国際化学オリンピック、日本代表全員が受賞…金メダルは2名

 文部科学省は2019年7月30日、フランス・パリで開催された「第51回国際化学オリンピック」において、参加した生徒ら4名が金・銀メダルを獲得したことを「夢・化学-21」委員会、日本化学会と共同で発表した。

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 文部科学省は2019年7月30日、フランス・パリで開催された「第51回国際化学オリンピック」において、参加した生徒ら4名が金・銀メダルを獲得したことを「夢・化学-21」委員会、日本化学会と共同で発表した。

 国際化学オリンピックは、1968年に東欧3か国(ハンガリー、旧チェコスロバキア、ポーランド)での第1回開催以来、1年に1度開催されている「化学」の国際大会。世界中の高校生が一堂に会し、化学の実力を競うとともに親交を深めることを目的に、それぞれ5時間の実験問題と理論問題に挑戦する。成績優秀者には金メダル(参加者の約1割)、銀メダル(同約2割)、銅メダル(同約3割)が授与される。日本は2003年のアテネ大会から参加しており、毎年4名の生徒を派遣している。

 第51回となる2019年のフランス大会には、高校2年生1名、高校3年生3名の計4名を派遣。80か国・地域から309名の生徒が参加し、日本は2名が金メダル、2名が銀メダルを受賞した。金メダル受賞者は栄光学園高等学校2年生の末松万宙さんと東大寺学園高等学校3年生の西野拓巳さん、銀メダル受賞者は横浜市立南高等学校3年生の大渕将寛さんと灘高等学校3年生の平嶋瞭一さん。

 なお、2021年の第53回国際化学オリンピックは日本で開催される。試験やセレモニーは近畿大学で行われる予定。
《桑田あや》

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