大阪市「中学生チャレンジテスト(3年生)」平均下回る

 大阪市教育委員会は2019年10月16日、2019年度「中学生チャレンジテスト(3年生)」の結果概要を公表した。学力に関する調査では、全教科で大阪府の平均点を下回った。「授業の内容はよくわかる」と回答した生徒は、国語・数学・社会の3科目で上昇した。

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2019年度中学生チャレンジテスト(3年生)の大阪市の結果概要
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 大阪市教育委員会は2019年10月16日、2019年度「中学生チャレンジテスト(3年生)」の結果概要を公表した。学力に関する調査では、全教科で大阪府の平均点を下回った。「授業の内容はよくわかる」と回答した生徒は、国語・数学・社会の3科目で上昇した。

 「中学生チャレンジテスト」は、大阪府教育委員会が2016年度から実施している調査。大阪府や各市町村教育委員会が生徒の学力を把握・分析することで、生徒の課題改善に向けた教育施策や教育の成果・課題を検証し、改善を図ることなどを目的としている。

 中学3年生を対象にした2019年度「中学生チャレンジテスト」は6月19日、国語・社会・数学・理科・英語(リスニングを含む)の学力に関する調査と学習状況に関する調査を実施。大阪府全体では473校6万3,565人、大阪市からは130校1万5,488人の中学3年生が参加した。

 テストは各教科100点満点。各教科の平均点は、国語56.6点、社会45.9点、数学52.5点、理科47.4点、英語46.2点。すべての教科で大阪府の平均点を0.3~1.0ポイント下回った。大阪府の平均を1.0ポイント下回った数学は、根拠となるものを明らかにし、筋道を立てて考え、説明することに課題がみられた。無解答率は、数学がもっとも高く、大阪府と同率の13.2%だった。

 学習状況に関するアンケート調査では、「授業の内容はよくわかる」との問いに対し、「当てはまる」「どちらかといえば、当てはまる」と回答した生徒は、国語・数学・社会の3科目で前年度より増加。英語は0.5ポイント、理科は2.8ポイント減少した。

 2019年度「中学生チャレンジテスト(3年生)」の大阪市の結果概要は、大阪市のWebサイトに掲載。大阪府のWebサイトでは、「中学生チャレンジテスト」の調査問題・正答例や復習教材を公開している。
《奥山直美》

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