大阪府、指導教材「ネットトラブル回避プログラム」作成

 大阪府は3月18日、青少年のスマートフォンやSNSなどによるトラブルを回避するための指導教材「ネットトラブル回避プログラム」を作成し、府内の小中高校に配布すると発表。ネットトラブル回避を目的とするプログラムは、全国初の取組みだという。

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 大阪府は3月18日、青少年のスマートフォンやSNSなどによるトラブルを回避するための指導教材「ネットトラブル回避プログラム」を作成し、府内の小中高校に配布すると発表。ネットトラブル回避を目的とするプログラムは、全国初の取組みだという。

 「ネットトラブル回避プログラム」は、大阪府が青少年のスマートフォンやSNSなどの利用によりトラブルに巻き込まれる事例が後を絶たないことに対応し、「大阪の子どもを守るネット対策事業」(平成26年度文部科学省委託事業)の一環として作成した指導教材。フィルタリングの普及啓発活動や青少年ネット・リテラシー向上に向けた取組みをもとに、授業等で活用できる指導案や資料、情報などを冊子とDVDに取りまとめた。

 冊子およびDVDでは、府内の小中高生を対象に実施した「スマホアンケート」調査結果や、これをもとに中高生が討論した「OSAKAスマホサミット」開催の記録、これらを活用した指導案などを紹介。また、主に教員対象に開催した「スマホ・SNSのトラブルから子どもを守る指導者研修」の資料や手引きを、授業等で使用しやすいようにポイントをまとめて紹介している。

 授業で活用できる映像としては、平成26年度にNHKで放送された「スマホ・リアル・ストーリー」とともに、小学生が陥りやすいネットトラブル5事例の映像教材、指導案、ワークシートを収録。また、デジタルアーツの協力を得て、子どもたちが直面するスマホ被害の仕組みを学ぶ「スマホにひそむ危険疑似体験アプリ」を8事例収録している。

 大阪府は、今月中に「ネットトラブル回避プログラム」を、府内すべての小学校、中学校、高等学校および支援学校等に配布するという。
《荻田和子》

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