日本科学未来館「宇宙兄弟」から語る今後の月探査の展望…9/15

 日本科学未来館は2019年9月15日、「中秋の名月 未来館でお月見!2019」の関連イベントとなるトークセッション「月探査のリアルと未来~漫画『宇宙兄弟』を徹底調査!」を開催する。定員240名で、9月3日までWebサイトにて申込みを受け付ける。

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 日本科学未来館は2019年9月15日、「中秋の名月 未来館でお月見!2019」の関連イベントとなるトークセッション「月探査のリアルと未来~漫画『宇宙兄弟』を徹底調査!」を開催する。定員240名で、9月3日までWebサイトにて申込みを受け付ける。

 アポロ11号で人類が月面へと到達してから50年を迎える2019年。米国は初の女性を含む宇宙飛行士たちを2024年に月面に送る「アルテミス計画」を発表。日本でも無人探査機を月面に着陸させたり、民間企業が参加して月面を走行するローバー開発計画が進むなど、人類が再び月面を目指す機運が高まっている。

 漫画「宇宙兄弟」は、そんな現状を先取りするように2007年より連載を開始した、有人月面探査が実現している近未来を描いた漫画。今回、日本科学未来館では、9月16日まで開催する「中秋の名月 未来館でお月見!2019」の関連イベントとして、漫画「宇宙兄弟」のさまざまなシーンを題材にしながら、月探査の現状と展望について専門家とともに考えるトークセッションを開催する。

 講師は、月周回衛星「かぐや」や小惑星探査機「はやぶさ2」の科学メンバーとして月の環境や歴史の研究に携わる研究者・諸田智克氏(東京大学理学系研究科・准教授)と、史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を主導し、無人ローバーと着陸機ランダーを開発する企業ispaceの代表取締役・袴田武史氏の2名。

 「宇宙兄弟」で主人公のムッタたちが月面に望遠鏡を設置するシーンから、月面に設置することのメリットや、月面はどんな環境なのかを考察。作中で描かれているローバーと、実際に開発が進められているローバーはどんなところが似ていて、どんな違いがあるのかなど、会場のスクリーンに漫画のシーンを投影しながら講師が語る。そのうえで「人はなぜ、宇宙を目指すのか」という問いへの答えを、これまで日本科学未来館に寄せられた意見を紹介しながら来場者と探っていくという。

 参加は事前申込み制。9月3日までWebサイトで申込みを受け付けており、応募多数の場合は抽選となる。

◆トークセッション「月探査のリアルと未来~漫画『宇宙兄弟』を徹底調査!」
日時:2019年9月15日(日)14:00~15:30
場所:日本科学未来館 7階 未来館ホール
定員:240名
申込方法:日本科学未来館Webサイト内のイベントページより申し込む
申込締切:2019年9月3日(火)
※応募多数の場合は抽選
《畑山望》

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