午後11時59分)、正月三が日(1月1日正午~1月3日午後11時)、防災週間(8月30日~9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日~1月21日)となっている。


《千葉 智加》

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