日本の食品ロスは東京ドーム5杯分、家庭でできる工夫とは

 食品ロス(フードロス)とは、「食べられるのに捨てられている食品」のこと。環境省および農林水産省の推計によると、日本の食品ロスは年間621万トンにおよぶという。今回は、食品ロスを減らすために家庭でできる工夫などを紹介する。

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今知っておきたい「食品ロス(フードロス・食品廃棄)」のこと
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今知っておきたい「食品ロス(フードロス・食品廃棄)」のこと

食品ロス(フードロス)とは、「食べられるのに捨てられている食品」のこと。環境省および農林水産省の推計によると、日本の食品ロスは年間621万トン。これは国連WFPが世界中の飢餓に苦しむ人々に届けた食料援助量のおよそ2倍にあたり、東京ドーム5杯分にもなるとか。うち399万トンは食品関連事業者によるものだが、残りの282万トンは家庭から出るもの。ちょっと堅い話になるが、今回は、こうした食品ロスを減らすために行われている取り組みや、各家庭でできる工夫について紹介しよう。※データ元 国連WFP「数字で見る国連WFP 2014」 農林水産省「食品廃棄物等の利用状況等(平成26年度推計)」

1. 関係府省庁、NPO、民間企業等による取り組み

■6府省庁による「食品ロス削減国民運動(NO FOODLOSS PROJECT)」

農林水産省、環境省、内閣府、文部科学省、経済産業省、環境省が連携。無駄な廃棄を増やす日本特有の商習慣の見直し、食育・環境教育の推進、またフードバンク活動を担うNPO法人やフードレスキューに積極的な企業への支援等を行っている。

■NPO法人等による「フードバンク活動」

包装の印字ミス、規格外品、賞味期限が近い、といった理由で食品衛生上問題がないのに販売が難しい食品を農家やメーカー等から引き取り、福祉施設や生活困窮者等へ無償提供するボランティア活動を行っている。北海道から沖縄まで約40の団体が活動中。

■民間の「フードシェアリングサービス」

予約のキャンセル等によって生じた飲食店・惣菜店の余剰品と、それが欲しいユーザーとをマッチングさせるWEBサービスや、企業が季節もの・賞味期限の迫った商品を協賛価格で提供し、ユーザーは欲しいものを格安に手に入れられる上、商品ごとに設定されている金額を社会活動団体に寄付することができる通販サイトなどがある。

2. 食品ロスを減らすために家庭でできること

■食材は食べる分だけ買って使い切る

まずは買い物の前に在庫を確認、食べきれる分を考えて買い、調理する。食材や作った料理の上手な保存方法、また1つの食材を飽きずに食べきるためのレシピ等については、このサイト「オリーブオイルをひとまわし」を大いに参考にしてほしい。

■消費期限と賞味期限の違いを理解しよう

「消費期限」とは「食べても安全な期限」である。この日以降は品質や安全性に問題が生じるため、期限内に食べきること。それに対し「賞味期限」は「美味しく食べられる期限」なので、この日を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない。

■定期的に冷蔵庫や食品ストッカーのチェックを

例えば月に一度、「家にある食材だけで作るサルベージパーティ」を実施。冷凍庫の肉や冷蔵庫の残り野菜、食品ストッカーで賞味期限が近づいている乾物などを救助し、家族みんなで献立を考える。食育を兼ね、ゲーム感覚で食品ロス対策を楽しもう。

結論

家庭での食品ロスを減らせば、社会にも環境にも家計にもメリットがある。また家族で外食する際も、食べ残しをできるだけ少なくすれば食品ロスの削減に貢献できる。注文時にボリュームを確認し、「食べきれないかも」と思ったら少なめをオーダー、セットメニューの中に食べられないものがあればあらかじめ抜いてもらうなど、できることから始めよう。

「ドギーバッグ」で食品廃棄削減へ!持ち帰り厳禁だったフランス料理にも変化が投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:
管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

今知っておきたい「食品ロス(フードロス・食品廃棄)」のこと

《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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