【大学入学共通テスト2023】段階表示換算表…生物の9段階は79~100点

 大学入試センターは2023年1月20日、2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)について、段階表示換算表を公表した。平均点が前年を大きく下回った「理科2・生物」は79~100点が得点上位4%の「9段階」とした。

教育・受験 高校生
大学入試センター
  • 大学入試センター
  • 2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト「段階表示換算表」
  • 2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト「段階表示換算表」
  • 2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト「段階表示換算表」
  • 2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト「段階表示換算表」

 大学入試センターは2023年1月20日、2023年度(令和5年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)について、段階表示換算表を公表した。平均点が前年を大きく下回った「理科2・生物」は79~100点が得点上位4%の「9段階」とした。

 段階表示とは、各大学の入学者受入れ方針に応じた受験者の多様な評価(方法)に活用できるよう従来の科目別得点に加えて、全体における各受験者の位置づけを示すもの。

 試験成績は、受験者の科目別得点をスタナイン方式を用いて、得点順で分割し9段階で換算する。スタナイン方式で段階表示を示すと、得点上位4%が「9段階」。以降、4~11%「8」、11~23%「7」、23~40%「6」、40~60%「5」、60~77%「4」、77~89%「3」、89~96%「2」、96~100%「1」段階となる。

 段階表示は「科目別得点」と「理科1」の合計点に対して行う。ただし、「英語」はリーディング、リスニング別に段階表示する。「国語」の出題分野別(「近代以降の文章」「古典(古文・漢文)」)の得点は段階表示を行わない。また、「地理歴史、公民」と「理科2」の2科目受験者については、第1と第2解答科目の合計点の段階表示はしない。

 2023年度の段階表示換算表によると、前年と一転、得点が大幅上昇した「数学I・数学A」は0~20点を「1段階」、21~29点を「2段階」、30~39点を「3段階」、40~50点を「4段階」、51~61点を「5段階」、62~70点を「6段階」、71~79点を「7段階」、80~88点を「8段階」、89~100点「9段階」。

 「数学II・数学B」は、0~22点を「1段階」、23~34点を「2段階」、35~46点を「3段階」、47~56点を「4段階」、57~67点を「5段階」、68~77点を「6段階」、78~86点を「7段階」、87~93点を「8段階」、94~100点を「9段階」とした。

 前年より平均点が低かった「理科2・生物」は、0~18点を「1段階」、19~26点を「2段階」、27~33点を「3段階」、34~42点を「4段階」、43~52点を「5段階」、53~61点を「6段階」、62~70点を「7段階」、71~78点を「8段階」、79~100点を「9段階」としており、得点率の低さがうかがえる。

 段階表示の利用の有無や利用する場合の具体的な方法については、各大学の募集要項等を確認すること。

《川端珠紀》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top