有田焼・備前焼…日本の「器」を学ぶ

 料理をするようになると興味が沸くのが、器。有田焼、備前焼、小鹿田焼き、やちむん…日本には数多く、陶磁器の生産地が存在する。今回は、特に有名な焼き物の街や陶磁器の基本を読み解きながら、基礎を学んでいこう。

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知っていると料理が好きになる!日本の器を学ぶ

料理をするようになると興味が沸くのが、器。有田焼、備前焼、小鹿田焼き、やちむん…日本には数多く、陶磁器の生産地が存在する。今回は、特に有名な焼き物の街や陶磁器の基本を読み解きながら、基礎を学んでいこう。

1. 焼き物とは

焼物の分類

普段、私達が使っている焼物の器は、陶器と磁器に分類される。海外では、焼物と一括りにされることもある。それぞれ、原材料、硬さ、焼成温度、透光性、吸水性、打音、取り扱い方が異なる。基本の3つをまずは覚えよう。

陶器

陶器の素材は、陶土と呼ばれる粘土。低めの温度で焼くため、柔らかで、磁気や炉器より割れやすい性質がある。焼くことで縮むことはなく、吸水性がある。光を通すことはなく、指で打つとコンっと鈍い音がする。色味は土によって多彩で、ニュアンスがあり、温かみのある印象だ。ちなみに電子レンジや食洗機は、使えないものがほとんど。

磁器

磁器の素材は、長石を主とするガラス質を含む石を粉砕したもの。陶器よりも高い温度で焼き上げられる。素地はほぼ白く、透明感があるので、洗練された印象。絵付や色絵の発色がいい。吸水性がないので、汚れがつきにくく、扱いやすい。洋食器にも多く、ボーンチャイナなども磁器の一種。指で打つと半ガラス化しているため、キンと高い音がする。電子レンジや食洗機に使える物がほとんどだ。

炉器

読み方はせっき。こちらは陶器と磁器の中間のような存在で、素地は吸水性がなく、不透光性。陶器特有のやわらかな雰囲気と磁器の強度を併せ持つ、使い勝手のいいものが多い。指で叩くと濁った音がする。

2. 陶磁器の有名産地

六古窯

日本の陶磁器のルーツは、土器にある。縄文時代から続く、日本古来の技術を現在でも継承している6つの産地のことを「日本六古窯」(にほんろっこよう)と呼ぶ。日本生まれ、日本育ちの焼物産地だ。具体的には愛知県の瀬戸焼、常滑焼、福井県の越前焼、滋賀県の信楽焼、兵庫県の丹波焼、岡山県の備前焼の6つ。

そのほか有名産地

そのほかにも各地に陶器の産地は多く存在している。なかでも有名なのが、栃木の益子焼、石川県の九谷焼、岐阜県の美濃焼、京都の清水焼、三重県の伊賀焼、島根の出西焼、佐賀県の唐津焼、有田焼などがある。どれも一度は耳にしたことがあるのではないだろうか?

近頃人気の焼き物産地

近頃、人気を集めているのは、現代の暮らしに馴染みやすいどこかモダンな器の多い産地。長崎県の波佐見焼や福岡県の小石原焼、大分県の小鹿田焼、愛媛県の砥部焼、沖縄県のやちむんなどがある。それぞれの特徴を調べ、直感で好きというものをまずは一つ買って、使ってみるといいだろう。

3. 陶磁器のお手入れ

まずは水を通す

陶器は吸水性があるので、使い始めにしっかりと水に浸すことが重要。これを目止めという。目止めを省くと油や醤油が染みて、シミになってしまうケースがあるのだ。米のとぎ汁を入れた鍋で、弱火で15分ほど煮沸するのが理想的。ぬめりを洗い流し、柔らかなふきんの上で自然乾燥させよう。ただ、磁気や炉器、陶器でも目止めの必要ない場合もある。取扱説明書をよく読み、対応しよう。また使うとき、その都度水にくぐらせ、ふきんなどで拭いてから使うと汚れや臭いがつきにくい。

使い終わったら

普段のスポンジと洗剤で洗ってももちろんOKだが、その際、油汚れをしっかりと布などで拭き取ってから洗うといいだろう。アクリルたわしなら、洗剤なしでもきれいに洗うことができる。洗ったら、カビが生えないようしっかり乾燥させてからしまうこと。

結論

奥深い日本の器。同じ窯であっても焼き方、技法が一つ違えば、その表情は一変する。器の作られてきた背景に思いを馳せながら、窯元を訪ねてみるのも面白い。まずは、お気に入りを一つ探してみてはいかがだろう。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

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