大学入試センターは11月12日、平成27年度からの大学入試センター試験における数学、理科の試作問題を公表。7月に発表されたセンター試験における変更点が問題例を通じて確認できる内容となっている。 文部科学省は、平成27年度からのセンター試験の出題教科・科目などについて検討を続けており、平成25年7月に「平成27年度大学入試センター試験出題教科・科目の出題方法等」について公表していた。その中では、数学と理科で新課程が適用されて、数学での「数学C」廃止、6科目構成への再編、各科目で扱う内容も見直しなどが発表された。理科も従来の「物理I」「物理II」から「物理基礎」「物理」になるなど、各領域の科目名称も大きく変更されている。 大学入試センターではこれらの変更に伴い、現行のセンター試験の出題科目から内容や範囲などが大きく変わった「数学I・数学A」「数学II・数学B」「物理」「化学」「生物」「地学」の6科目について、新たな内容・範囲からの問題例を公表。問題例を公表することで、センター試験の変更点や出題のイメージをつかんでほしいという。
