フィルタリングとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 フィルタリングとは【ひとことで言うと】「有害なサイトへのアクセス制限を行うこと」

教育ICT 先生
フィルタリングのイメージ (c) いらすとや
  • フィルタリングのイメージ (c) いらすとや
 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆フィルタリングとは


【読み】フィルタリング
【表記】Filtering、類語:ペアレンタルコントロール
【分類】技術
【ひとことで言うと】
「有害なサイトへのアクセス制限を行うこと」
【解説】
 「フィルタリング」とは、インターネットのサイトを、“フィルター”を通して青少年が利用可能にする仕組みだ。フィルターを通すことで、出会い系・犯罪系・アダルト系などの有害サイトへのアクセスを制限することができる。

 具体的なサービスとしては「InterSafe WebFilter」「i-FILTER」「ネットバリアベーシック」などがある。またスマートフォン向けセキュリティソフトでは、不用意に危険なサイトにアクセスしないよう、フィルタリング機能を搭載しているものもある。通信事業者も、フィルタリングサービスをそれぞれ提供している。

 青少年が使うパソコンやスマートフォンにおいては、必須の機能として、総務省、電気通信事業者協会(TCA)、通信事業者などが一体となり、導入のための啓蒙活動を行っている。

 フィルタリングには、アクセスしてよいサイトだけを利用可能にする「ホワイトリスト方式」と、アクセスすべきではないサイトへのアクセスを遮断する「ブラックリスト方式」の2種類がある。保護者などにとっては、ホワイトリスト方式のほうが楽だが、そのぶん子どもの使い勝手が悪くなり、かえって“裏をかく”ような使い方を誘発する可能性もあるため、両方式併用が望ましい。

 なお、AV機器や動画配信サービスにおいて、保護者が子どもの利用制限を行う仕組みは「ペアレンタルコントロール」と呼ばれているが、これもフィルタリングの一種である。

【関連用語】ペアレンタルコントロール、レイティング
【最終更新日】2016年5月28日
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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