東京都内の小中高生、身長が男女ともに全国平均値超え

 東京都は2019年1月24日、2018年度(平成30年度)学校保健統計調査について、東京都の結果速報を公表した。身長平均値は男女ともにすべての年齢で全国平均値より高く、「裸眼視力1.0未満」の割合は6歳以上のすべての年齢で全国値より高かった。

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年齢別身長の平均値の差(東京都と全国との差)
  • 年齢別身長の平均値の差(東京都と全国との差)
  • むし歯(う歯)のある割合の比較
  • 裸眼視力1.0未満の割合の比較
 東京都は2019年1月24日、2018年度(平成30年度)学校保健統計調査について、東京都の結果速報を公表した。調査対象は満5歳から17歳までの児童生徒。身長平均値は男女ともにすべての年齢で全国平均値より高く、「裸眼視力1.0未満」の割合は6歳以上のすべての年齢で全国値より高かった。

 学校保健統計調査は、統計法に基づき文部科学省が地方公共団体を通じて昭和23年度から毎年実施している。調査対象は、満5歳から17歳までの幼児および児童生徒で、調査は学校保健安全法による健康診断の結果に基づき、2018年4月1日から6月30日までの間に実施された。全国調査の結果速報は後日文部科学省から公表されるが、今回の東京都の速報は、文部科学省が集計した調査結果のうち、東京都分について取りまとめ先行して公表したもの。

 東京都の結果速報によると、「身長」の平均値は、男女ともにすべての年齢で全国平均値を上回った。全国平均値との差をみると、男子は9歳、13歳、14歳でもっとも差が大きくプラス0.7センチメートル。女子は11歳および14歳でもっとも差が大きくプラス0.9センチメートル高かった。

 「虫歯(う歯)」がある割合は、5歳から9歳までは年齢とともに上昇し、10歳から12歳までは低下、その後13歳以降は上昇する傾向に。「むし歯(う歯)」のある割合がもっとも高いのは17歳で49.9%と約半数に達した。全国値と比較すると、15歳を除く各年齢で「むし歯(う歯)」のある割合は全国値より低いという結果に。全国値ともっとも差があるのは6歳で、8.6ポイント全国値より低かった。

 6歳から17歳までの各年齢別の「裸眼視力1.0未満」の割合は、年齢とともに上昇しており、割合がもっとも高い15歳では「裸眼視力1.0未満」の割合が80.9%にのぼった。全国値と比較すると、6歳から17歳までのすべての年齢で全国値より割合が高いという結果に。15歳では13.5ポイントも全国値より高かった。なお、5歳児については受検者数が少ないなどの理由から統計数値が公表されていない。

 統計データの速報は、東京都のWebサイトから見ることができる。紹介した結果のほか、「ぜん息」「アトピー性皮膚炎」の割合、「肥満傾向児および痩身傾向児の出願率」などの結果も発表されている。
《畑山望》

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