ウィンナーにフランクフルト、違いは?種類と選び方

 お弁当に便利な「ウィンナー」、屋台で売っている「フランクフルト」、これらの違いは?実はよくわかっていないかも…というお父さんも多いのではないだろうか。実は、これらはすべて「ソーセージ」の一種だ。

生活・健康 オリーブオイルをひとまわし
まずはおさえておきたい!ソーセージ・ウィンナーの種類と選び方
  • まずはおさえておきたい!ソーセージ・ウィンナーの種類と選び方

オリジナルサイトで読む >

まずはおさえておきたい!ソーセージ・ウィンナーの種類と選び方

お弁当に便利な「ウィンナー」、屋台で売っている「フランクフルト」、これらの違いは?実はよく分かっていないかも…というお父さんも多いのではないだろうか。これらはすべて「ソーセージ」の一種で、「ソーセージ」とは、ひき肉に塩やスパイスで味を付けて腸詰めし、茹でたり燻製したりしたものの総称。その多彩な種類や選び方を紐解いてみたい。

1. ソーセージの種類

ソーセージの発祥地は約5000年前のメソポタミア、または約3000年~3500年前のエジプトやギリシアといわれている。紀元前8世紀に書かれたホメロスの叙事詩「オデュッセイア」にはソーセージが兵士の携行食として登場し、古代ローマでは肉屋のソーセージが人気を集めたという記録もある。ただし、製法が定着したのは11世紀以降。十字軍遠征の際にキリスト教の騎士たちがイスラム世界でインド伝来のスパイスに出会い、ヨーロッパへもたらしたことがきっかけだ。スパイスのおかげでソーセージの保存性がぐんと高まり、種類もどんどん増え、今ではなんと数千種類に。

ソーセージの製法において欠かせないものといえば、肉を詰めるための腸。昔ながらの天然の腸も使われているが、日本では天然の腸はほぼ輸入品で、人工の腸(コラーゲン、セルロース由来の薄い膜)も多く使われている。そこで、JAS(日本農林規格)では、腸の種類と太さを併記し次のように分類している。

◆ウィンナー 羊の腸 or 20未満
◆フランクフルト 豚の腸 or 20~36未満
◆ボロニアソーセージ 牛の腸 or 36以上

ちなみに乾燥させたソーセージはドライソーセージもしくはセミドライソーセージといわれ、水分量によって名称が違う。
◆カルパス 水分量55%以下
◆サラミ 水分量35%以下

2. 特産地と旬

ポイント1で紹介した分類の3つの名称は、じつは地名に由来していて、製法にも違いがある。

  • ウィンナー(発祥地:オーストリアのウィーン)/牛肉・豚肉を羊腸に詰める。細めだが、天然の羊腸のものは皮がパリッと弾ける食感が魅力。日本ではこのタイプの人気が高い。
  • フランクフルト(発祥地:ドイツのフランクフルト)/豚肉を豚腸に詰める。食べごたえのある太さで1本でもかなりの満足感が得られる。日本では多くが人工腸で作られている。
  • ボロニアソーセージ(発祥地:イタリアのボローニャ)/牛肉・豚肉を牛腸に詰める。イタリア語では「モルタデッラ」。柔らかでなめらかな舌触りで、薄めにスライスしてそのまま食べたり、軽くソテーしたりしても美味しい。
ちなみにウィンナーは、19世紀初めにドイツのフランクフルトからウィーンに来た職人が、豚肉のフランクルトに牛肉を混ぜて細めに製造したところ、これがドイツにも広まり、ウィーン風なので「ウィンナー」〔ドイツ語でヴィエナー(ウィーン風)ヴルスト(ソーセージ)ヒェン(小さい)〕と呼ばれるようになった。ただし、ウィーンではその逆で、ウィンナーではなく「フランクフルター」と呼ばれている。

ソーセージの本場といえばやはりドイツだが、なんと1500以上もの種類があるといわれている。その他、世界の代表的なソーセージを紹介しよう。
  • ブーダン・ノワール(フランス)/豚の血や背脂を加えるので、黒色に仕上がる。
  • チョリソー(スペイン)/パプリカを加えるので赤い色をしている。メキシコでは唐辛子を加えるのでスパイシーな味わいになる。
  • サルシッチャ(イタリア)/豚肉、または豚肉と牛肉に、塩やスパイス、ハーブを加えて仕上げ、生のまま、または焼いて食べる。ちぎって炒め物や煮込み料理の味付けとしても使える。

ちなみに、日本にソーセージが伝わったのは明治時代の初期のこと。その後、第一次世界大戦で日本の捕虜となったドイツ人が本格的な製法を伝えてくれたという。彼らが日本の老舗メーカーの礎を築き、今もその伝統が受け継がれているのだ。

3. 安全安心なソーセージの選び方

ソーセージには保存性や味の安定、発色のために様々な添加物が使われることが多い。体のためにはなるべく無添加のものを選びたいが、一般のスーパーマーケットなどではあまりお目にかかれない。ただし、「無塩せき」という表示がある場合なら、発色剤は使われていないので店頭でぜひ表示チェックを。もし無添加のソーセージや生ソーセージが手に入ったら、まずはシンプルに茹でて旨味をダイレクトに味わおう。
さらに、ソーセージの旨味を出汁にして、キャベツ、玉ねぎ、プチトマトなどと煮込み、ポトフ風スープにするのもオススメ。味付けはオリーブオイル、塩、胡椒、粉チーズなどで軽く調整するだけでOK。火の通りやすい野菜ばかりなので短時間ででき、無添加ソーセージならではの滋味を味わえる。

結論

ソーセージの語源はラテン語「salsus」で、「塩漬け」という意味がある。太古の人類が命をつなぐために、狩りをして肉類を塩漬けし、少しでも長く保存させようとした歴史が世界の様々なソーセージから感じられてくる。好みのスパイスやハーブを使って、子供と一緒に手作りソーセージに挑戦してみても楽しいだろう。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

まずはおさえておきたい!ソーセージ・ウィンナーの種類と選び方

《オリーブオイルをひとまわし編集部》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)