保護者の半数以上が「教育費もっとかけたい」…児童英検調査

 日本英語検定協会は4月26日、児童英検を受検した児童の保護者を対象に実施した、第3回「英語をはじめとする学習に関する保護者アンケート」の結果を公表した。

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児童英検を受験させた理由は何ですか(複数回答)
  • 児童英検を受験させた理由は何ですか(複数回答)
  • 小学校での英語の授業はどのような教師が行うのが理想だと思いますか(複数回答)
  • お子さまに留学をさせたいと思いますか
  • どの国に留学させたいですか
  • 子どもの教育にかかる費用についてどう思いますか
  • 子どもの教育にかかる時間についてどう思いますか
  • 英語以外の習いごとをお子さまにさせていますか
  • どんなジャンルですか(複数回答)
 日本英語検定協会は4月26日、第3回「英語をはじめとする学習に関する保護者アンケート」の結果を公表した。

 同アンケートは、児童英検を運営する英語検定協会「児童英検課」が昨年発足させた「こどもワクワク英語プロジェクト」の一環として児童英検試験開催時に毎回実施しているもので、特に今回は4月から小学校高学年で必修化される外国語活動や学習環境などについて質問をしている。調査対象は2月6日に実施された第3回児童英検公開会場受検者(児童)の保護者で、アンケート用紙による調査を実施、有効回答数は84名。

 児童英検を受検させた理由について複数回答で答えてもらったところ、「子どもの学習の成果の目安にするため」が75.0%ともっとも多く、次いで「英検を受検する準備のため」が39.3%、「英語への興味が広がり、学習意欲が増すため」が38.1%となった。

 小学校での英語の授業はどのような教師が行うのが理想だと思うかという質問では、「英語がネイティブの外国人英語専門教師」という回答が71.4%ともっとも多く、次いで「英語力が高い日本人の英語専門教師」が35.7%となり、「担任の先生」は6.0%にとどまっている。日本人か外国人かという点では意見が分かれるものの、小学校の英語教育は英語専門教師が望ましいという傾向が伺える。

 子どもに留学をさせたいと思うかという問いでは、「はい」と答えた保護者は全体の75.0%と多数を占めた。また、留学させたいと回答した人に、どの国に留学させたいかと質問したところ、「アメリカ」33.3%、イギリス27.0%、カナダ7.9%・中国7.9%と並んだ。

 子どもの教育にかかる費用については、「もっとかけたいが今は難しい」が44.0%ともっとも多く、「もっとかけたい」と答えた7.1%と合わせると、半数以上が今以上に子どもの教育に対して費用をかけたいと考えていることがわかる。また、「今のままでよい」という回答は36.9%、「減らしたい」が3.6%、「減らしたいが今は難しい」が6.0%となっている。

 子どもの教育にかかる時間については「今のままでよい」が38.1%ともっとも多いが、「もっとかけたい」が19.0%、「もっとかけたいが今は難しい」が35.7%となっている。

 子どもの英語以外の習いごとについては、92.9%が「させている」と答えている。その内容としては「スポーツ系」が67.9%、芸術系が51.3%、勉強系(学習塾・珠算など)が51.3%となった。また、今後子どもにさせたい習い事を聞いてみたところ、「勉強系」が40.5%とトップで、次いで「文化系(茶道・書道など)が33.3%となった。

 将来のために子どもに身につけさせたいスキルは何かという質問で、特に重要だと思うものを3つ挙げてもらったところ、「コミュニケーション能力」64.3%ともっとも高く、次に「英語の語学力」58.3%となっている。
《前田 有香》

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