【大学受験】約8割が参考書選びで失敗・悩んだ経験…原因は?

 大学受験の参考書選びで失敗したり悩んだりした原因は「自分に合う、必要な教材の選び方がわからなかった」と答えた人が過半数に達することが、大学受験をしたことがある18~28歳を対象に実施したじゅけラボ予備校によるアンケートより明らかになった。

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受験勉強の教材選びで悩んだり失敗したりした原因はどんなことですか?(複数回答可)
  • 受験勉強の教材選びで悩んだり失敗したりした原因はどんなことですか?(複数回答可)
  • 志望校合格に向けた受験勉強の学習計画の作成についての悩みについて、当てはまるものを教えてください(複数回答可)
  • 受験勉強に対しての勉強法についての悩みはありましたか?
  • 教材選びと毎日の学習計画表、勉強法をすべて提示してくれる予備校サービスがあれば利用したいと思いますか?
  • その予備校サービスを利用する場合、価格がいくらまでなら利用しても良いと思いますか?
  • 「大学受験の勉強法」に関するアンケート調査

 大学受験の参考書選びで失敗したり悩んだりした原因は「自分に合う、必要な教材の選び方がわからなかった」と答えた人が過半数に達することが、大学受験をしたことがある18~28歳を対象に実施したじゅけラボ予備校によるアンケートより明らかになった。

 調査は2022年8月9日~11日、事前調査で「大学受験をしたことがある」と回答した18~28歳の男女を対象に、インターネットにて行われた。有効回答数は、男女計771名。

 「受験勉強の問題集・参考書等の教材選びで悩んだこと、失敗したことはあるか」と質問したところ、「失敗したことがある」「悩んだことがある」の両方を選択した人が14.8%、「失敗したことがある」が33.1%、「悩んだことがある」が31.9%、「失敗したことも悩んだこともない」が20.2%という結果に。失敗した経験や、悩んだ経験をもつ人が約8割いることが明らかになった。

 「失敗したことがある」や「悩んだことがある」と回答した人に、「教材選びで悩んだり失敗したりした原因はどんなことか」複数回答可で質問したところ、もっとも多かった回答は「自分に合う、自分に必要な教材の選び方がわからなかった」で472人。ついで「志望校や志望学部に合わせた教材の選び方がわからなかった(235人)」、「科目ごとに教材を何冊組み合わせればよいかわからなかった(145人)」という結果となった。

 次に、「志望校合格に向けた受験勉強の学習計画の作成について悩んだこと」を複数回答可で質問したところ、「自分の作った学習計画通りに学習が進まなかった(296人)」の回答がもっとも多く、「学習計画の立て方がわからなかった(189人)」「自分の作った学習計画通りに学習が進まなかった(141人)」と続いた。

 「受験勉強の勉強法についての悩みはあったか」を複数回答可で選択してもらったところ、もっとも多かった回答は「自分に合った勉強法がわからなかった」で358人。ついで「いろいろな勉強法があってどれが正しいかわからなかった(219人)」「勉強の効率が良く学習効果が高い勉強法がわからなかった(214人)」「暗記が苦手でどんな勉強法で進めればよいかわからなかった(200人)」という結果に。自分に合った勉強法がわからずに悩んだ受験生が多かったことがわかった。

 最後に、もし「教材選びと毎日の学習計画表、勉強法をすべて提示してくれる予備校サービスがあれば利用したいと思うか」尋ねたところ、「利用したい」と回答した人が44.7%、「興味がある」と回答した人が33.6%、「利用したくない」と回答した人が21.7%という結果に。「利用したい」「興味がある」と回答した人が約8割で、そのうちの半数以上がサービスを利用するために2万円以下なら利用したいと回答した。

《木村 薫》

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