東大理学部、海外留学生の編入制度開始…講義はすべて英語

 東京大学理学部は10月1日、海外の大学学部課程を2年以上修めた留学生を学部3年生に直接編入させる「グローバルサイエンスコース(GSC)」を開始した。講義はすべて英語で行う。10月より化学科で7名の学生を受け入れる。

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 東京大学理学部は10月1日、海外の大学学部課程を2年以上修めた留学生を学部3年生に直接編入させる「グローバルサイエンスコース(GSC)」を開始した。講義はすべて英語で行う。10月より化学科で7名の学生を受け入れる。

 GSCは、学部後期課程に海外留学生を受け入れることにより、理学部の国際的な環境を推進し、俯瞰的科学力を備えたグローバルリーダーを育成することが目的。受入れ時期は、10月と4月の年2回。出願は、理学部ホームページ上の出願フォームより受け付ける。

 応募要件は、「海外の大学学部課程を2年以上修めていること」「最低62単位を取得していること」「理学についての基礎知識を有していること」「英語が堪能であること」の4点。書類審査により、合否判定を行う。

 編入学生には、毎月15万円の奨学金2年間支給や、民間宿舎の提供、週2回の日本語授業実施など、在学中の十分なサポートをする。学部課程卒業後は、東京大学大学院理学系研究科への進学等を見込んでいる。

 2014年度は、まず化学科で学生の受入れを開始。10月より中国の大学から6名と米国の大学から1名の計7名を受け入れる。制度開始となる今年度は限定的に実施するが、今後は徐々に広げていき、最終的には理学部全体で実施する予定という。
《工藤めぐみ》

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