男性の家事・育児力ランキング、2位沖縄・3位鳥取…1位は?

 積水ハウスは2022年9月15日、男性育休の実態を調査した「男性育休白書2022」を発表した。「男性の家事・育児力」の全国ランキングでは、1位「高知県」、2位「沖縄県」、3位「鳥取県」となった。

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「男性の家事・育児力」全国ランキング2022 TOP20
  • 「男性の家事・育児力」全国ランキング2022 TOP20
  • 「男性の家事・育児力」全国ランキング2022 TOP3の指標別スコア
  • 男性の育休取得率
  • 勤務日の1日の家事・育児時間 / 休日の1日の家事・育児時間
  • コロナ禍による男性の家事時間の変化/コロナ禍による男性の育児時間の変化
  • 男性の家事・育児時間 / 女性の家事・育児時間
  • 国の男性の育児休業制度の認知 / 勤務先の男性の育児休業制度の認知
  • 育休取得に際して「不安」を感じる

 積水ハウスは2022年9月15日、男性育休の実態を調査した「男性育休白書2022」を発表した。「男性の家事・育児力」の全国ランキングでは、1位「高知県」、2位「沖縄県」、3位「鳥取県」となった。男性の育休取得率は17.2%と向上、20代では24.9%が取得している。

 積水ハウスは、男性の育児休業取得をよりよい社会づくりのきっかけとしたい、との思いから、9月19日を「育休を考える日」として記念日に制定。2019年から企業で働く男性の育休取得実態を探る「男性育休白書」を発行している。4回目となる今回は、全国の小学生以下の子供を持つ20代~50代の男女9,400人を対象にした調査に加え、マネジメント層400人を対象とした調査も実施した。調査期間は6月7日~6月14日。

 「男性の家事・育児力」の指標として「配偶者評価」「育休取得日数」「家事・育児時間」「家事・育児参加による幸福感」の4つを設け、ポイント算出により都道府県ランキングを作成。全国1位は「高知県」、2位「沖縄県」、3位「鳥取県」となった。

 男性の育休取得率は17.2%と、前年から5ポイント上昇した。年代別でみると20代が24.9%ともっとも高く、4人に1人が育休を取得している。

 女性の家事・育児時間は、勤務日4.73時間(前年比19.8分減)、休日7.42時間(前年比35.4分減)と減少している。夫のリモートワーク時間が「増えた」女性の家事・育児時間は、勤務日4.15時間、休日6.90時間とさらに時短化している。

 男性の育休に関する国の制度(改正「育児・介護休業法」)について尋ねると、認知率は79.5%と前年(77.6%)よりやや高くなっている。また、勤務先の制度については、認知率57.7%と前年(51.8%)より高くなっている。

 認知率は高まっているものの、育休取得を検討した男性本人(61.1%)も、相談された上司(43.9%)も、同僚(29.6%)も不安を感じている。

 マネジメント層に男性の育休取得について尋ねると、約8割が「必要」「賛成」「推奨」している。しかし実際に育休を取得すると「家庭を大切にしてほしい」(75.5%)と喜ぶ気持ちより、「人手不足で会社の業務に支障が出る」(76.0%)と心配が上回っている。

 一方、男性の育休取得を「促進していない」と回答したマネジメント層は、「企業規模が小さい」(43.3%)、「休業する社員以外の社員の負担が大きい」(31.0%)、「社員が少なく休業社員の代替手当てができない」(26.6%)等の理由をあげている。


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《編集部》

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