愛知県立工業高校、2021年4月より校名変更&学科改編

 愛知県教育委員会は2019年11月25日、新時代に対応した県立工業高校の校名変更と学科改編について発表した。2021年4月より県立工業高等学校に新たな学科・コースを創設し、募集単位を見直すほか、工業高等学校等14校を「工科高等学校」に改称する。

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工科高等学校の全体図
  • 工科高等学校の全体図
  • 校名変更
  • 新たな学科・コースの創設
  • 工業科の募集単位(全日制課程)
  • 工業科の募集単位(全日制課程)
 愛知県教育委員会は2019年11月25日、新時代に対応した県立工業高校の校名変更と学科改編について発表した。2021年4月より県立工業高等学校に新たな学科・コースを創設し、募集単位を見直すほか、工業高等学校等14校を「工科高等学校」に改称する。

 工科高等学校への校名変更は、「工学」と「科学」を融合した名称であり、モノづくりの「工み」だけでなく、科学的にモノづくりを理解し、Society5.0と呼ばれる超スマート社会の技術革新にも対応できる若者の育成を目指す。

 校名変更を行うのは名南工業高等学校、瀬戸窯業高等学校、起工業高等学校、佐織工業高等学校、春日井工業高等学校、小牧工業高等学校、一宮工業高等学校、豊田工業高等学校、半田工業高等学校、岡崎工業高等学校、碧南工業高等学校、刈谷工業高等学校、豊橋工業高等学校、豊川工業高等学校の14校。このうち、名南工業高等学校は名古屋工科高等学校、瀬戸窯業高等学校は瀬戸工科高等学校、起工業高等学校は一宮起工科高等学校、佐織工業高等学校は愛西工科高等学校と改称する。

 また、産業界のニーズの変化を踏まえて現在の学科を見直し、「理工科」を1校、「IT工学科」を4校、「環境科学科」を4校、「生活コース」を8校に新設し、「ロボット工学科」を1校から7校に拡大。「情報技術科」および「情報システム科」を「情報デザイン科」、「建築科」を「建築デザイン科」、「土木科」を「都市工学科」に科名変更する。

 さらに、中学生の進路ニーズを踏まえ、入学後に専門学科を選択できるよう募集単位を大括り化する。

 愛知県立工業高等学校の校名変更、学科改編、募集単位の見直しの実施時期は2021年4月(2021年度募集)から。
《桑田あや》

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