難聴への理解を深める、みみともチャリティーコンサート11/4

 オーティコン補聴器は2022年11月4日、難聴への理解を深めるコンサート「オーティコンみみともチャリティーコンサート2022」を、王子ホールにて開催する。参加費無料、完全招待制。会場招待への応募受付は10月17日まで。なお、コンサート開催後にオンライン配信を予定。

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オーティコンみみともチャリティーコンサート2022
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 オーティコン補聴器は2022年11月4日、難聴への理解を深めるコンサート「オーティコンみみともチャリティーコンサート2022」を王子ホールにて開催する。参加費無料、完全招待制。会場招待への応募受付は10月17日まで。なお、コンサート開催後にオンライン配信を予定。

 オーティコン補聴器(オーティコン)は110余年の歴史を持つ補聴器メーカー。補聴器ユーザーにコンサート会場で音楽を「気兼ねなく」楽しんでほしいという思いから、「みみともコンサート」が始まった。補聴器は、構造上音の入口と出口が非常に近く、ハウリング(音漏れ)が起こることがあるが、「みみともコンサート」では、コンサート中のハウリング発生を許容しており、補聴器ユーザーも周囲に気兼ねすることなく、音楽を楽しむことができる。

 コンサート会場では、難聴者が音楽を楽しむために、情報保障として「磁気ループシステム(テレコイル)」、および話し手の内容を要約して字幕で伝える「要約筆記」を導入。また、会場内には筆談対応可能なスタッフを配置し、筆談具も多数用意している。オンライン配信には情報保障として、「字幕」を付けて届ける。オーティコン製品(オーティコンモア、ジルコン)の使用者は、音楽プログラム機能「Oticon MyMusic」を利用することで、会場の生演奏、オンライン配信でも音楽の微妙なニュアンスを捉えた臨場感あふれる音を楽しむことができる。利用には事前の設定が必要。

 また、「みみともチャリティーコンサート」は、クラシック音楽ファンが聞こえや難聴、補聴器について理解を深めることができる啓発の場にもなっている。2020年より「チャリティーコンサート」として開催し、集まった寄付金はすべて聴覚障害者団体へ寄付している。今回も会場に募金箱を設置、オンラインではnoteを活用した募金システムを用意、趣旨の賛同者から募金を受け付ける。なお、募金は強制ではない。

 2014年に始まった「みみともコンサート」と題したクラシックコンサートは毎年開催し、9回目を迎える2022年は、演奏者にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスターのダニエル・ゲーデ氏率いる「ウィーン・ピアノ五重奏団」を迎え、子供から大人まで、そして難聴者と健聴者が共に極上の音楽を楽しむことができる。

 コンサートは完全招待制。招待を受けるにはWebサイトより10月17日までに応募する。応募者の中から抽選で無料招待。当選者にはメールで当選通知がくる。なお、応募は1人1回まで。重複した応募は無効となる。オンライン配信は11月中旬から12月25日までを予定、詳細は11月中旬に掲載する。

◆みみともチャリティーコンサート 2022
日時:2022年11月4日(金)19:00
会場:王子ホール(東京・銀座)
参加費:無料(完全招待制)
応募資格:オーティコンみみともチャリティーコンサート開催の趣旨に賛同する人
応募期間:2022年9月21日(水)~ 10月17日(月)
応募方法:Webサイトから申し込む(抽選)


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