全国各地のかまぼこ大図鑑…かまぼこの歴史とおもしろ雑学

 かまぼこと聞いて思い浮かべるものは何だろうか。日本各地には地域ごと特色のあるかまぼこが存在する。ここではかまぼこの種類と歴史、豆知識について紹介する。

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全国各地のかまぼこ大図鑑!その歴史とおもしろ雑学
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かまぼこと聞いて思い浮かべるものは何だろうか。日本各地には地域ごと特色のあるかまぼこが存在する。ここではかまぼこの種類と歴史、豆知識について紹介する。

1. かまぼこの種類

かまぼこと言えば、多くの人は紅白の板付きのかまぼこを連想すると思うが、実はかまぼこには沢山の種類がある。ここでは、日本各地に伝わるかまぼこを紹介する。

  • 蒸しかまぼこ
    蒸しかまぼこは、最もポピュラーなタイプのかまぼこ。お正月に食べる紅白の板付きのかまぼこを始め、富山の昆布かまぼこ、中国・四国地方の簀巻きかまぼこ、関西地方の蒸焼きかまぼこなどがある。
  • 焼きかまぼこ
    焼きかまぼこは、製造過程で蒸さずに焼いて作るのが特徴。宮城県の笹かまぼこ、和歌山県のなんば焼、京阪神地方の焼抜きかまぼこ、大阪府の梅焼き、山口地方の白焼かまぼこがある。またおせちに入っている伊達巻も焼きかまぼこの一種とされる。
  • ちくわ
    ちくわはかまぼこの一種で、かまぼこのすり身を竹に巻き付けて焼いたものだ。焼きちくわの他にゆでちくわ、白ちくわなどがある。
  • ゆでかまぼこ
    ゆでかまぼこには、すじ、なると巻、黒はんぺん、つみれ、はんぺんなどがある。一般的には別の食品として認知されているものばかりだが、実はこれらもかまぼこの一種とされている。
  • 揚げかまぼこ
    揚げかまぼこはゴボウ天、じゃこ天、白天、さつま揚げなどがある。これらもかまぼことは思われていないものばかりだが、かまぼこの仲間とされている。

2. かまぼこの歴史

かまぼこの歴史は平安時代にさかのぼる。平安時代には、かまぼこの原材料となる白身魚は高級魚とされ、貴族階級のお祝いの席や贈答品、おせち料理につかわれていた。平安時代の「類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)」の中には、1115年に関白右大臣の藤原忠実が三条に転居した際の祝いの席で、串刺しかまぼこを出したことが記録されている。



板付きのかまぼこは室町時代に始まったと言われており、「食物服用之巻」(1504年)にその記載がある。この頃には現在のかまぼこに近い形のものがあったと思われる。

さらに江戸時代には「守貞謾稿(もりさだまんこう)」(1837年)の中で、蒸したかまぼこが売られていることが記述されている。

以後、関西では焼きかまぼこ、関東では蒸しかまぼこが主流となり、現在までその流れが受け継がれている。

また江戸末期には細工かまぼこも盛んになったことが当時の料理本にも掲載されている。

■かまぼこの由来

かまぼこの漢字は「蒲鉾」。かまぼこはその昔、竹にすり身を塗って焼いて作られていた。それが川辺にある蒲の穂に形が似ていることから、その名がつけられたと言われている。

3. かまぼこ面白雑学

かまぼこの豆知識を3つ紹介する。

■かまぼこに板がついている理由

かまぼこに板がついている理由は、柔らかいすり身が崩れないようにするため。また、板はすり身の余分な水分を吸収するので、美味しさを保つ効果がある。

■かまぼこの日は11月15日

かまぼこの最古の記録は、藤原忠実の転居祝いに振る舞われたとされる1115年。全国かまぼこ連合会はこれを記念して、11月15日を「かまぼこの日」に制定した。

■ちくわはかまぼこだった?

その昔、かまぼこは竹を芯にして焼いて作っていた。しかし、江戸時代以降、板つきかまぼこが作られるようになり、まぎらわしいことから、当初のかまぼこを「ちくわ」と呼ぶようになった。

結論

かまぼこの起源は平安時代にまでさかのぼり、調理法や形など様々な変化を遂げながら現在まで受け継がれてきた食品である。全国各地に特産のかまぼこがあるので、機会があれば是非食べ比べてみてほしい。

かまぼこを手作りしよう!身近な材料で作る簡単調理法投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:
管理栄養士 出口美輪子(でぐちみわこ)

全国各地のかまぼこ大図鑑!その歴史とおもしろ雑学

《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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