高崎経済大学は2022年9月9日、3月8日に実施した2022年度の経済学部の一般入試中期日程の日本史Bで、本来の正答を不正解とする採点ミスがあったと発表。あらためて合否判定を行った結果、2人を合格とした。
採点ミスがあったのは、2022年度一般選抜公立大学中期日程試験の日本史Bの問題1の問2「江戸時代初期、徳川政権が、初めて金と銭の公定相場を定めた際、金1両は、銭何貫であったか。」の設問で、4貫を正答とすべきところを、1貫を正答として採点。完成前のチェック段階で問題を差し替えた際に、模範解答を差し替えておらず、7月に外部の出版社からの指摘で誤りが判明したという。
9月9日の記者会見で大学は、2人に謝罪して慰謝料等を支払うとともに、追加で合格とすることを説明。高崎経済大学の水口学長は「今回の入試ミスにより、受験者及び保護者並びに関係の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、今後このようなことが起こらないよう入試業務全体のチェック体制を強化し、再発防止に努めてまいります。」と陳謝した。
