実は避けたい「Can you eat ○○?」国際的な会食のヒント

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「~は食べられる?」外国人との会食でしてしまいがちなミスを無くそう。
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「~は食べられる?」外国人との会食でしてしまいがちなミスを無くそう。

日本人が外国人と会食をする際、事前に知っておきたいポイントがいくつかある。テーブルマナーや作法の事ではない。今回はついつい日本人がうっかりしてしまいがちなある会話のフレーズや、食習慣の違いならではの注意点について紹介しよう。

1. 「Can you ~?」に注意

納豆・梅干し・刺身など、日本独自のもので外国人が苦手だとよく聞く食べ物は多い。それらを確認する際「○○は食べられるか?」という意味合いで「Can you eat ○○?」と聞いてしまうと、好意が裏目に出てしまうことがある。日本語が母国語の者同士の場合は、「○○は食べられるか?」という質問の意図は、「質問した側が相手の好き嫌いを確認しようとしている」ということが質問側にも伝わることだろう。しかし「Can you eat ○○?」の場合、相手に聞いているのは好き嫌い関係なく"食べられるのか、食べられないのか"ということである。そのため、相手が「Yes.」と答えた場合でも"無理すれば食べられる物・苦手だが食べられる物"であることが有り得てしまうのだ。このような行き違いを防ぐ為には「Do you like ○○?」=「○○は好き?」や「Would you like ○○?」=「○○はどう?いかがですか?」と質問するようにしよう。

また箸を使えるかどうか、正座できるかどうかという質問も、失礼だと思われてしまうことがある。最近では箸を使う外国人も多く、箸の使い方をやたらと褒められても反応に困ったり、馬鹿にされている気がしてしまうという人も少なくない。そのように感じるのは、日本での滞在が長い外国人だけではないようだ。日本に来たばかりの外国人や来たことのない外国人でも「出来ないだろう?」と見下されているように感じてしまうことがあるらしい。だが正座が苦手な外国人は確かに多い。どうしても座敷しか用意できなかった時は、椅子がない場所だが大丈夫かどうかや畳に座る店だが大丈夫かどうか、というニュアンスで質問するようにしよう。

2. 食べられない理由は好き嫌いだけじゃない

外国人との会食にあたり、嫌いな食べ物以外にも食事制限があるかどうかを確認しておくべき事がある。日本人同士で気にする食事制限といえば、健康管理のための制限やアレルギーくらいであることがほとんどだが、外国人との会食となると宗教上の制限も考えなければならない。またベジタリアンやビーガンも日本よりずっと多い。まずはベジタリアン・ビーガンについて簡単に説明しよう。

  • ベジタリアン(vegetarian)...肉や魚を食べない菜食主義者のこと。乳製品と卵は食べられるラクト・オボ・ベジタリアン(Lacto-ovo-vegetarian)、乳製品は食べられるラクト・ベジタリアン(Lacto-vegetarian)、卵は食べられるオボ・ベジタリアン(Ovo-vegetarian)などの区分がある。Lactoはラテン語で乳製品、ovoは卵のこと。国際的に基本とされているベジタリアンは、ラクト・オボ・ベジタリアン。
  • ビーガン(vegan)...より厳格なベジタリアンで、卵・乳製品・蜂蜜など、動物が関わった食品は一切食べない。

中には、根菜類や香味野菜を避けるベジタリアンやビーガンもいるので覚えておこう。また、幅広く人気の豆腐料理や野菜の天ぷら等なら植物性で大丈夫だと思っていると、出汁や天つゆに使っている削り節や魚介類がネックになってしまうことがあるので注意が必要だ。ゼラチン・ラード・ヘッド・肉エキスといったものも、豚や牛由来なので気を付けよう。最近はベジタリアンやビーガン用のメニューを用意した料亭なども増えてきている。

3. 宗教上食べられない物はどんな物?

  • イスラム教徒...イスラム教徒(ムスリム(Muslim))は、豚肉を食べない。豚肉以外の肉を食べる場合でも、本来は「ハラル認証済み(Halal ertified)」の物を選ぶべきとされている。ハラルというのはアラビア語で「許されたもの」という意味で、対義語である「禁じられている」とは「ハラム」という。ハラルな食品は野菜・果物・魚・卵・牛乳・イスラムの方法にのっとって処理された食肉やその加工品、ハラムな食品には豚・犬・死んだ動物の肉・イスラムの方法で処理されなかった食肉や加工品・血液・酒・かぎづめのある動物が含まれている。
  • ユダヤ教徒...食べられるものを「コーシェル(またはカシェル)」と呼ぶ。豚肉や猛禽類、死肉を食べる鳥もNG。ヒレ・鱗のない魚介類(鰻・貝類・海老・イカ・蛸の類)や、漬物も避けた方が良い。肉と乳製品を一緒に食べる事も良くない。厳格なユダヤ教徒は、異教徒が開栓したり製造に関わったワインを飲まない。
  • ヒンズー教徒...牛肉はタブー、豚肉もあまり食べない。魚介類全般・卵・生物・ニンニク・ニラ・らっきょう・浅葱・玉葱も避ける。カーストによって制限が異なる場合もある。
  • モルモン教徒...酒類や、コーヒー・紅茶・お茶などカフェインを含むものを飲まない。肉は原則食べず、食べても控えめ。
  • 厳格な仏教徒...肉全般・魚介類・ニンニク・ニラ・らっきょう・浅葱・玉葱を避ける場合がある。

上記は国や地域・宗派や個人によって異なる場合もある。また世界中には様々な宗教・宗派があり、上記に当てはまらない場合やその他の宗教である場合も考えられるので覚えておこう。だし素材・ゼラチン・ラード・ヘッド・肉エキス以外にも、みりんや料理酒といった隠れアルコールにも注意。

結論

日本は諸外国に比べ、食に関する規律や宗教の数自体も少ない。その為か店選びでそういったポイントを見落としがちではないだろうか。アレルギーや健康管理のための食事制限なども含めて確認し、店や料理が対応しているかをしっかりチェックした上でもてなせば、より喜ばれるし安心である。

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投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

「~は食べられる?」外国人との会食でしてしまいがちなミスを無くそう。

《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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