宮城県のICT推進「MIYAGI Style」の取組み…iTeachersTV

 iTeachers TVは2019年11月6日、宮城県総合教育センター主幹の山下学先生による教育ICT実践プレゼンテーション「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」を公開した。前編では宮城県の取組み、後編では「MIYAGI Style」スタイリストの活動を中心に紹介する。

教育ICT 先生
宮城県総合教育センター主幹(指導主事)山下学先生による「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」
  • 宮城県総合教育センター主幹(指導主事)山下学先生による「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」
  • 宮城県総合教育センター主幹(指導主事)山下学先生による「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」
  • iTeachers
 iTeachers TVは2019年11月6日、宮城県総合教育センター主幹の山下学先生による教育ICT実践プレゼンテーション「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」を公開した。前編では宮城県の取組み、後編では「MIYAGI Style」スタイリストの活動を中心に紹介する。

 iTeachers TVは、教育ICTを通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム「iTeachers」による教育ICT情報番組。先生や生徒、教育関係者をゲストに招き、ICTを活用した「新しい学び」の実践や取組みをプレゼンテーション形式で紹介する。

 今回のゲストは、宮城県総合教育センター主幹(指導主事)の山下学先生。「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」と題して、10月30日に前編(Vol.207)、11月6日に後編(Vol.208)を公開した。山下先生は県立高校教諭を経て、2014年より宮城県教育長教育企画室情報化推進班で教育の情報化を担当している。

 前編では、宮城県の取組みについて紹介。「MIYAGI Style」とは、宮城県教育委員会が提唱する、教科指導におけるICT活用推進の方針。宮城県の課題であるインフラ整備、機器整備、教員のICT活用指導力の向上を解決しながら、教科指導におけるICT活用を一斉学習から協働学習・個別学習へと段階的・発展的に推進する総合的な提案となっている。インフラ整備、機器整備の具体例として、ネットワークの再構築、無線LAN整備、私物端末の持込み(BYOD)、映写兼用黒板の使用などをあげた。宮城県では児童生徒だけでなく、教員のBYODの仕組みも導入しているという。

 後編では、教員のICT活用指導力の向上について、「MIYAGI Style」スタイリストを中心とした取組みを紹介。「MIYAGI Style」スタイリストとは、iPadの活用や管理のノウハウを持つ「MIYAGI Style」の推進リーダーである教員のこと。先進校の事例から、教科指導におけるICT活用推進には校内研修が重要であると考え、「MIYAGI Style」スタイリストに研修資料などの作成や研修会の講師を務めてもらい、校内研修の充実を支援する体制を構築しているという。そのほか、山下先生が感じている課題についても説明。課題への対応策として、標準アプリで行う研修会とオンラインでの情報提供をあげており、YouTubeチャンネルを開設して使い方のビデオを公開するといった、山下先生個人の取組みも明かしている。

 番組後半には「教育ICTなんでも3ミニッツ」コーナーを収録。前編では聖徳学園中学・高等学校の横濱友一先生による「無料でサイバーセキュリティを学べる!? シスコ ネットワーキング アカデミー」、後編では玉川大学の小酒井正和先生による「授業で使える!ツール活用講座」を紹介する。

 番組は、すべてiTeachersのYouTubeチャンネルで視聴できる。毎週水曜日の夜に「iTeachersTV ~教育ICTの実践者たち~」シリーズの新作を公開している。これまでに208回の番組を配信しており、過去の番組も視聴できる。

◆iTeachers TV【Vol.207】宮城県総合教育センター 主幹(指導主事) 山下学先生
「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」前編

◆iTeachers TV【Vol.208】宮城県総合教育センター 主幹(指導主事) 山下学先生
「MIYAGI Styleで進める教科指導におけるICT活用」後編
《黄金崎綾乃》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top