白or青、ネギと言えば?答えでわかる地域の差

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関東は白ネギ、関西は青ネギ!主流が異なる謎に迫る
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関東は白ネギ、関西は青ネギ!主流が異なる謎に迫る

「ネギ」と聞けば皆さんはどのようなものを思い浮かべるだろうか?実はネギに関しては、地域ごとに連想するものが異なるようだ。今回は、それぞれの土地で食べられているネギについて詳しく解説する。

1. 関東は白ネギ

日本全国で見ると、ネギの分布は東西で大きくわかれる。関東以北で主に食べられているのは白ネギ。成長時に土の中で成長する茎部分が白いことからそう呼ばれている。

関東で白ネギが食べられているのには地理的な理由がある。白ネギは別名「根深ネギ」と呼ばれ、根を地中に深く張るのが特徴だ。その点、関東平野を覆う赤土の関東ローム層は土が柔らかいので、白ネギが根を張りやすい。土よせもしやすいので食用の白い部分を長くするのも簡単で、栽培地として非常に適している。

また、冬の関東平野には強い空っ風が吹くので、地上で成長する青い葉ネギは倒れてしまう危険がある。青ネギよりも白ネギの方が断然栽培しやすいのだ。

関東で白ネギが食べられているのは、関東人の好みというよりは、栽培条件に適っていたからというのが実際のところだろう。

■白ネギの種類

白ネギの種類は大きく分けると「加賀群」と「千住群」の2つがある。加賀群は群馬の「下仁田ねぎ」、長野の「松本一本ねぎ」、北海道の「札幌一本ねぎ」などがある。また、千住群には埼玉の「深谷ねぎ」などがあり、それぞれ茎の白い部分を中心に食べる。

■白ネギの特徴

ネギ独自の辛味や香りは、硫化アリルという物質によって作られる。硫化アリルには消化促進や食欲増進、体温上昇などを助ける働きがあるとされ、白ネギの白い部分に多く含まれている。

2. 関西は青ネギ

関東では白ネギが主流であるのに対し、関西では青ネギが主流だ。関西の土は花崗岩質で、作物が深く根を張りにくく、白ネギの栽培には適さない。しかし、青ネギは根が浅いので関西では栽培しやすい。

■青ネギの種類

青ネギの種類には、九条群の京都の「九条ねぎ」、福岡の「博多万能ねぎ」、高知の「やっこねぎ」などがある。いずれも白い部分は少なく、青い部分が料理に使われる。

■青ネギの特徴

青ネギは葉の部分が多く、地上で太陽の恵みを受けて成長する。そのためカルシウムやビタミンが豊富に含まれる点が特徴的だ。薬味として使われることが多く、うどんやみそ汁、たこ焼き、お好み焼きなどに多用される。

3. 白ネギと青ネギの境界線

もともとネギは奈良時代に中国大陸から伝わってきた。中国では東北部、華北で白ネギが栽培され、東南アジアに近い華南、華中では青ネギが栽培されていた。その中間部では白ネギと青ネギの中間種が栽培され、それぞれ順次日本にもたらされた。

その結果、寒冷な関東以北では白ネギ、温暖な関西~九州には青ネギ、またその境界線となる愛知県には、白ネギと青ネギの中間種である、白青半々の越津ねぎなどが定着した。

ちなみに、「駅そば」の薬味のネギは、静岡の熱海駅と三島駅が境界線になっているようだ。関東よりの熱海駅では白ネギだが、三島駅に行くと青ネギがのっているとのこと。

普通のそばやうどんを見ても、岐阜県の関ケ原あたりで青ネギ、白ネギの使用率がちょうど半々位とのこと。名古屋のきしめん店でも同様の傾向が見られるので、白ネギ、青ネギの境目は中部圏ということで間違いないだろう。

結論

日本各地で食べられるネギは地域によって種類が異なる。関東以北の東日本では白ネギ、関西を中心とした西日本では青ネギが主流だ。白ネギと青ネギの中間点は中部地方。岐阜、愛知、静岡では白ネギと青ネギが両方使われている。しかし、近年の流通システムに伴い、現在は全国どこでもいろいろなネギが食べられるようになってきた。関東で青ネギ、関西で白ネギが日常的に食べられる日は近いかもしれない。

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投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

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《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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