未来の教室とは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 未来の教室とは、ひとことで言うと「EdTech等による新たな教育プログラム開発のための経済産業省の実証事業、もしくはそれにより実現を目指す学びの場」。

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未来の教室とは【ひとことで言うと?教育ICT用語】
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 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。わからない用語があったときに役立てていただきたい。

未来の教室とは



【読み】みらいのきょうしつ
【表記】未来の教室
【分類】その他
【ひとことで言うと】
「EdTech等による新たな教育プログラム開発等を目的とした経済産業省の実証事業、もしくはそれによる実現を目指す学びの場」
【解説】
 ICTの発達、AIの出現等により、日本社会は「第四次産業革命」を迎えつつある。これからの社会では、AIに使われるのではなく、AIを使う側の人材、能力が必要となり、そうした人材育成のための教育が求められ、テクノロジーを生かした能力開発技法「EdTech(エドテック:EducationとTechnologyを組み合わせた造語)」が注目されている。

 経済産業省は、新しい学びの社会システム「未来の教室」実現のため、EdTechの活用等による、新たな教育プログラムの開発等に向けた実証事業を開始。2018年7月に本格的にスタートした。

 「未来の教室」実証事業では、成功例の創出、開発・運営のための課題を抽出し、解決の方向性を見出すことを目的に、a類型「『未来の教室』創出を目的とした実証事業」、b類型「『現実の社会課題』を題材とした実践的能力開発プログラムを通じた実証事業」、c類型「産業界が抱える社会課題を解決するための能力・スキル開発を目的とした実証事業」の3類型で事業者を募集。「経済産業省『未来の教室』とEdTech研究会」による議論内容を踏まえた「未来の教室」を具現化するための実証を行っている。

 また、2018年8月にはポータルサイト「未来の教室 Learning Innovation」を開設し、実証事業に関する情報や、学校・学習塾・個人学習向けのEdTechデータベースを提供していく。

【関連用語】EdTech、教育ICT
【最終更新日】2018年10月10日
《田村麻里子》

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