ノロウィルスにご注意…採った“貝”を食べるときに注意するポイント

毒のある魚介類と言えばフグが有名だが、毒を持つ貝も存在する。また、もともと毒を持っていなくても、エサによって毒化することがある。美味しそうな貝には危険が潜んでいる可能性があるのだ。今回は、自分で採取した貝を食べる際に注意すべきポイントを解説する。

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これって大丈夫!?自分で採取した貝に注意するポイント

毒のある魚介類と言えばフグが有名だが、毒を持つ貝も存在する。また、もともと毒を持っていなくても、エサによって毒化することがある。美味しそうな貝には危険が潜んでいる可能性があるのだ。今回は、自分で採取した貝を食べる際に注意すべきポイントを解説する。

1. 採取した貝の危険性

市販の貝は安全?

スーパーや鮮魚店では、アサリやアワビ、牡蠣など、様々な種類の貝が売られている。海辺の町や漁村では、都会のスーパーでは見かけないような貝に出会うこともある。海の幸をよく食べる日本人にとって貝は大切な食材だが、市販の貝はどのように安全性が保たれているのだろうか?厚生労働省によると、貝による食中毒などを防ぐために、毒性を測定したり危険性のあるものの出荷を規制したりと対策が取られている。このため、スーパーや鮮魚店などで扱っている市販の食用貝の危険性はほとんどないと言えるだろう。

採集した貝は危険!

貝の中には、毒を持つものがある。そのため、むやみに市販のもの以外に手を出すのは危険だ。漁業に携わっている人以外は市販の貝以外を食べる機会はあまりないかもしれないが、だからと言って無関係ではない。実際に、潮干狩りで採集したアサリから規制値を超える麻痺性貝毒が検出されたケースもあるのだ。海辺の道端や海岸などで売られている美味しそうな貝や海外のマーケットなどで売られている珍しい貝が気になっても、安易に購入するのは控えた方が良いかもしれない。

2. ツブ貝・キンシバイ貝に要注意!

ツブ貝の危険性

ツブ貝は寿司のネタやおつまみとして一般的に食べられている貝だが、どのような危険があるのだろうか?ツブ貝の唾液腺には"テトラミン"と呼ばれる貝毒が含まれていることがあり、この毒によって神経性食中毒を起こすことがある。この貝毒の特徴は、加熱しても死滅しないこと。そのため、加熱調理をしたからと言って安全ではないのだ。毒を取り除くには唾液腺を除去する必要がある。この処理をする前に煮たり茹でたりした場合には、毒が煮汁や水に溶け出している可能性があるため、破棄すること。

キンシバイ貝の危険性

キンシバイ貝とは本州中部より南の潮間帯に見られる貝で、水深20mほどの泥っぽい砂地に生息する。貝の大きさは3cm〜4cmほどで、色は全体的に薄茶色、金色の細い線が入っている。キンシバイ貝はフグと同様の毒をもつことがあり、食中毒による手足の痺れだけでなく、死に至ることもある。もちろん一般には流通しないが、長崎県や熊本県などでは食中毒の事例がある。釣りや海水浴の際にキンシバイ貝を見つけても、絶対に採集しないこと。キンシバイ貝に限らず、安全性の不明な貝などには気をつけよう。

3. アサリやホタテも!?身近な貝も危ない?

二枚貝の危険性

ツブ貝とキンシバイ貝の危険性について解説したが、家庭の食卓に上がるような身近な貝の中にも危険はある。二枚の貝殻があることから"二枚貝"と呼ばれるアサリ、アカガイ、牡蠣、ホタテ、ムラサキガイなどは、有毒プランクトンを食べて毒化することがあるのだ。毒化した貝類は規制により市販されることはないが、潮干狩りや海水浴の際などに自己責任で採集した貝は規制の対象外であり、十分な注意が必要である。貝の毒は加熱しても死滅しないため、高温で調理すれば安全ということは一切ないので注意しよう。

貝による食中毒

貝毒にも種類があり、日本では"麻痺性貝毒"や"下痢性貝毒"が見られる。
麻痺性貝毒
  • 潜伏期間は食後30分以内
  • 唇周辺がまず痺れ、その後首から全身が痺れる。ひどいケースでは麻痺となり、言語障害や呼吸困難が起こり死に至ることも
  • 治療法なし。12時間ほどで回復に向かい、回復後の後遺症はなし
  • アサリ、アカガイ、牡蠣、ホタテなど

下痢性貝毒

  • 潜伏期間は食後30分〜4時間
  • 下痢、吐き気、腹痛、嘔吐などの症状が見られる
  • 3日以内に回復に向かう
  • ムラサキガイ、ホタテなど

結論

市販以外の貝の危険性について解説した。貝と言えば、毎年流行する"ノロウイルス"を思い浮かべる人も多いだろう。ノロウイルスは牡蠣によって引き起こされるケースが多い。貝を安全に食べるには、まず市販のもの選ぶこと、そしてよく加熱することが大切だ。海で採集した貝がどんなに美味しそうに見えても、危険が潜んでいる可能性をお忘れなく。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

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《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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