防災グッズの所有率は仙台がトップ・・・関東・中京でも防災意識高く

 ビデオリサーチは、8月28日、全国主要7地区で実施しているACR調査より、東日本大震災後に実施された最新結果を用いて、防災グッズの所有率をまとめた。仙台地区は7地区でトップ。関東地区と中京地区も防災グッズ所有率が高いという結果が明らかになった。

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 ビデオリサーチは、8月28日、全国主要7地区で実施しているACR調査より、東日本大震災後に実施された最新結果を用いて、防災グッズの所有率をまとめた。仙台地区は7地区でトップ。関東地区と中京地区も防災グッズ所有率が高いという結果が明らかになった。

 同調査は関東・関西・中京・福岡・札幌・仙台・広島の全国7地区の男女12~69歳が対象。調査によると仙台地区が37%でもっとも防災グッズの所有率が高い。次いで関東地区の32%、中京地区の28%と続き、関西地区は16%、福岡地区・札幌地区・広島地区は11%となった。

 仙台での所有率の高さには、やはり東日本大震災の影響が大きいようだ。震災時に多くの帰宅難民を出したり、計画停電が実施されたりした関東でも、震災の影響を体感したため防災意識が高まったと思われる。

 被災地から比較的遠い中京は、30年以上前から想定されている東海地震に備えた、日頃からの防災意識の高さがうかがえるといえる。

 昨年の東日本大震災から比較的遠い関西、福岡、札幌、広島では、所有率は低めで2割に満たない。関西では1995年に阪神・淡路大震災に遭遇しているものの、16年以上が経過して経験が風化したり、震災後新たに転入者が増えたためではないかとされている。

 今後も日本では、あらゆる地域で地震が起こり得ることが予測されている。改めて、防災への備えなど意識を高める必要がありそうだ。

 なお、総務省消防庁HPが紹介している、非常用持ち出し袋に最低限入れておいたほうがよい防災グッズは、印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水。
《勝田綾》

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