調査は2022年7月1日～18日、2023年春に就職を希望している「ブンナビ」会員の大学生・大学院生を対象にWebアンケートにて行われた。有効回答数316件。
2023年卒業予定の学生に「これまでにもらった内々定の数」を尋ねたところ、「1社以上」と答えた学生は86.1％であり、6月に行われた前回の調査時より5.5ポイント増加したことがわかった。また、「複数内定を保持しているか」について「はい」との回答は15.2％であり、およそ7人に1人は複数内定を辞退していないことが明らかになった。
さらに、「複数内定の保持者に今後の予定」を尋ねたところ、もっとも多かったのは「承諾期限内に入社予定の1社以外は辞退する予定」で56.3％であったが、一方で「2社以上承諾した（する予定）」が22.9％、「すべて承諾のうえキープし続けている（その予定）」も16.7％みられ、約4割の学生が複数の内定を承諾している結果になった。
次に、「面接でYouTubeやWeb上に公開されている対策・テクニックを実践したことがあるか」尋ねたところ、45.9％の学生が「はい」と回答した。具体的には、「面接の際の表情や、対面面接での振る舞い方」「オンライン面接でのカメラ目線等の基本的なもの」等の回答が寄せられた。
コロナ禍が続き、マスク生活が長引いている状況において「就活を通じ、マスクを取ること（素顔を見せること）に抵抗があったか」については、「はい」が16.5％、「いいえ」が75.9％という結果になった。「はい」と回答した人は、対面での個人面接の場面で抵抗を感じた人が多く、「化粧が落ちているかどうか不安をもったから」「マスク生活が長かったので、外見で判断されることが怖く感じた」等の声があげられた。
最後に、「就活に関するうわさで、信ぴょう性が高いと感じたもの」を尋ねたところ、「内定先の企業にSNSを特定されて、その内容により落とされるということ」「選考に関係ないイベントはない」「転職者サイトの評判はとても信用していた。入社3年以内に退社した方の口コミは信頼していなかった」等、就活経験者ならではの視点でのコメントが寄せられた。
調査の詳細は、キャリアパートナーズのWebサイトで読むことができる。
