「減塩」ブーム、意外と知らない塩の摂取量や栄養とは

 少し前から「減塩」がブームになっており、減塩するためのレシピや「減塩味噌」「減塩醤油」など減塩を全面に打ち出した商品も増えている。しかし、塩は私たちの身体にとって欠かすことのできない食材のひとつだ。

生活・健康 オリーブオイルをひとまわし
日々欠かせない!意外と知らない塩の摂取量や栄養とは
  • 日々欠かせない!意外と知らない塩の摂取量や栄養とは

オリジナルサイトで読む >

日々欠かせない!意外と知らない塩の摂取量や栄養とは

少し前から「減塩」がブームになっており、減塩するためのレシピや「減塩味噌」「減塩醤油」など減塩を全面に打ち出した商品も増えている。しかし、塩は私たちの身体にとって欠かすことのできない食材のひとつだ。そこで今回は、塩の栄養や必要な摂取量、また塩が足りない場合にどうなるかについて、学んでみよう。

1. 塩の栄養

塩の主な成分は塩化ナトリウムであるが、天然塩や自然塩にはこの他にも多くのミネラル分が含まれている。

現在多く流通している精製塩は、イオン交換膜製塩法と呼ばれる方法で作られている。製造する過程で海水から不純物が取り除かれているため、カルシウムやカリウム、マグネシウムといった塩化ナトリウム以外のミネラル分はほとんど含まれていない。

それに対して様々なミネラル分を多く含む天然塩や自然塩は、未加熱処理の塩のことを指す。生産地や精製工程、加工方法などによって、独特の味や風味がある。海洋汚染や製造工程の手間の問題などから近年まではあまり生産されていなかったが、1997年に法令が改正され、現在は全国各地で独自の塩づくりが行われている。

2. 塩の摂取量の目安

私たちの身体の中に流れている血液や体液には塩分が含まれており、塩分を摂取することは生きていく上で欠かせない。しかし、塩分を摂りすぎてしまうと高血圧や腎臓の疾患にもつながってしまう。特に和食では、食塩の他に塩分濃度の高い醤油や味噌なども多く使うため、知らない間に塩分を過剰摂取してしまう傾向がある。

塩分の1日あたりの目標摂取量は、厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」によれば、「成人男性は8.0g未満、成人女性は7.0g未満」と定められている。ただしこれは上限値であり、実際に健康維持に必要な塩分は1日あたり1.5gとも言われている。

一方で、平成27年度の国民健康・栄養調査によれば、日本人の1日あたりの食塩の平均摂取量は男性が11.0g、女性が9.2gで全体では10.0gとなっている。これは、目標摂取量を大きく上回る数値だ。

つまり、目標値と現状の摂取量から、男女ともに約2~3gの減塩が必要ということになる。こうした流れを受けて昨今の減塩ブームが起きているという訳だ。

例えば、減塩の工夫としては「麺類などの汁は残す」「出汁をしっかり取って調味料を減らす」「野菜は何も付けずに食べる」「加工品や外食は塩分量を確認する」「減塩商品を活用する」「香辛料や薬味などを増やす」「新鮮な食材を使う」などが挙げられる。

また、塩分を体外に排出する働きがあるカリウムを摂取するのもいい方法だ。カリウムは生の果物に多く含まれている。例えば「食後にりんごを一切れ食べる」と言った習慣を実践すれば、無理なくカリウムを摂取することができる。

3. 塩が足りないとどうなる?

減塩のために、様々な工夫をしている方もいるだろう。しかし塩の摂取量が足りないと、身体に異常が出てしまうこともある。

  • 細胞が正常に保てない...体内の血液や体液などのバランスが崩れてしまい、循環不全、血圧低下、脱水症状などが出やすくなる。新陳代謝が悪くなり、肌の状態なども悪化する。
  • 神経や筋肉の働きが衰える...塩の成分であるナトリウムイオンは、私たちが身体を動かす時に脳からの命令を神経細胞に届ける働きをしている。塩が不足すると、この伝達がうまくできなくなり体調不良などが起きやすいと言われている。
  • 食欲や味覚の変化...適度な量の塩分は味覚を正常に保ち、食欲を増進させる。塩が不足すると、味覚が鈍くなり食欲が減退したり、体力が衰えたりすると言われている。

結論

減塩ブームに押されて何かと悪者にされがちな塩だが、適量の塩分は私たちが健康を保つ上で欠かせないものであることが分かった。まずは自身の食生活をチェックして、塩をどのくらい摂取しているのか確認してみてはいかがだろうか。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

日々欠かせない!意外と知らない塩の摂取量や栄養とは

《オリーブオイルをひとまわし編集部》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)