受験生のお母さんへ、子どものおやつにオススメはあのフルーツ

 青森県りんご対策協議会は1月31日、受験生の母親に対して、「受験生に関する意識調査」を行った結果を発表した。調査対象は、受験生を持つ母親500名、調査期間は1月7日〜11日、インターネット調査。

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受験生の子供の間食で、食べさせたいと思うものは何ですか?(複数回答)
  • 受験生の子供の間食で、食べさせたいと思うものは何ですか?(複数回答)
  • 受験生のお子様に出すことがある夜食は?(複数回答)
  • 子供の受験ストレスが気になることはありますか?
  • 青森りんご
 青森県りんご対策協議会は1月31日、受験生の母親に対して、「受験生に関する意識調査」を行った結果を発表した。調査対象は、受験生を持つ母親500名(小6生の母親193名、中3生の母親307名)、調査期間は1月7日〜11日、インターネット調査による。

 「受験生の子どもに間食(15時ごろに食べるもの)を出すことはありますか?」と聞いたところ、70%が「ある」と答えた。具体的には、「スナック菓子(70%)」が最も多かった。次いで「チョコレート(56%)」「肉まん(44%)」「フルーツ(37%)」「おにぎり(35%)」「アイスクリーム(34%)」と続いた。
 
 次に「受験生の子供の間食で、食べさせたいと思うものは何ですか?」と聞いたところ、順位が逆転し、「フルーツ(60%)」が最も多い結果になった。以下、「おにぎり(56%)」「肉まん(48%)」「チョコレート(30%)」「もち(28%)」「ピザ(25%)」と続いた。実際に出している間食で最も多かった「スナック菓子」は「食べさせたいもの」としてはわずか15%にとどまっており、受験生の子どもを持つ母親は、間食に「スナック菓子」を多用しているようだが、本音では「フルーツ」を食べさせたいと考えているようだ。

 次に、受験生の子どもに出す「夜食」について聞いた。「受験生の子どもに夜食を作ることはありますか?」と聞いたところ、28%が「ある」と回答。その頻度としては「週に1〜2日(49%)」が最も多く、以下「週に3〜4日(25%)」「2〜3週間に1日(9%)」「週に5〜6日(8%)」と続き、「毎日」という人も7%いるようだ。

 夜食を選ぶポイントについて、最も多かったのは、「簡単に作れる(89%)」だった。「消化が良い(83%)」「体が温まる(70%)」という回答も多く、「栄養価が高い(30%)」「インスタント・レトルトではない(16%)」という答えもあった。

 子どもに作る夜食について具体的に聞くと、最も多かったのは「おにぎり(62%)」で、「手軽に食べられるから(40歳)」、「腹持ちがいいから(46歳)」などがその理由になっている。次いで「うどん(46%)」が続き、その次に「フルーツ(40%)」となっている。理由としては、「調理が楽だから(52歳)」「夜遅くに胃に負担をかけないため(41歳)」「ビタミンが摂れて、風邪予防に役立つと思うので(45歳)」などの回答が多くみられ、健康面も意識して「フルーツ」を夜食に選んでいる母親が多いことがわかった。夜食に出すことがある具体的なフルーツを複数回答で聞くと、「りんご(93%)」が最も多く、以下「みかん(71%)」「バナナ(53%)」「いちご(47%)」「キウイフルーツ(27%)」となった。

 「子どもの受験ストレスが気になることはありますか?」という質問に対して、「ある」と答えたのは66%、約7割の母親が子どもの受験ストレスが気になるようだ。具体的に気になる時としては、「テストの結果が悪い時や、勉強の成果が出ていない時(41歳)」「塾での課題量が増え、夜中までやっても終わらず、寝不足の日々が続いている時(41歳)」「受験勉強に関して、一言何か言っただけで、反発したり泣きわめいたりする時(50歳)」などの回答があった。

 同会では、ストレスが脳に及ぼす問題に対して、りんご(果汁)が効果的だとしている。記憶や学習能力など脳機能活性化のためには、神経伝達物質アセチルコリンが必須と考えられているが、りんご(果汁)を摂取することでアセチルコリンの低下を防ぐという研究結果があるのだという。この研究結果は、マサチューセッツ大学生物化学部のトーマス・シー教授がマウスの研究で確かめたもの。マウスに与えたりんごジュースの量を人に換算すると、1日当たりりんご2〜3個または、グラス2杯のりんごジュースに当たるとしている。

 同会では、これから本格化する受験シーズンに向け、「受験生のおやつにはりんごを」と推奨している。
《前田 有香》

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