東大、子供が自分らしさを発見・探究するための連携協定締結

 東京大学大学院総合文化研究科ギフテッド創成寄付講座とロートこどもみらい財団、SPACEの3者は2022年7月21日、子供たちの精神的・社会的なウェルビーイングの充足を通じて、子供たちが自分らしさを発見し、探究する仕組みづくりに向けた連携協定を締結した。

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東京大学大学院総合文化研究科ギフテッド創成寄付講座
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 東京大学大学院総合文化研究科ギフテッド創成寄付講座(以下、寄付講座)とロートこどもみらい財団、SPACEの3者は2022年7月21日、子供たちの精神的・社会的なウェルビーイングの充足を通じて、子供たちが自分らしさを発見し、探究する仕組みづくりに向けた連携協定を締結した。

 近年、子供たちが置かれている環境下ではひとりひとりの個性を十分に発揮させることが難しく、子供たち自らが自分の個性を見つめ、発見・探究し続けられる「居場所」が少ないと言われている。特に現在の教育制度の中で適合しづらい子供たちの精神的・社会的なウェルビーイング(健康・幸福)への対応が急務となっている。

 今回、こうした社会的課題に対し、次世代を担う子供たちが自身の可能性を信じ自分らしく探究しようとする心の「眼の芽」の育成と環境を整える活動に取り組む「ロートこどもみらい財団」と、個々の特性にあわせたメンタルヘルスの促進を目指した評価方法や支援方法の研究・ノウハウを持つ「寄付講座」、個々の才能を最大限に発揮できるような環境と子供たちが主体的に探究する仕組みづくりの豊富な経験とノウハウを持つ「SPACE」が連携し、より多くの子供たちがひとりひとりの自分らしさを発見・探究できる仕組みの構築を目指し、協定を締結した。

 連携協定に基づき、今後は、固有の特性により現在の教育制度には適合しづらい子供たちの精神的・社会的なウェルビーイングの充足を通じて、寄付講座が実施する固有の特性等を考慮した個別支援方法の研究・開発につなげ、さらに、ロートこどもみらい財団およびSPACEが子供たちがそれぞれの自分らしさを発見・探究できる仕組みの構築を目指す。

 また、寄付講座に問い合わせを行った子供たちとその保護者にロートこどもみらい財団やSPACEの活動を寄付講座が紹介。ロートこどもみらい財団やSPACEに登録した子供たちのデータの特性分析および必要な支援等に関して、寄付講座が科学的助言を行う。

 その他、ロートこどもみらい財団に登録した子供たちに対する個別支援方法の検討並びに子供たちや保護者が集まる場の構築支援を寄付講座とSPACEが担い、多様な子供たちをはじめとする誰もが生き生きと暮らせる「ウェルビーイングな社会の実現」を目指した活動を展開する。

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《畑山望》

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