大学生のスキルへの興味、TOEIC等「英語系の資格」1位 

 ペンマークは2022年12月8日、「新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査」の結果を公表した。資格・スキルへの興味1位は「TOEIC・TOEFL・英検」の英語系の資格で、文理共に6割以上、大学1年生が他学年の約2倍となった。

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 ペンマークは2022年12月8日、「新型コロナウイルスの影響による、Z世代の学生生活の変化についての実態調査」の結果を公表した。資格・スキルへの興味1位は「TOEIC・TOEFL・英検」の英語系の資格で、文理共に6割以上、大学1年生が他学年の約2倍となった。

 調査は、大学生向け履修管理SNS「Penmark」を利用している現役学生22万9,617人を対象に実施。調査期間は2022年9月22日~30日で、スマートフォンを利用したWeb調査を行った。なお、大学校・短期大学等や文系理系以外の学部を含む。

 興味のある資格・スキルの上位は、「TOEIC・TOEFL・英検」がもっとも多い結果となった。ついで、「IT・プログラミング」「簿記・会計・税務」「英会話・外国語会話」「公務員」「宅建・建築士」と続いた。

 学年別にみると、「宅建・建築士」を除くすべての資格・スキルに対し、大学1年生が他の学年の約2倍、興味が高い結果となった。

 文系・理系では、文理共に「TOEIC・TOEFL・英検」がもっとも多く、2位は「IT・プログラミング」となった。ついで、理系は「簿記・会計・税務」、文系は「英会話・外国語会話」となった。コロナ禍において、プログラミングスキルへの関心があることがわかった。

 下級生・上級生別にみると、上級生の上位は「TOEIC・TOEFL・英検(18.3%)」「IT・プログラミング(14.1%)」「簿記・会計・税務(13.4%)」となった。下級生の上位は「TOEIC・TOEFL・英検(26.8%)」「簿記・会計・税務(20.4%)」「IT・プログラミング(19.8%)」となった。上級生・下級生共に「TOEIC・TOEFL・英検」が1位だが、上級生よりも下級生の方が7ポイント以上高い結果となった。

 アンケート結果によると、学生は「資格・スキル」の関心が高いことがわかった。しかし、日本経済団体連合会の調査では、多くの企業は採用選考において、「大学での学修履歴」や「課外活動」等、学修成果を重視している傾向にあるという。よって、資格やスキルの習得だけでなく、大学の課題、テストの成績、課外活動等も注力する必要がある。


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《宮内みりる》

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