都内私立幼稚園の初年度納付金、約6割の園で値上げ

 東京都は2019年12月23日、東京都内所在の私立幼稚園の「令和2年度(2020年度)入園児納付金」について調査結果を発表した。4歳児を基準とする初年度納付金の平均額は51万2,975円で、前年度と比べて2万109円増加した。

教育・受験 未就学児
初年度納付金(合計額)の前年度からの変更等の状況
  • 初年度納付金(合計額)の前年度からの変更等の状況
  • 初年度納付金額(費目別)の高い幼稚園
  • 初年度納付金額(費目別)の低い幼稚園
  • 初年度納付金(合計額)の平均額
 東京都は2019年12月23日、東京都内所在の私立幼稚園の「令和2年度(2020年度)入園児納付金」について調査結果を発表した。4歳児を基準とする初年度納付金の平均額は51万2,975円で、前年度と比べて2万109円増加した。青山学院が160万5,000円ともっとも高い。

 納付金調査は、都内私立幼稚園606園を対象に2020年度の初年度納付金(4歳児を基準とする保育料や入園料、施設費、そのほか毎年度納付する金額)を調べた。ただし、園児募集を停止する園や施設型給付を受給する予定の園、そのほか休園中の園などは除く。

 2020年度の初年度納付金は、平均51万2,975円で、前年度(2019年度)の49万2,866円と比べて2万109円(4.1%)増加した。初年度納付金の内訳は、保育料35万9,302円(月額は29,942円、前年度比6.7%増)、入園料10万7,033円(前年度比1.0%減)、施設費1万6,055円(同4.2%減)、そのほか3万585円(同2.2%減)。

 前年度からの変更状況は、値上げが345園(構成比56.9%)、値下げが27園(同4.5%)、据置きが234園(同38.6%)。

 初年度納付金額は、青山学院が160万5,000円ともっとも高く、学習院の134万5,000円、成城の129万円、東洋英和の128万円などが続いた。一方、秋川の34万9,200円がもっとも低い。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top