漱石は甘党?あの伝統の洋食を文豪も食べていた?名物料理の数々

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あの文豪も食べていた!?名物料理の数々とは
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あの文豪も食べていた!?名物料理の数々とは

明治、大正と次々に名作文学を世に送り出した作家たち、いわゆる「文豪」。文明開化や洋食がブームと重なる為か、それとも職業柄か、文豪にはとにかくグルメが付きものだ。文豪が愛したメニューを擁した名店は未だに数多く残っている。誰が何を好んで食べたのか、それもまた興味深い史実である。

1. 不思議な食の好み

近年に至るまで外食通の文豪が愛した店はたくさんあるが、そもそも食の好みが偏っていた文豪もいる。そんな個性的な作家をご紹介しよう。

最後は葡萄酒、夏目漱石

アイスクリームにビスケット。和菓子も大好きで、おしるこや羊羹に目がない。そんな甘党文豪、実は夏目漱石のことだ。胃が悪かった彼の為に妻が羊羹を隠したが、戸棚を必死で探す漱石をかわいそうに思った娘が羊羹の在処を教えたとか。まるで親子逆転である。息を引き取る寸前に口にしたのはひと匙の葡萄酒だった。

虫も殺さぬ性格が食欲に負ける?太宰治

太宰治といえば独特の退廃的な文調、自殺未遂6回、恋多き繊細な神経の作家だ。しかし実は太宰は大食漢の大男で、当時としては異例の175cmの長身を誇り、とにかく食い意地が張っていたと言う。優しすぎて虫も殺さぬ性格の太宰だが、鶏を食いたさに、たびたび丸ごと一羽を自らしめて解体していたというから驚きである。

2. 日本人ならやはり和食!

それでは作品の中にも登場する、老舗の和食店を紹介しよう。
文豪たちは何を考えながら食事していたのだろうか?

鰻の老舗「竹葉亭」

銀座で1866年創業の鰻料理の名店で、秘伝のタレは100年以上注ぎ足されている。夏目漱石、泉鏡花、永井荷風の作品にしばしば登場することでも有名だ。

鳥料理の名店「未げん」

明治時代から鳥割烹、鳥料理で有名になったこの店は、三島由紀夫の大のお気に入りだ。三島が自決する前日に最後の晩餐で鳥鍋を食べたという。更に、元総理大臣原敬や六代目菊五郎などの著名人も好んだ店である。

池袋の怪人!江戸川乱歩が愛した「三原堂」

池袋にある小さな和菓子の名店は、怪奇小説の名手江戸川乱歩が愛した店だ。今も乱歩にちなんだ菓子があるし、最も好んだというシンプルな薯蕷(じょうよ)饅頭は当時と変わらぬ人気である。

3. 文豪が愛した洋食

ハイカラな洋食は小説に花を添える名脇役。
現実世界のご贔屓そのまま、作中にもしばしば登場するようだ。

絶対外せない!「精養軒」

明治9年に創業した上野の精養軒は、フランス料理の草分けだ。上田敏、与謝野鉄幹、夏目漱石、森鴎外、二葉亭四迷と挙げれば所縁のある文豪はキリがない。ビフテキ、カツレツなど肉料理はお手の物だった。

伝統の洋食「資生堂パーラー」

戦前のハイカラ好きを虜にした、今も昔も格式高い銀座資生堂パーラー。チキンライス、ミートクロケット、オムレツと定番ながらも他の追随を許さない品と伝統が息づいている。近年では池波正太郎が通い詰めたことでも有名で、他に永井荷風、谷崎純一郎などが特に愛していた。作中に出て来る作家としては太宰治、川端康成、三島由紀夫などが挙げられる。

結論

文豪とグルメは切っても切れない関係だ。大酒飲みの伝説がある文豪もいるし、総じて健啖家が多いようである。
強面の硬い文体の作家が実は甘党だったり、贅沢好きかと思えば駄菓子を好んだり。もし書籍を読む機会があれば、作中に出て来る料理や店に注目してみよう。新たな魅力が発見出来るかもしれない。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

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《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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