二級建築士は需要の高い資格であり、一級建築士の受験資格にもつながります。また、就職や転職においても有利であり、特に建築系の企業では「二級建築士以上の資格保有必須」としている場合も少なくありません。
さらに、建築資材メーカー、商社、不動産会社、リフォーム会社など、さまざまな業界で二級建築士の資格は優遇される傾向があります。
その影響もあり、「おすすめの二級建築士通信講座」を紹介する記事を取り上げるサイトが増えています。
今回、当サイトでも「おすすめの二級建築士通信講座」をテーマに取り上げますが、次のような疑問や不安の声が寄せられています。
「通信講座だけで本当に合格できるの?」
「テキスト中心の学習で合格を目指すのは不安」
そこで、このページではこれらの疑問に答えながら、以下のポイントを押さえてわかりやすく比較した内容をまとめました。ぜひ参考にしてください。。
・選び方① 受講費用で比較して選ぶ
・選び方② 合格実績で比較して選ぶ
・選び方③ カリキュラムで比較して選ぶ
「先に調査結果を見たい」という声も多いので、まずは「ランキング結果」から調査結果を報告していきたいと思います。
二級建築士の通信講座おすすめランキング7選
それでは早速、数ある二級建築士の通信講座の中から筆者が厳選したサービスを紹介していきます。今回、掲載しているサービスは次の通りです。
サービス名 | 料金(税込) | 特徴 | 学習期間 |
---|---|---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 108,900円 | ・合格率が63.8% ・講師も1級建築士資格保有者 | 3ヶ月 |
日建学院 | 620,000円〜 | ・合格者2,608人以上 ・脳のメカニズムに元付いた記憶法 | 3ヶ月〜 |
資格の学校TAC | 198,000円〜 | ・合格に必要な知識を盛り込んだ学習量 ・隙間時間にも問題練習ができる | 3ヶ月〜 |
総合資格学院 | 480,000円〜 | ・合格率は脅威の94% ・初受験から受験経験のある方まで幅広い方が対象 ・基礎力から実践力までバランスよく学ぶことができる | 1年〜 |
スタディング | 88,000円 | ・すべてスマホで学習が完結 ・動画はたった1分で完了 | 3ヶ月〜 |
日本教育開発 | 275,000円 | ・昭和55年設立の老舗団体なので、信頼度が高い ・西日本地区では合格率1位を獲得。 | 3ヶ月〜 |
全日本建築士会 | 124,000円〜 | ・学科試験は89.7%という脅威の数字を叩き出している ・再受験が無料な制度もある。 | 3ヶ月〜 |
おすすめランキング内でも、TOP5はとくに優れており、詳しく分析しているのでチェックしてみてください。
※当サイトでは、重要な情報のみを届けるため、各サービスの情報をできるだけ圧縮してご紹介しています。
実際に利用を検討する際は、最終確認として公式サイトをチェックしてみてください。
1位:スタディング|隙間時間を活用して合格を目指す
【評価項目】
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- 受講費用の安さ
- 5
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- 講義の質
- 5
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- 教材の充実度
- 5
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- サポート体制
- 5
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- 会社の信頼性
- 4
受講費用の安さ | |
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講義の質 | |
教材の充実度 | |
サポート体制 | |
会社の信頼性 | |
総合評価 | 24/25点 |
スタディングの「二級建築士講座」は、費用をあまりかけず時間をうまく使って学習したい!という人におすすめな通信講座。
↓その理由は、次のような特徴があるため↓
2024年11月現在、実施中のキャンペーンはないものの、新年度にスタートした方が対象のクーポンや開校記念キャンペーンなど、過去にはさまざまなキャンペーンを実施しています。
そのため、そもそもほかの通信講座と比較して圧倒的に低価格であるスタディング。できる限りお得に受講したいと考えている方にはキャンペーンを併用することで、他ではありえないほどの低価格で受講できます。
原則eラーニング受講になるので隙間時間を活用して学習したいと考えている方にはおすすめです。また、スマホアプリでの学習が充実していることが特徴で、ゲーム感覚で隙間時間に楽しく学習を進めることができるのも大きな魅力です。
さらに、教材の質も安かろう悪かろうではなく、しっかりと質が高く保たれているので、安心して確実に力をつけられます。
駅前の教室運営や人件費といった「合格に関係のないコスト」を徹底的に削り、建築士学科+製図総合コースで77,000円と非常に低価格かつクオリティの高いコースを用意しています。
他社の通信講座だとセットで10万円超えは当たり前なので、あまり費用をかけたくないと考えている方にはおすすめです。
・オンライン学習
・低価格で学びたい!
・隙間時間を活用して合格を目指したい!
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料金(税込) | 2級建築士 【2025年合格目標】学科・製図総合コース:88,000円 1級建築士【2025年合格目標】学科・製図総合コース:99,000円 |
合格率 | 非公開 |
主な教材やテキスト | オリジナル教材(映像) |
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https://studying.jp
2位:ハウジングインテリアカレッジ|圧倒的なクオリティの通信講座
【評価項目】
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- 受講費用の安さ
- 5
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- 講義の質
- 5
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- 教材の充実度
- 5
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- サポート体制
- 4
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- 会社の信頼性
- 4
受講費用の安さ | |
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講義の質 | |
教材の充実度 | |
サポート体制 | |
会社の信頼性 | |
総合評価 | 23/25点 |
ハウジングインテリアカレッジの「二級建築士講座」は、未経験で初学の方におすすめの通信講座。
↓その理由は、次のような特徴があるため↓
過去30年以上から最新の試験傾向まで分析したオリジナルのテキスト教材と合格するためのノウハウを知り尽くしている専任の講師が基礎からわかりやすく指導してくれます。
基礎からみっちり教えてもらえるので、未経験の方でも、合格を目指して学習を進めることができるでしょう。
少人数制の制度であるので、理解度を把握しながら学びを進めていくことができます。大人少人数ならではの、質問しやすい雰囲気もあるので確実に知識を習得できます。
二級建築士の資格試験には製図作成があるので、製図作成を少人数体制でサポートしてもらえるのは合格への近道となるでしょう。
実際に現場で活躍しているプロによる指導があるため、専門的かつ実践的な内容で就職に生かせる知識をつけられます。
プロであるからこその視点を学習することができるので、より実践に近い知識を得ることができます。取得後の就職までサポートしてくれるので資格取得後を心配している方にはおすすめです。
・資格取得に必要な知識を徹底的に身につけられるカリキュラム
・少人数制ならではの徹底サポート
・現役プロ講師による授業
・実務経験フォローシステム
・世の中で求められるスキルを身に付けられるプログラム
2025年2月28日(金)まで
\合格応援キャンペーン実施中!/
料金(税込) | 167,000円→2025年2月28日まで139,000円 |
合格率 | 65.5% |
主な教材やテキスト | オリジナル教材+動画教材 |
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https://www.jdk-hic.com
3位:日建学院|オリジナル教材で合格を目指す2級建築士の通信講座
【評価項目】
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- 受講費用の安さ
- 5
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- 講義の質
- 5
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- 教材の充実度
- 4
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- サポート体制
- 4
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- 会社の信頼性
- 4
受講費用の安さ | |
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講義の質 | |
教材の充実度 | |
サポート体制 | |
会社の信頼性 | |
総合評価 | 22/25点 |
日建学院の「二級建築士講座」は、効率的に学びたい人におすすめの通信講座。
↓その理由は、次のような特徴があるため↓
映像学習という講義スタイルをとっていることにより、より高い効果、効率的な学習方法を追求しています。
1977年には早くも映像講義の専用スタジオを開設するなど、古くから映像授業に取り組んでいます。映像授業のための自社スタジオで、オリジナル動画を配信していることからその質の高さが評判です。
必死に勉強するだけではなく、確実に成果に結び付けられるシステムを導入する日建学院。
脳の仕組みにこだわってスムーズに学び、しっかりと記憶する仕組みを徹底しています。
そうした学習の定着具合はコンピュータークリニックと呼ばれる個人分析表で確認することができる徹底ぶりをみせています。また、受講生1人1人に「ライセンスアドバイザー」がつき、学習のサポートをしてくれます。
600を超える建築士専門出版物を持つ「建築資料出版社」が母体となった日建学院には、読者に支持されるノウハウが教材づくりに注がれています。
30年に渡り培った宅建合格のノウハウを、親しみやすくわかりやすいことはもちろん、隙間時間などシーンごとの使いやすさにもこだわってまとめ上げられたオリジナル教材は「日建のテキストさえあれば、ほかの参考書は不要」とまで言わしめるクオリティの高さです。
・合格率の高い映像学習を提供
・完全オリジナル教材(映像)が高品質!
・化学に基づく学習システム
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料金(税込) | 2級建築士学科スーパー本科コース 682,000円 |
合格率 | 【2024年度】 設計製図試験合格数:1,734人(合格者占有率37.1%) 学科試験合格者数:2,084人(合格者の3分の1が日建学院生) |
主な教材やテキスト | オリジナル教材(映像) |
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https://www.ksknet.co.jp/nikken
4位:TAC|建築物の設計や工事監理のエキスパートを目指す通信講座
【評価項目】
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- 受講費用の安さ
- 4
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- 講義の質
- 5
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- 教材の充実度
- 4
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- サポート体制
- 4
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- 会社の信頼性
- 4
受講費用の安さ | |
---|---|
講義の質 | |
教材の充実度 | |
サポート体制 | |
会社の信頼性 | |
総合評価 | 21/25点 |
TACの「二級建築士講座」は、質の高い教材ときめ細かなサポート制度が欲しい!という方におすすめの通信講座。
↓その理由は、次のような特徴があるため↓
学習形態の種類が多く、価格も安いながらも高品質です。例えば、製図課題などはとても作り込まれていると評判で、量で勝負するほかの予備校と異なり厳選した質の高い課題をこなして確実に力をつけられます。
また、「快速スタディ」と呼ばれるスマホで解ける問題集では、質の高い問題を通勤時間などの空き時間に解いて隙間時間での学習を効率化させることができます。
フォロー制度が充実しているので、仕事をしながら学ぶ方は安心して学習を進めていくことができます。例えば、Webフォロー制度は実際の授業風景を録画した動画をWeb上で見ることができる制度で、教壇のすぐ前にあるカメラから撮影した授業風景はまるで最前列で授業を受けているような感覚でいつでも受講できます。
さらに、疑問に感じたことをいつでもメールで質問できるのも魅力のひとつです。
開講前であれば受講料の全額を返金可能な返金制度で、もし合わないと感じた時は気軽に解約できます。
また、その他セット割引や再受講割引制度、ステップアップ割引制度、25歳以下の方へ向けたアンダー25コースといったさまざまな割引制度が充実しています。
- 対象コースの受講
- 2024年二級建築士 設計製図試験の合格発表前に、2025年合格目標「一級総合学科本科生 井澤Plus」「一級総合学科本科生」を申し込み、2024年二級建築士設計製図試験に不合格した方
- 合格証や身分証明書、印鑑、銀行口座番号、会員証の提出
※全額返金保証の適用条件に関する注意点を見る
- 振込手数料は受講生が負担します。配布済みの教材は、すべて返却しましょう。
- 対象コースは、2025年合格目標「一級総合学科本科生 井澤Plus」「一級総合学科本科生」です。
- 単科生、パック生は対象外です。
- 返金制度を利用する場合は、TAC各校やカスタマーセンターで詳細を確認しましょう。
・高い合格者数
・戦略的カリキュラム
・学習フォロー制度
\TACではさまざまな割引制度を実施中です/
料金(税込) | 二級学科本科生 198,000円→2025年2月28日まで176,000円 |
合格率 | 非公開 |
主な教材やテキスト | 出題傾向を抑えたオリジナル教材 |
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https://www.tac-school.co.jp
5位:総合資格学院|講座内容が豊富で自分に合った学習ができる通信講座
【評価項目】
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- 受講費用の安さ
- 4
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- 講義の質
- 4
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- 教材の充実度
- 4
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- サポート体制
- 4
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- 会社の信頼性
- 4
受講費用の安さ | |
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講義の質 | |
教材の充実度 | |
サポート体制 | |
会社の信頼性 | |
総合評価 | 20/25点 |
総合資格学院の「二級建築士講座」は、急ぎでもゆっくりでも大丈夫といった方におすすめの通信講座。
↓その理由は、次のような特徴があるため↓
十分に時間をとって基礎から実践までじっくり丁寧に力をつける早期対策コースから、ストレート合格を目指す学科合格必勝コース、中期合格必勝コースや、合格のポイント掴んで最短での合格を目指す短期合格コースまで、さまざまなコースが用意されています。
勉強を始めた時期と自分のレベルに応じて、自分のペースに合った最適なコース選択ができることが大きな魅力です。
そして、総合資格学院は数ある通信講座の中でも高い合格率を誇っているのが特徴です。
令和4年度の学科試験のみの合格率はなんと驚きの95.0%となっています。
また、一級建築士においても令和3年度のストレート合格者専有率全国最高を叩き出しており、二級建築士合格後の進級の際にも自信を持っておすすめできる講座です。
学科試験のほかに設計製図といった試験もある建築士試験。この試験は対策しづらいことで有名ですが、総合資格学院ではセット講座「設計製図コース」を設け、コースとしてしっかり対策をすることが可能です。
コース内容は正しい線の引き方や作図手順といった基礎から、試験時間を上手に使い切るタイムマネジメント法まで、とことん丁寧に試験に向けて対策してくれます。
・セット講座が多い
・一人一人に合った講座選択が可能
・業界最大の合格率
\一般教育訓練給付制度で受講料の2割支給(上限10万円)/
料金(税込) | 2級建築士ストレート合格必勝コース 869,000円 |
合格率 | 2024年度 学科+設計製図試験合格者 占有率:64.3% |
主な教材やテキスト | オリジナル教材 |
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⬇公式サイト⬇
https://www.shikaku.co.jp
6位:日本教育開発|法令集を踏まえて素早く学ぶ通信講座
①法令集など具体例を交えて講義
②生講義を収録したWEB配信
③わかりやすい講義
料金(税込) | 317,250円 |
合格率 | 非公開 |
主な教材やテキスト | WEB授業 |
⬇公式サイト⬇
https://www.l-mate.net/
7位:全日本建築士会|オリジナル教材で合格を目指す2級建築士の通信講座
①診断システムの導入
②少人数制指導
③合格サポートシステム
料金(税込) | 長期設計製図講座 166,000円 |
合格率 | 非公開 |
主な教材やテキスト | オリジナル教材 |
⬇公式サイト⬇
https://ssl.kenchikukouza.org/index.html
【選び方】二級建築士通信講座の比較ポイント
二級建築士通信講座のおすすめランキングの紹介を終えたところで「この中からどうやって自分に合ったサービスを選ぶの?」と感じた方もいるでしょう。
そこで、ここではランキング評価を別として、3つのポイントにおいて比較を行い、自分に合った選び方を紹介していきます。
選び方① 受講費用で比較して選ぶ
通信講座名 | 費用 | 学習期間 |
---|---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 108,900円 | 3ヶ月〜 |
日建学院 | 620,000円 | 3ヶ月〜 |
TAC | 198,000円 | 3ヶ月〜 |
総合資格学院 | 480,000円 | 3ヶ月〜 |
スタディング | 88,000円 | 3ヶ月〜 |
講座を選ぶうえでまず気になるのが料金の部分なのではないでしょうか。料金が高ければいいというものでもありませんし、逆に安すぎても怪しいと感じてしまうでしょう。
比較してみると8万円台〜50万円近くとかなり幅は広くなっています。もちろん、高ければ質のいいサポートを受けられますが、だからと言って受かるわけではありません。
このようにしてみると安さという面ではスタディングが圧倒的に安いということができるでしょう。とりあえず料金を抑えたいという人はスタディングがおすすめです。
選び方② 合格実績で比較して選ぶ
通信講座名 | 合格率 | 詳細 |
---|---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 65.5% | 安定して平均合格率を上回っています |
日建学院 | 【2023年度】 設計製図試験合格率:41.2%(合格者占有率41.2%) 学科試験合格者数:2,209人(合格者の3分の1が日建学院生) | 2021年二級建築士国家試験合格者の4割が日建学院出身者です |
TAC | 非公開 | ー |
総合資格学院 | 2022年度 学科試験合格率:95.0% | 製図合格率も82.6%と圧倒的合格率を誇ります |
スタディング | 非公開 | ー |
通信講座を選ぶうえでやはり合格率というものはかなり重要になるでしょう。一概には言えませんが、合格率が高ければ高いほどその講座の質が高いということができます。
合格率で言うと、ハウジングインテリアカレッジが合格率63.8%と圧倒的な数字を誇っています。この数字はかなり高く、ほかの講座と圧倒的な差をつけました。総合資格学院も、学科合格率と製図合格率はかなり高くなっています。
また、合格率という意味ではあまり高くありませんが。2021年二級建築士国家試験受講者の合格した人のうち4割の人が日建学院出身者だったことがわかりました。合格率としてみるとあまり多くありませんが、合格者はかなり多くなっています。
合格率で見ると、ハウジングインテリアカレッジが一番いいということができるでしょう。
選び方③ カリキュラムで比較して選ぶ
学校 | カリキュラム | 詳細 |
---|---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 基礎から応用まで1級建築士が対応 | 現場で通用するようなノウハウを学習できます |
日建学院 | 合格を追求したトータル学習 | 合格に導くためのシステムを導入していて、科学的に合格に近づきます |
TAC | 高品質な講座 | ほかの教材と比べても品質が高いと評判で、とくに製図課題は作りこまれています |
総合資格学院 | コースが豊富 | 多種多様なコースを揃えているので、自分に合ったコースを選べます |
スタディング | 無理なく合格を狙う | スマホで学習することができるので、無理なく隙間時間で学習できます |
カリキュラムがあっていないと学習の効率が落ちてしまったり、学習のモチベーションが下がってしまうので、自分に合った講座を選ぶことも重要です。
それぞれの学校にもカリキュラムによる特色があり、どの講座を選ぼうか迷うという方も多いでしょう。ここで紹介している通信講座では、合格させることに強いこだわりを持ったカリキュラムを用意している通信講座が多いです。
また、各個人どのような講座がいいかというものはそれぞれ異なると思います。上記の表を参考にして、自分に一番合いそうな講座を選んでください。
そもそも二級建築士とは?おすすめできない人の特徴も深掘り
建築士とは家やビルを建設する際に正確に記された設計図が必要になります。設計図に基づき建設を進めていくのですが、設計図を作ることは建築士の重要な仕事のひとつです。設計というと間取りや外観など、目につくものばかりに注目されがちですが、実は防災や法律などのあまり目につかないような部分の調整をしているのも建築士なのです。
【分析結果】資格取得をおすすめできる人の特徴
建築士は人の記憶に残る建築物を設計したり建設したりすることがあります。その職務を全うする上で、ものづくりが好きでなければ務まらない部分もあります。
ものづくりにおいて重要なのは好奇心です。好奇心のある方が個性的なデザインの設計をすることもあります。好奇心を持って色々と挑戦できる方には非常におすすめな仕事です。
建築士は常に周りとコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく必要があります。周りと協力しコミュニケーションを取ることが得意な方には非常におすすめな仕事です。
建築士の仕事は長く長期的に続いていきます。投げ出したくなることもあるかもしれませんが、目標達成に向け粘り強く頑張れる方にはおすすめな仕事です。
建築士はさまざまな法令をもとに仕事をしなければいけません。「安全に利用でき暮らしていけるものを建設しなければいけない」という、どんなことにも責任を持って取り組める人にはおすすめの職業です。
【分析結果】資格取得をおすすめできない人の特徴
建築士はさまざまな法律をもとに仕事を進めなければいけません。建物は人が安全に利用できるように建築しなければいけません。それを設計し支持する人が責任感に欠けて仕舞えばその建物を使うことに対して不安を感じますよね。責任感が周りより少し欠けているという方はあまりおすすめできません。
建築士は常に周りとコミュニケーションを取り協力し合う必要のある仕事です。コミュニケーションが苦手だと周りと上手な連携を取れなくなるため失敗につながることがあります。コミュニケーションが苦手な人にはあまりおすすめできません。
建築士の仕事は長く続いていく仕事です。1つの建物を建てるにしても長ければ5年ほどかかることもあります。その間建築士がその現場をまとめていく必要があります。そのような観点からもすぐ諦めてしまう性格の人にはおすすめできません。
二級建築士は独学でも資格は取れる?
二級建築士は独学で合格することはできるのでしょうか。二級建築士は国家資格であるため問題は簡単ではありません。それだけではなく国家資格を受けるためには学歴に応じた一定年数の実務や経験が必要になります。
このような観点から二級建築士の独学は難しいとされています。ここからはそれぞれ難しい理由を解説していきたいと思います。
難しい理由① 製図経験が積みにくい
試験の中に設計図試験というものがあります。実際に設計図を書かされ、それを評価されます。設計図は自分では添削しにくい側面もあり、独学だけでは難しい部分もあります。通信制学校や通信講座の場合設計図試験の添削も行ってくれる学校もあるので、この問題は通信講座であれば回避できそうです。
さらに、独学で勉強する場合最も隔たりとなるのが、受験資格です。受験するには学歴に応じた一定年数の実務経験が必要になります。
大学などの建築学科を卒業していない場合は、建築会社などで7年以上の実務経験を積まなければいけません。7年も待てないという方は、通信制の学校に通ったり通信制の講座を受けることによりこの問題を回避することができます。
難しい理由② 間違いに気づくことができない
未経験で独学をする場合は、そもそも未知の領域に足を踏み入れることになるため、参考書やテキストを読んだだけでは間違いかどうかもわかりません。もし間違いに気づかず学習を進めてしまうと、不効率な学習となってしまいます。
このような観点から独学で二級建築士受験を受けることは難しいとされているのです。
難しい理由③ 学習効率が良くない
基本独学の場合はYouTubeや参考書をもとに学習をしていきますが、1から基礎を徹底的に学ぶということは基本学習効率が良くありません。
二級建築士の学習時間は500〜700時間ほど必要になると言われていますが、これは人による部分もあります。効率の良い学習を進められる人は500時間ほどあれば身につけられますが、未経験から独学で1から学ぶとなると700時間以上の時間を要することもあります。また、独学では勉強した結果も出づらいとも言われています。
さらに、合格率は40%と高い水準にいますが、実際問題そう上手くはいきません。二級建築士の国家試験は1年に1回ほどしか開催されないため、不合格になった場合はまた1年独学で学び来年受験する必要があります。
そうなると独学ではモチベーションを維持できないという問題が発生します。不合格になれば自ずとやる気も落ちることもあるため、自分なりのモチベーション維持法などを考案すると良いでしょう。
二級建築士の合格率や試験内容はどのようになっている?
試験内容は主に以下の4つに分かれています。
・学科Ⅰ(建築計画)
・学科Ⅱ(建築法規)
・学科Ⅲ(建築構造)
・学科Ⅳ(建築施工)
そして、設計図試験が追加されます。それぞれの試験内容の範囲はかなり広いため幅広く学習を進めていく必要があります。また、設計図試験は図面の作成スキルに加えさまざまな能力が求められます。
使用する人数、用途、建物の構造などを踏まえたテーマ形式で問題が出題されます。近年は2世帯住宅、事務所兼自宅、3世帯住宅など実践的な内容が出題されました。
二級建築士試験の合格率
学科 | 製図 | 最終 | |
---|---|---|---|
平成26年 | 37.9% | 55.3% | 24.3% |
平成27年 | 30.1% | 54.0% | 21.5% |
平成28年 | 42.3% | 53.1% | 25.4% |
平成29年 | 36.6% | 53.2% | 24.3% |
平成30年 | 37.7% | 54.9% | 25.5% |
令和元年 | 42.0% | 46.3% | 22.2% |
令和2年 | 41.4% | 53.1% | 26.4% |
令和3年 | 41.9% | 48.6% | 23.6% |
令和4年 | 42.8% | 52.5% | 25.0% |
令和5年 | 35.5% | 49.9% |
合格率は例年20%前後と国家資格の中でもやや難しいものとなっています。学科試験自体難易度は毎年異なっており、近年では初出題の問題も出題される傾向にあります。
基礎が身に付いていれば解くことのできる問題なので、応用力を意識した対策を行っていくようにしましょう。
二級建築士合格に必要な勉強時間
長いことからも、二級建築士の難易度の高さをうかがうことができます
また、その上位資格である一級建築士はさらに、多くの時間を必要としますが、二級を受けていれば、必要時間数は少なくなるで勉強時間はどのくらいを目安に進めていけば良いのでしょうか。下記の表をご覧ください。個人差もありますが、経験者の場合は500時間ほどで合格してしまう方もいるそうです。未経験者の場合は700時間以上の時間を必要とする場合もあります。このように、合格までに必要な勉強時間がしょう。
資格名 | 必要時間数 |
---|---|
二級建築士 | 500時間〜700時間 |
一級建築士 | 700時間~1500時間 |
【2025年最新】二級建築士の試験日程と申込日
2024年(令和6年度)の二級建築士の日程と申込日は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
受付期間 | 令和6年4月1日(月)午前10時〜4月15日(月)午後4時 |
課題発表 | 設計製図:令和6年6月12日(水)ごろ |
学科試験日 | 令和6年7月7日(日) |
学科試験合格発表 | 令和6年8月26日(月) ※予定 |
設計製図試験日 | 令和6年9月15日(日) |
設計製図合格発表 | 令和6年12月5日(木) ※予定 |
また、二級建築士の試験を受けるにあたって、以下の情報は必ず確認しておきましょう。
【受験資格】
建築に関する学歴又は資格等 | 実務経験年数(試験時) |
大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者 | 最短0年 |
建築整備士 | 0年 |
その他都道府県知事がとくに認める者 | 所定の年数以上 |
建築に関する学歴なし | 7年以上 |
以上が受験資格になります。令和2年の建築士法の改正によって、受験資格に変更がありました。学歴要件を満たしていなければ7年の実務を必要とされていますが、学歴要件を満たせば、実務経験がなくても受験することができるようになりました。
【申込みまでの流れ】
申込条件の確認
↓
事前準備(書類・顔写真の準備等)
↓
受験申込
↓
受験申込完了
まとめ
このページでは、数ある二級建築士通信講座の中から厳選したサービスと、その選び方などを紹介しました。
そのほかにも、基礎的な知識などを伝えたので、話が混ざってしまった方もいるでしょう。なので、最後にもう一度ランキングをまとめておきます。
【TOP5】
総合評価 | 特徴 | |
---|---|---|
ハウジングインテリアカレッジ | 4 | ・就職サポート ・講師陣が1級建築士 ・WEB講義フォロー |
日建学院 | 4 | ・合格率の高い映像学習 ・プロが生み出すオリジナル教材 ・化学に基づく学習システム |
TAC | 3 | ・低価格で高品質 ・フォロー制度充実 ・返金制度あり |
総合資格学院 | 3 | ・模擬試験あり ・充実のサポート制度 ・高い合格率 |
スタディング | 3 | ・基礎から着実に学べる教材 ・WEBテキスト ・スマート問題集 |
【6位以下】
・日本教育開発
テキストと参考書のみの学習になるため、学習継続力がないと難しい
・全日本建築士会
学習意欲と学習継続力がないと難しい
・九州建設専門学院
対面が多いので、仕事をしながら学習するのが難しい
また、とにかく安く学びたい初心者の方におすすめなのは「SAT建築学科講座」。初期費用0円(税込)、月額支払い3,199円(税込)から学べるため、おすすめです。
まずは各公式サイトをチェックして、資料請求もしてみてください。
※資料請求は「BrushUP学び(https://www.brush-up.jp)」というサイトであれば、一括請求できるます。