大学無償化、文科省が対象機関を公表…大学・短大は1,043校

 文部科学省は2019年9月20日、Webサイトに高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学等)を公開した。大学・短期大学は1,074校のうち、申請を行った1,043校すべてが支援の対象となる「要件確認校」となった。

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文部科学省「高等教育の修学支援新制度」
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  • 高等教育の修学支援新制度 機関要件の確認申請・審査の概要
 文部科学省は2019年9月20日、Webサイトに高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学等)を公開した。大学・短期大学は1,074校のうち、申請を行った1,043校すべてが支援の対象となる「要件確認校」となった。

 2020年4月より開始される「高等教育の修学支援新制度」では、大学等における修学の支援に関する法律に基づき、一定の要件を満たすことの確認を受けた大学・専門学校等(確認大学等)を対象機関とする。

 9月20日に公表された機関要件の確認申請・審査の概要によると、大学・短期大学は、国立82校・公立104校・私立888校の計1,074校のうち、国立82校・公立104校・私立857校の計1,043校が申請を実施。申請を行ったすべての学校で、一定の要件を満たすことが確認された。学校数に対する要件確認校数の割合は97.1%

 高等専門学校は57校すべてが申請・要件確認校となった。専門学校は2,713校のうち1,696校が申請。そのうち1,688校が要件確認校となった。

 なお、学校数には大学院大学(25校)、募集停止決定済(89校)、休校状態(108校)を含まない。また、東京都において1校の審査を継続中、新設予定の学校については追って確認審査を予定している。

 文部科学省Webサイトには、機関要件の確認申請・審査の概要とともに、文部科学省が機関要件確認者として確認を行った大学等の一覧、厚生労働省・各地方公共団体等による確認大学等の公表ホームページアドレスの一覧も掲載。文部科学省は今後、すべての機関要件確認者(文部科学省、厚生労働省、各地方公共団体)による確認大学等の一覧をとりまとめ、公表する予定だという。
《黄金崎綾乃》

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