ご飯の配膳位置を知る…関東と関西で異なる「汁物」の位置

 誰かを招いて食事をするときに、配膳マナーが気になることはないだろうか。ご飯茶碗や味噌汁など各食器の位置は地域によって異なることがある。基本的な配膳について触れながら、地域による違いについて紹介する。

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ご飯の配膳位置マナーは関東と関西では異なる?正しい知識をつけよう
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普段、何気なく配膳しているご飯。家族での食事ではあまり気にならないかもしれないが、誰かを招いて食事をするときに、ふと、配膳マナーが気になることはないだろうか。たとえば、ご飯茶碗や味噌汁など各食器の位置である。しかも、これは地域によって異なるのだ。この記事では、基本的な配膳について触れながら、地域による違いについて紹介しよう。

1. ご飯茶碗はどこに置く?和食の基本的な配膳位置

まずは、和食の基本的な配膳位置について簡単に触れておこう。
和食は基本的に、「一汁三菜」で構成されている。「汁」は汁物、「菜」は主菜・副菜・副々菜を示していて、これにご飯茶碗を加えた5品がワンセットだ。ご飯茶碗は左の手前に、その対になる汁物は右の手前の位置に置かれる。ご飯茶碗が左側なのは、手に持ちやすいからという理由もあるだろうが、一説では昔から左上位であったことが関係していると言われている。たとえば、昔の官職である左大臣と右大臣では、左大臣の位が高い。日本では米の収穫量が土地の評価の基準となっていたこともあり、米が非常に大切にされてきた。それが、配膳位置にも現れているのだろう。
つづいて三菜の位置は、左奥に副菜、右奥に主菜、中央奥に副々菜というのが基本だ。主菜は、肉や魚を使ったメインとなる料理、副菜は煮物類、副々菜はおひたしや和え物などが当てはまる。ちなみに、和食では漬物が出ることも多いが、これは三菜には含まれない。

2. ご飯の配膳は東西で異なる!注目は汁物の位置

関西では汁物と位置が違う?

東京と大阪、ひいては関東と関西は、何かと文化の対立が起きやすい。出汁の濃さや雑煮の味付け、稲荷の形、お汁粉とぜんざいの分類など、食べ物に関するものに限定しても、多くの違いがある。そうした違いの中のひとつに、ご飯の配膳も含まれているのだ。
ご飯の配膳において、関東と関西で異なっているのは、汁物の位置だ。関東は先述した基本の配膳位置であることが多いのだが、関西では汁物がご飯茶碗の奥、副菜の位置にくることが多いと言われている。配膳の位置に関するあるアンケートによると、とくに大阪・京都・兵庫の3府県では、汁物を左奥に置くという人が7割以上にもなったようだ。その場合、右手前には主菜を置くことが多い。

関西式の配膳は理にかなっている?

なぜ関西では汁物の配膳位置が異なるのか。決定的な理由についてははっきりとしていないが、商人気質が影響しているのでは、という意見がある。関西では、主菜のボリュームが重要視される傾向にあり、より主菜を目立たせるために右手前に主菜を置くようになったのでは、という意見だ。その結果、汁物は左奥へと配置されるようになったのだという。単純に主菜が手前のほうが食べやすい、手に持つ椀物を左に固めるほうが食べやすい、という意見もあり、関西式を合理的だという声も少なくない。

ご飯茶碗は左手前、汁物は右手前という基本的なマナーはあるものの、こうした地域差があることは覚えておくとよいだろう。

3. 洋食でもご飯の配膳位置は同じ?

日本では古くから和食が食べられてきたが、近年は外国の文化が多く流入していることから、洋食を食べる機会も非常に多い。和食より洋食を食べることのほうが多い人もいるだろう。その場合、ご飯の配膳位置はどうなるのだろうか。
実は洋食の場合であっても、和食の配膳位置を基本として考えて問題ない。パンやライスといった主食は左手前に、スープは右手前に、主菜は奥側に置く。洋食では、主菜や副菜などが大皿にまとめられたワンプレートで出すこともあるが、その場合もワンプレートの左に主食、右に汁物という配置は変わらない。ご飯の配膳位置は、基本のマナーさえ覚えておけば、家庭料理レベルならさまざまな料理に応用できるだろう。

結論

今回紹介したように、ご飯の配膳位置に基本的なマナーはあるものの、地域によって異なるケースもある。明確に「この地域はこのマナー」と分かれているわけではないが、こうした違いがあることを知っておくのもよいだろう。

 
投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:
管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

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《オリーブオイルをひとまわし編集部》

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