一橋大、予定通り新学期開始…神戸大は時間増で対応

 新型コロナウイルス感染症の拡大で各大学は新学期を繰り下げるなどの対応に追われている。一橋大学は2020年度の春夏学期を一部の授業を除き、4月6日から予定通り開始。新学期を4月20日に繰り下げた神戸大学は、1コマの授業時間を延ばして対応する。

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 新型コロナウイルス感染症の拡大で各大学は新学期を繰り下げるなどの対応に追われている。一橋大学は2020年度の春夏学期を一部の授業を除き、4月6日から予定通り開始。新学期を4月20日に繰り下げた神戸大学は、1コマの授業時間を延ばして対応する。

 一橋大学は3月26日、2020年度春夏学期の一部の授業開始を4月20日に延期したが、それ以外の授業は予定通り4月6日から開始すると公表。教室では、密閉せず換気に十分に気を配り、学生・教員の間の距離が1m程度以上離れるようにする。これらの措置がとりにくい多人数の講義を映像配信とし、4月20日から配信開始する。

 同大学は、郊外の広いキャンパス、低層の講義棟といった立地・施設上の条件を生かして、可能な限り教室での授業機会を確保する方針。ただし、今後の状況によっては、授業の方法を変更することがあるので、大学のWebサイトなどで確認が必要だ。

 神戸大学は、2020年度の前期授業開始を4月20日に繰り下げたことをすでに発表。その際の対応として、前期のみ授業時間を1コマ90分から105分に延長して行う。前期の1クォーターあたりの授業期間を、8週間から7週間へ短縮を図る。また、4月29日は祝日だが授業を実施する。

 東京大学の新学期授業は学事歴通り行う(3月18日現在)が、対面での講義は最小限とし、オンライン授業を本格導入する。しかし、教職員にとって初めての試みであることから、3月11日には、「オンライン授業・Web会議ポータルサイト@東京大学」を開設。学生・教職員に向けたオンライン授業やWeb会議に関する情報をワンストップで得られることを目指す。サイトは随時、内容を更新している。
《田中志実》

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