環境省、肉眼・デジカメで「冬の星空観察」呼びかけ

 環境省は2019年1月7日、2018年度冬の星空観察について発表した。1月27日から2月5日に「肉眼による観察」、1月26日から2月8日に「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」に取り組むよう呼びかけている。

趣味・娯楽 その他
環境省「星空を見よう」
  • 環境省「星空を見よう」
  • 冬の星空を観察してみましょう(観察方法)「肉眼による観察」
  • 冬の星空を観察してみましょう(観察方法)「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」
 環境省は2019年1月7日、2018年度冬の星空観察について発表した。1月27日から2月5日に「肉眼による観察」、1月26日から2月8日に「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」に取り組むよう呼びかけている。

 環境省では、星空観察を通じて光害(ひかりがい)や大気汚染などに気付き、環境保全の重要性について関心を深めてもらうことなどを目的に、2018年度から夏と冬の2回、「肉眼による観察」と「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」を呼びかけることとしている。今回は、冬の星空観察における観察方法や観察期間、観察時間、観察内容などについてWebサイトに掲載した。

 肉眼による観察では、1月27日から2月5日の期間、日没後1時間半以降に「天の川」と「オリオン座」周辺の星を観察する。天の川の観察には、「天の川観察シート」を用いること。シートに従い、それぞれの星座付近の天の川が見えるかどうかを観察する。

 オリオン座周辺の星の観察は、国際ダークスカイ協会(IDA)が2006年から行っている「GLOBE AT NIGHT(夜空の明るさ世界同時観察キャンペーン)」の一環として実施する。観察には、「GLOBE AT NIGHT 観察シート」を用いること。GLOBE AT NIGHTへの参加による観察では、IDAのWebサイトに観察結果を報告すると、世界中でデータが共有され、世界のどこで星座がはっきり見えるかが明らかになる。

 デジタルカメラによる夜空の明るさ調査では、デジタルカメラを用いて天頂付近の星空を撮影し、星空の見やすさを客観的に評価する。観察は、1月26日から2月8日に行い、撮影データはWebサイトを通じて2月15日までに報告すること。

 参加に事前登録は必要ないが、3年程度の継続観察を希望する場合は、環境省への登録が呼びかけられている。今回の冬期観察から、継続観察登録者からの取組報告を募集し、優れた活動については「星空の街・あおぞらの街」全国協議会表彰の候補とするとともに、環境省のWebサイトにて公表し情報発信する予定。募集期間は1月26日から2月28日まで。

 デジタルカメラによる夜空の明るさ調査の結果は、観察場所ごとに環境省のWebサイトで公表予定。観察シートのダウンロード、観察方法のアドバイスや詳細の確認は環境省のWebサイトにて行うことができる。
《桑田あや》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top