コロナ前より「外遊び減少」4割…運動不足解消法は?

 子供が公園等の屋外で遊ぶ回数は、約4割の人が「コロナ禍前よりも減った」と回答し、以前のように外で身体を思い切り動かして遊ぶ機会が少なくなったことが、さわだスポーツクラブによる「公園遊び」に関する調査結果より明らかになった。

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コロナ禍において、お子さんが公園など屋外で遊ぶ回数はどうなったか
  • コロナ禍において、お子さんが公園など屋外で遊ぶ回数はどうなったか
  • 公園遊びでは遊具を使うか(左)/公園遊びをすることで運動不足が解消されていると思うか(右)
 子供が公園等の屋外で遊ぶ回数は、約4割の人が「コロナ禍前よりも減った」と回答し、以前のように外で身体を思い切り動かして遊ぶ機会が少なくなったことが、さわだスポーツクラブによる「公園遊び」に関する調査結果より明らかになった。

 コロナ禍におけるおうち時間の増加や、動画サイトや携帯ゲーム等を手軽に楽しめる現代において、昔のように外で身体を思い切り動かして遊ぶ機会が少なくなった。

 さわだスポーツクラブによる「公園遊び」に関する調査は、未就学児・小学校低学年の子供をもつ親1,020人を対象にインターネットで実施した。調査日は2022年4月6日。

 コロナ禍において公園等、屋外で遊び回数はどうなったか調査したところ、約4割の人が「コロナ禍前よりも減った」と回答した。しかしながら、屋内だと密になってしまうため屋外である公園であれば友達と一緒に遊べるとの意見も多く、公園遊びの中で気分転換やストレス発散をしていることがわかった。

 そこで、「公園遊びでは遊具を使いますか?」との質問したところ「毎回使う(76.5%)」がもっとも多く、ついで「あまり使わない(20.6%)」「まったく使わない(2.9%)」と続いた。滑り台では、高低差を滑る際の時の姿勢を保持する力等が自然と身に付き、ブランコではバランス感覚の育成に、うんていは全身の筋力を高めるといったように、遊具で楽しく遊びながらさまざまな運動能力を養うことができるため、積極的に利用している人が多いようだ。遊具を使ったり、公園という広い敷地で鬼ごっこやボール遊びも一緒に行なったりすると、運動しているということにはなる。しかし、砂場で遊ぶ等、運動以外の遊びをすることもあるため、結果的に運動不足を解消に繋がるとは言えない。

 そのため、体操教室や水泳等、習い事に通うことで体力作りを定期的、継続的に行ったり、家族で自転車や散歩やバドミントン等を楽しんだりしながら取り組んでいるという意見もあった。

 文部科学省から出されている「幼児期運動指針」によると、毎日合計60分以上楽しく身体を動かすことが望ましいとされている。幼児期は運動能力、運動習慣を身に付けるための大事な時期であり、豊かな人生を送るための基盤づくりとなることが記載されている。

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《千葉 智加》

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