バックエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーション開発で、ユーザーの目に触れない部分のシステムを担当する人のことです。
システムやサーバーの保守・管理がメインですが、バックエンドエンジニアが担当する仕事領域は広く、業務への知識量も求められます。
そのためIT業界の転職市場でも、バックエンドエンジニアの価値は高いといえます。転職するときも、転職エージェントを利用することで有利に進められるでしょう。
そこで今回は、バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントをまとめてみました。求人数や口コミなど、各サイトの特徴を比較しています。
またバックエンドエンジニア向けの転職エージェントのメリット・デメリットや、選び方のポイントなども紹介しています。
転職を検討しているバックエンドエンジニアの人は、ぜひここで紹介するおすすめを参考にしてみてください。
バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイトを比較
レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT・Web業界に精通したプロのサポートが受けられる転職エージェントです。
担当するキャリアアドバイザーは、年7,000回の企業ヒアリングを実施しており、企業のリアルな情報を常に把握しています。
そのため、求める人物像やスキルも含めて、深いアドバイスをもらえるでしょう。転職先の情報をしっかり確認できるので、ミスマッチを防ぐこともできます。
経験者には特におすすめできる転職エージェントなので、バックエンドエンジニアの実績がある人は、ぜひ利用してみてください。
マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは、転職者の話を丁寧にヒアリングしてくれます。自分のこだわりたい条件に合わせて、多数の求人からぴったりの転職先を提案してくれるでしょう。
また書類添削・面接対策などのサポート体制も充実しています。転職の不安があるバックエンドエンジニアには、特におすすめの転職エージェントです。
ちなみに条件交渉にも強く、利用者の約7割が、年収アップを実現させています。年収を重視して転職したい人は、キャリアアドバイザーに伝えておきましょう。
リクルートエージェントIT

リクルートエージェントITは、求人数の多さが特徴の転職エージェントです。細かい条件で絞り込むことができ、バックエンドエンジニア向けの求人も多くあります。
また地方の企業の求人も、多く取り扱っています。そのため、Iターン転職やUターン転職を考えているバックエンドエンジニアにもぴったりでしょう。
企業との交渉も、エージェントに任せられるので、普段仕事で忙しい人にもおすすめです。どのような求人があるか、ぜひ一度チェックしてみてください。
ギークリー

ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に強い転職エージェントです。キャリアアドバイザーは、IT職種ならではの悩みに精通しており、企業の特徴も把握しています。
また希望条件や経験・スキルをヒアリングしながら、親身になって相談に乗ってくれます。そのうえで、適切なバックエンドエンジニアの求人を提案してもらえるでしょう。
ちなみにギークリーを利用する人のうち、8割以上の人が、在職中に転職活動をしているそうです。忙しい人向けのサポートも充実しているので、働きながら転職を進めたいバックエンドエンジニアにもおすすめします。
ウィルオブテック

ウィルオブテックは、2名体制でサポートしてくれる転職エージェントです。キャリアアドバイザーと、企業とやり取りをするリクルーティングアドバイザーに相談できます。
また非公開求人を多く保有しているのも、ウィルオブテックの特徴のひとつです。職場環境などリアルな情報を把握しているので、自分の希望にあった求人を提案してくれます。
年収アップにも力を入れており、150万円以上の年収アップに成功した人もいるそうです。気になるバックエンドエンジニアは、ぜひチェックしてみてください。
dodaエンジニアIT

dodaエンジニアITは求人数が豊富で、未経験可の求人も多く保有しています。バックエンドエンジニアの経験が浅い人におすすめできる転職エージェントです。
またキャリアアドバイザーに相談せず、自分のペースで転職活動を進めることもできます。焦らずゆっくり転職できるので、希望のバックエンドエンジニアの求人を探せるでしょう。
ちなみにスカウトサービスも用意されており、面接確約のオファーもあります。自分の目的に合わせて使い分けできるのも、メリットのひとつです。
ビズリーチ

ビズリーチは、登録するだけで企業からのオファーが届くスカウト型転職サイトです。ハイクラス向けの求人が多く、高収入のバックエンドエンジニア求人を探せます。
またビズリーチは、優秀なヘッドハンターがいるのがおすすめポイントです。直接コンタクトを取ることができ、希望条件に合う求人がないか相談できます。
ただしヘッドハンターによって、得意な求人が違うため、自分が希望する業界・職種に強いかをチェックすることが大切です。
Green

Green(グリーン)には、企業の採用担当者と気軽に会えるカジュアル面談が用意されています。事前に雰囲気を知りたいバンクエンドエンジニアに、おすすめの転職サイトです。
登録すると人事担当者から直接スカウトがくるため、在職中の忙しい中での転職活動でも、転職先を探せます。自分では気づかない企業にも出会え、選択肢も増えるでしょう。
転職サポートはありませんが、自分のペースで進められます。求人数も多いので、気になる企業があるか、ぜひ一度チェックしてみてください。
パソナキャリア

パソナキャリアは、ハイクラス転職を考えているバックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントです。年収600万円〜1200万円以上の求人も多く取り揃えています。
そのためバックエンドエンジニアとしてすでに活躍しており、より高いステージに挑戦したい人は、満足できる求人に出会えるでしょう。
スカウトサービスもあり、希望の求人があれば転職したいというバックエンドエンジニアにもおすすめです。効率よく転職活動ができるので、ぜひ利用してみてください。
IT求人ナビ

IT求人ナビは、ITエンジニアの求人に特化した転職サイトです。全国7拠点で支援をおこなっており、自宅から近い地点で面談ができます。
またスキルカウンセラーに相談できるので、自分では気づかない提案もしてくれるでしょう。新しいキャリアパスの発見にもつながるかもしれません。
最新の求人情報も、メールで常に配信しています。気になるバックエンドエンジニアの求人があれば、チェックしてみてください。
バックエンドエンジニアの転職事情

バックエンドエンジニアの仕事内容・向いている人
バックエンドエンジニアとは、Webサービスやアプリケーション開発で、ユーザーの目に触れない部分のシステムを担当する職種です。
バックエンジニアの仕事内容には、主に以下のような業務があります。
- サーバー構築
- データベース構築
- プログラム開発
- 保守・運用
バックエンドエンジニアが担当する仕事領域は広く、業務への知識量も求められます。またシステムやサーバーの保守・管理がメインで、地道な作業も多いのが特徴です。
そのためコツコツとした作業が得意な人や、裏方の仕事が好きな人に、バックエンドエンジニアは向いているといえます。
バックエンドエンジニアの転職に必要なレベル・スキル
バックエンドエンジニア転職に必要なスキルとして、以下のようなものがあります。
- プログラミングスキル
- データベースの知識
- インフラ構築の知識
- ミドルウェアの知識
- サーバ構築・保守・運用の知識
- フロントエンド側の知識
- 開発フレームワークの知識
- コミュニケーション能力
業務内容が幅広いことから、スキルも多種多様に求められます。バックエンドエンジニアとして働くなら、IT全般の幅広い知識が求められると考えておきましょう。
いきなり全ての知識を身につけて転職する必要はありませんが、担当するプロジェクトに合わせた知識を持っておくのがおすすめです。
バックエンドエンジニアの転職に役立つ資格
バックエンドエンジニアの転職に役立つ資格には、以下のようなものがあります。
- PHP技術者認定試験
- Oracle認定Javaプログラマ
- Linux技術者認定試験
PHP技術者認定試験はPHPに関する資格ですが、初級試験と上級試験が存在します。
Oracle認定Javaプログラマは、Javaの技術や知識に関する資格です。Javaは、バージョンアップでの仕様変更が多く、一度試験を受けたら終わりではありません。
そのためバージョンアップの度に試験を受け直すと、新しい知識を持っているアピールができます。
Linux技術者認定試験も、Linuxの知識をアピールする上で有効です。
バックエンドエンジニアのキャリアパス・将来性
バックエンドエンジニアは、業務範囲の広さから、下流工程も上流工程も経験できます。バックエンドエンジニアのキャリアパスは、主に以下のようなものがあります。
- プロジェクトリーダー
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
- 他のエンジニア職
- スペシャリスト
そのためバックエンドエンジニアは、将来性も高い仕事です。Web開発の技術がなくなる可能性は低く、バックエンドエンジニアは今後も需要が高いといえるでしょう。
バックエンドエンジニアとして長く活躍するなら、新しい知識をアップデートし、より幅広い分野を担当できると安心です。
バックエンドエンジニアは未経験・初心者でも転職できる?
未経験でバックエンドエンジニアを目指すのは、不可能ではありません。しかし経験者募集の求人が多く、簡単ではないでしょう。
未経験からバックエンドエンジニアを目指すなら、まずは基礎知識をつけるのが大切です。知識を身につけ、ポートフォリオを作成しましょう。
バックエンドエンジニアとしてのスキルをアピールできれば、未経験でも転職できる可能性はあります。また未経験者向けの転職エージェントを利用するのも、方法のひとつです。
バックエンドエンジニア向け転職エージェントの選び方

IT業界に強い転職エージェントかどうか
転職エージェントには、総合型と特化型があります。転職したい業界が決まっている場合は、その業界に特化した転職エージェントを利用するのがおすすめです。
特にバックエンドエンジニアの転職であれば、IT業界に強い転職エージェントを選びましょう。書類添削・面接対策など、バックエンドエンジニア向けの転職サポートが充実しています。
また業界の動き・転職市場などの情報収集にも、IT業界に強い転職エージェントは役立つはずです。
バックエンドエンジニア向けの取り扱い求人数が多いか
バックエンドエンジニア向けの転職エージェントを選ぶ際には、取り扱い求人が多いかどうかも確認しておきたいポイントです。取り扱っている求人が多ければ、選択肢が広がります。
逆にバックエンドエンジニアの求人が少なかった場合、自分の希望に合う企業を見つけるのは難しいかもしれません。転職を成功させるためにも、求人数が豊富な転職エージェントを選ぶことが大切です。
ちなみにバックエンドエンジニア向けの転職エージェントは、複数登録しても問題ありません。料金も無料なので、求人が見つからない場合は、別の転職サイトもチェックしてみてください。
信頼できるような転職支援実績があるか
どの転職エージェントを選べばよいか迷ったときは、実績を確認しましょう。支援実績が多ければ、それだけ転職を成功させるノウハウがある転職エージェントであるといえます。
たとえばバックエンドエンジニアの事例を参考にすれば、どのくらい年収が増えたか・どのような企業に転職したかなど、役に立つ情報などが見つかるかもしれません。
転職は人生のターニングポイントのひとつです。実績があり、信頼できる転職エージェントをパートナーに選べば、より安心して転職を進められるでしょう。
IT業界に精通したコンサルタントが在籍しているか
バックエンドエンジニアが転職エージェントを選ぶ際には、担当者についても調べることが大切です。IT業界に詳しい担当者がいれば、詳しいアドバイスを受けられるでしょう。
なかには担当者が企業へ足を運び、現場でヒアリングを行って得た情報を共有してくれる転職エージェントもあります。転職前に有益な情報を得るためにも、バックエンドエンジニア転職に詳しい担当者がいる転職エージェントがおすすめです。
自分の活動状況に合った面談方法が選べるか
バックエンドエンジニア向けの転職エージェントを利用して転職活動する際には、面談方法が選べるかどうかもチェックしておきましょう。「対面」「電話」「オンライン」など、転職エージェントごとに選べる面談方法が異なるためです。
対面による面談だけの場合、面談場所までが遠いと時間や費用がかかり負担が増えるでしょう。しかし、対面だけでなく電話・オンラインに対応している転職エージェントを選べば、無理せず転職活動が進められます。
在職中で時間が取れないなか転職活動を行っているバックエンドエンジニアも少なくないため、自分に合った面談方法を選んでみてください。
バックエンドエンジニアが転職エージェントを使うメリット

転職に関する悩みを相談できる
バックエンドエンジニアが転職エージェントを使うメリットとしてあげられるのが、担当者に転職に関しての相談ができることです。自分が悩んでいることや目指していることを話し、客観的な意見をもらいましょう。
「キャリアアップを目指している」「年収を上げたい」などの相談も可能で、希望に寄り添った解決策を提案してもらえます。担当者に転職や今後のキャリアプランなどの不安や疑問を解消してもらった上で転職活動を始められるのは、転職エージェントの強みです。
多くの求人のなかからバックエンドエンジニア向けの企業を紹介してくれる
転職エージェントは、丁寧なヒアリングを通して利用者の希望する条件や働き方に合った求人を探してくれます。
公開されている求人だけではなく、一般的には公開されていない非公開求人も含めて自分に合った企業を紹介してもらえるのは、バックエンドエンジニア向けの転職エージェントを利用する大きなメリットのひとつです。
自分で求人を探す場合、全ての求人を見たうえで「希望通りの職場か」「自分の性格や希望するライフスタイルに合っているか」などを判断するのは難しいかもしれません。
転職のプロによる客観的な意見を元に、より自分にピッタリの求人を探したい人は、バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントを活用しましょう。
応募書類の添削や面接対策を受けられる
履歴書や職務経歴書などの添削や面接対策が受けられるのは、バックエンドエンジニア向けの転職エージェントならではのサービスです。
転職を成功させるためにも、転職エージェントの書類添削を受けて、正しい履歴書の書き方や自己PRの方法を学びましょう。
また面接対策では模擬面談を行い、髪型や服装のチェックやよく聞かれる質問の受け答えについて教えてくれます。
応募書類の質を高めることや面接対策を行うことは、内定率を高めるためには欠かせない部分であるため、積極的に活用するのがおすすめです。
日程調整・年収交渉を依頼できる
転職エージェントでは、日程調整や年収交渉なども依頼できます。特に年収交渉はなかなか言い出しにくいという方も少なくありません。
また転職活動をする場合、いくつかの企業への応募を同時進行していくのが一般的ですが、応募数が増えるほど日程調整も難しくなっていきます。
「転職で年収アップをかなえたい」「スケジュール管理の手間を省きたい」というバックエンドエンジニアには、転職エージェントを利用してみてください。
転職のプロに任せることで、年収交渉や日程調整がよりスムーズに進むでしょう。
バックエンドエンジニアが転職エージェントを使うデメリットは?

転職エージェントとのやり取りが生じる
転職エージェントを利用する際は、希望条件やスケジュールに変更があった場合に担当者へ連絡する必要があります。求人紹介やスケジュール調整は担当者に全て任せているからです。
バックエンドエンジニアのなかには、連絡すること自体を面倒に感じる人もいますが、求人探しや企業とのやりとりなど、転職活動で時間がかかる部分を個人で行うよりも、負担は少なくなるでしょう。
連絡を怠ると、希望条件と合わない求人を紹介されたり、面接日程がかぶったりなどのトラブルの原因になります。めんどくさくても連絡の手間は惜しまず、こまめにやりとりすることが大切です。
転職エージェントの担当者との相性に注意が必要
転職エージェントを利用する場合、担当者との相性にも注意が必要です。転職のプロとはいえ担当者も人であるため、相性が良い方もいれば、悪い方もいるでしょう。
「紹介される求人が希望とあっていない」「自分の意図を組んでいない」「対応がイマイチ」などと不満を感じることがあるかもしれません。
その際は、転職エージェントに担当者の変更を依頼できます。無理をしたまま転職活動を進めると、ストレスになってしまうこともあるため、我慢せず相性の良い担当者を探すことも大切です。
バックエンドエンジニア向けの転職エージェントの使い方

転職エージェントに会員登録をする
まずは、自分の利用目的に合った転職エージェントに会員登録をしましょう。生年月日やメールアドレス、希望職種などの必要事項を入力し、登録を済ませましょう。
早いところは3分ほどで登録が完了します。登録完了後は、転職エージェントの担当者からの連絡を待ちましょう。
転職エージェントとの面談で希望を伝える
登録が完了したら、担当者との面談があるので、面談可能な日程を伝えましょう。担当者と日程が合わない可能性があるため、いくつか候補を出しておくとスムーズに決められます。
面談にかかる時間は、転職エージェントや担当者によって差がありますが、大体1〜2時間程です。
面談では転職理由や、バックエンドエンジニアとして転職する際の希望条件などを聞かれます。このときに、こだわりたいポイントがあれば一緒に伝えましょう。
紹介してもらった求人に応募する
面談を終えたら、担当者が自分の希望にあったバックエンドエンジニア向けの求人を紹介してくれます。紹介された求人に応募するかは、その場で判断する必要はありません。
迷ったときは、一旦検討し後日返答する旨を伝えましょう。気になる求人があった場合は、担当者に連絡し、応募に進みます。
応募時に必要な履歴書や職務経歴書は、記入したのちに添削をしてもらえます。書き方に不安がある人や、どこをアピールしたらよいか分からない人は、担当者に相談してみてください。
書類選考が通ったら企業の面接を受ける
書類選考を通過したら、企業との面接です。都合の良い日程をいくつか担当者に伝えておけば、調整してくれます。
また面接前は、担当者としっかり対策をすることをおすすめします。志望動機・転職理由など、ポイントに合わせて受け答えのアドバイスがもらえるため、万全の体制で面接に臨めるでしょう。
内定をもらったら転職エージェントの担当者に入社日を伝える
無事内定をもらったら、転職エージェントの担当者に入社日を伝えます。もし、内定を辞退する場合は、早めに担当者へ連絡しましょう。
入社してからも転職エージェントの担当者からのサポートは続きます。入社後の悩みや不満などがあれば担当者に相談し、解決策を探してみましょう。
バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイトまとめ
バックエンドエンジニアにおすすめの転職エージェントの比較を行いました。
各転職エージェントごとに、特徴は異なります。理想の転職先を探すためには、自分にあったサービスを提供している転職エージェントを利用するのがおすすめです。
活動するうえで困ったことや、不安に思うことがあれば、遠慮せずバックエンドエンジニア向けの転職エージェントに相談してみてください。