基本情報技術者とは、IT業界で活躍するために必要な知識や技能を有していることを証明する国家資格です。
情報処理に関する基本的な知識のほか、システムやソフトウェアの開発など、IT関連においてあらゆる知識を学べます。
実施年度 | 受験者数(春期・秋期) |
---|---|
平成25年度 | 101,842人 |
平成26年度 | 100,879人 |
平成27年度 | 101,221人 |
平成28年度 | 99,999人 |
平成29年度 | 105,252人 |
平成30年度 | 111,381人 |
令和元年度 | 121,556人 |
令和2年度 | 52,933人 |
令和3年度 | 85,428人 |
令和4年度 | 46,072人 |
過去10年間における受験者数の推移をみると、令和元年度まではほぼ横ばいの結果でしたが、令和2年度の受験者数は新型コロナウイルスの影響により大幅に減少しています。
しかし、令和3年度の受験者数は前年度の約1.6倍まで回復していることから、安定した需要があるといえるでしょう。
そんな中、基本情報技術者の講座を始める会社と取り上げるメディアも急増しています。
しかし「サービスや情報が増えれば増えるほど、どれを選んで良いのかわからなくなってしまう」という意見が当サイトに多く寄せられるのが現実…。
今、このページを見ていただいている方を含め、初めの”一歩”を踏み出せない方を一人でも減らすため!当ページでは次のようなポイントに絞って、わかりやすく解説していきます。
スキマ時間が5分あれば基本情報技術者の講座について理解できるよう、わかりやすい形式で調査データをまとめました!
まずは大本命の「おすすめランキング」から見ていきましょう。
基本情報技術者の通信講座おすすめ比較ランキングTOP9【2024年4月最新】
それでは早速、気になるランキングを見ていきましょう。
今回のランキングでは、数ある基本情報技術者のおすすめ通信講座11社から以下のような調査を実施することで厳選しました。
具体的には上記5つの項目において合計100点で評価してランキング化し、ご紹介しています。
1位:スタディング|オンライン講座でスキマ時間を活用できる!合格お祝いギフト券5,000円分進呈中
【ランキング評価】
受講費用の安さ | 19/20点 |
講義の質 | 19/20点 |
教材の充実度 | 18/20点 |
サポート体制 | 18/20点 |
運営会社の信頼性 | 19/20点 |
総合得点 | 93/100点 |
★評価項目の分析★
ー受講費用の安さー
基本情報技術者合格コース(2022年上期〜下期試験対応):36,800円(税込)
ー講義の質ー
スタディングアプリを使ったスマホ学習が可能
ー教材の充実度ー
デジタル化されたweb完結のテキストが便利
ーサポート体制ー
オンライン機能が充実している
ー運営会社の信頼性ー
合格者を多数輩出している
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スタディングは動画講義やweb版テキストを採用。
また、問題演習や学習レポート機能などもすべてオンラインで完結するため、スマホひとつで学習できるのが魅力です。
さらに、すべてオンライン上で完結することで、運営コストのカットも実現しています。
コストカットにより、他社よりもコスパの良い料金で利用できるのはうれしいポイントです。
外出先や移動中に効率よく学びたい人は、スキマ時間を使って短期合格を狙えるでしょう。
【基本情報技術者講座|3つの評価ポイント】
\申し込みは簡単30秒!無料お試しはこちら/
【スタディングの基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | ・基本情報技術者合格コース(2022年上期〜下期試験対応):36,800円 ・基本情報技術者初学者コース(2022年上期〜下期試験対応):43,800円 |
カリキュラムの特徴 | ・「学習フロー機能」により最短合格を目指す合理的なカリキュラムを実現 ・スマホ学習可能なオンライン講座 ・倍速再生できる音声講座で効率良い学習が可能 |
教材/テキスト | ・テキスト ・スマート問題集 ・セレクト過去問集 ・直前対策模試 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | ・令和5年度合格者145名の合格体験談を掲載 |
サポート体制 | ・合格お祝いとしてAmazonギフト券5,000円分付与 |
お得なキャンペーン | ・無料お試し登録で10%オフクーポン進呈 |
2位:フォーサイト|紙テキスト・eラーニング・講義を駆使した豊富な学習ツールが利用可能
【ランキング評価】
受講費用の安さ | 19/20点 |
講義の質 | 19/20点 |
教材の充実度 | 18/20点 |
サポート体制 | 18/20点 |
運営会社の信頼性 | 17/20点 |
総合得点 | 91/100点 |
★評価項目の分析★
ー受講費用の安さー
35,800円(税込)コースの一択で選ぶ必要無く、コスパも良い
ー講義の質ー
満点ではなく合格点を狙う短期カリキュラムを設計
ー教材の充実度ー
紙テキストとデジタルテキストの両方を駆使
ーサポート体制ー
メールサポートありなので、いつでも問い合わせ可能
ー運営会社の信頼性ー
他分野の難関資格でも高い合格率を誇る
フォーサイトは紙テキストやeラーニングを駆使した、豊富な学習コンテンツが特徴です。
なかでも、スマホやタブレットを使っていつでも学べる「ManaBun」を利用すれば、通勤時間や就寝前後でも手軽に学習を進められます。
また、フォーサイトは短期合格を狙えるカリキュラムを採用しています。
満点を目指すのではなく、合格点を目指すスタンスで学習を進める点は、短期合格を目指す人にとって相性が良いでしょう。
【基本情報技術者講座|3つの評価ポイント】
【フォーサイトの基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | 基本情報技術者 スピード合格講座 2024年試験対策:35,800円 |
カリキュラムの特徴 | ・eラーニング「ManaBun」によりスキマ時間を活用できる ・最短2ヶ月で合格を目指せる ・フルカラーテキストでインプットを重視 |
教材/テキスト | ・テキスト ・問題集 ・模擬試験 ・演習ノート ・講義動画 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | 無料メール質問5回 |
お得なキャンペーン | ・2つ目の講座受講は「ダブルライセンス割引制度」で受講料最大10,000円OFF |
3位:資格の大原|午前試験免除制度の導入と豊富な学習スタイル
【ランキング評価】
受講費用の安さ | 15/20点 |
講義の質 | 18/20点 |
教材の充実度 | 18/20点 |
サポート体制 | 18/20点 |
運営会社の信頼性 | 17/20点 |
総合得点 | 86/100点 |
★評価項目の分析★
ー受講費用の安さー
総合本コース(web通信)75,300円(税込)
ー講義の質ー
教室通学・映像通学・Web通信の3つから学習スタイルを選択可能
ー教材の充実度ー
ミニテストによるアウトプットを徹底
ーサポート体制ー
午前試験免除制度あり
ー運営会社の信頼性ー
他分野の難関資格取得で実績あり
資格の大原は、教室通学・映像通学・Web通信の受講形態から選択できます。
また、修了試験に合格すれば、午前試験免除制度を適用できるため、試験直前は午後試験対策に集中できます。
午前試験と午後試験それぞれに特化したコースが展開されているので、必要な学習をピックアップして学べるのは嬉しいポイントです。
一方、資格の大原はサポート体制が充実しています。
たとえば、自習室が開放されている、または講師にマンツーマンで質問できる環境が整っている点は見逃せません。
【基本情報技術者講座|3つの評価ポイント】
【資格の大原の基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | ・27,500円午前試験免除対策コース(web通信・学習経験者専用) ・45,800円:午後試験対策コース(web通信・教室通学・映像通学) ・75,300円:総合本コース(web通信) ・95,700円:午前試験免除対策つき総合本コース(web通信・教室通学・映像通学) |
カリキュラムの特徴 | ・ミニテストによるアウトプットを徹底 ・板書まとめノートにより板書時間を短縮 |
教材/テキスト | ・演習ドリル ・過去問集 ・ミニテスト ・板書まとめノート ・web模試 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | ・自習室開放 ・午前試験免除制度あり ・マンツーマンで質問可能 |
お得なキャンペーン | ・本試験経験者割引20%OFF ・大原受講生割引3%OFF ・再受講割引30%OFF |
4位:TAC|豊富なコース展開と半年間の徹底したカリキュラム
【ランキング評価】
受講費用の安さ | 15/20点 |
講義の質 | 18/20点 |
教材の充実度 | 18/20点 |
サポート体制 | 18/20点 |
運営会社の信頼性 | 18/20点 |
総合得点 | 87/100点 |
★評価項目の分析★
ー受講費用の安さー
本科生プラス Web通信講座+DL(表計算選択):102,000円(税込)
ー講義の質ー
教室・ビデオブース・web通信・DVD通信の受講方法から選択可能
ー教材の充実度ー
入門から学べるTACオリジナルの教材
ーサポート体制ー
欠席時でもwebフォロー
ー運営会社の信頼性ー
合格者を多数輩出の実績あり
TACは4種類の受講形態から選択できるほか、表計算とブログラム言語の選択問題によってコースを選べます。
また、入念に構成されたカリキュラムにも注目したいところ。
TACは講義ごとに「出るとこマスター」という確認テストを受けられるため、知識を定着させながら確実に学ぶことが可能です。
さらに、講義を何度でも見られるオンライン学習や自習室の開放など、充実したサポート体制も大きな利点といえるでしょう。
【基本情報技術者講座|3つの評価ポイント】
【TACの基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | 本科生プラス <表計算選択> ・Web通信講座+DL:102,000円 ・DVD通信講座+DL:123,000円 ・教室講座+DL:107,000円 ・ビデオブース講座+DL:107,000円 <プログラム言語選択> ・Web通信講座+DL:107,000円 ・DVD通信講座+DL:128,000円 ・教室講座+DL:112,000円 ・ビデオブース講座+DL:112,000円 |
カリキュラムの特徴 | ・選べる受講形態が豊富 ・半年間で構成された確実な学習フロー ・選択問題に対応した講義を実施(表計算・プログラム言語) |
教材/テキスト | ・直前10点アップレジュメ ・問題集 ・実力テスト ・総合演習 ・Web模試 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | ・質問はメール ・校舎で直接対応 ・自習室を利用可能 ・webフォロー装備 |
お得なキャンペーン | ・ステップアップ割引S(受講料最大30%OFF) ・再受講割引(受講料最大50%OFF) ・ステップアップ割引10(受講料最大10%OFF) ・SC受講経験者割引(受講料最大50%OFF) ・リニューアル早割キャンペーン(2024年5月10日まで) |
5位:ITEC|評価の高い教材とeラーニング、web講義のハイブリッド学習
【ランキング評価】
受講費用の安さ | 17/20点 |
講義の質 | 16/20点 |
教材の充実度 | 16/20点 |
サポート体制 | 15/20点 |
運営会社の信頼性 | 18/20点 |
総合得点 | 82/100点 |
★評価項目の分析★
ー受講費用の安さー
基本情報技術者スタンダードコース:23,650円(税込)
ー講義の質ー
テキスト・web講義・eラーニングなど多くの視点から知識の定着可能
ー教材の充実度ー
高い評価を得ているITECオリジナルの教材を採用
ーサポート体制ー
プロの講師にいつでも直接質問できる
ー運営会社の信頼性ー
IT教育に30年以上も携わる歴史あり
ITECは、IT教育30年以上の実績がある通信講座で、IT資格関連の書籍を多数出版しています。
それらの書籍は内容が高く評価されており、一押しの教材として取り上げられることも。
ITECは評価が高いオリジナルの教材を使ったカリキュラムのほか、eラーニングやweb講義を駆使したハイブリッド学習も魅力です。
また、通信講座のコースは豊富に展開されており、どれも低価格で提供されている点にも注目です。
【基本情報技術者講座|3つの評価ポイント】
【ITECの基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | ・23,650円:基本情報技術者スタンダードコース ・24,000円:午前免除突破コース(修了試験付) ・32,450円:基本情報技術者プレミアムコース ・43,250円:午前免除+午後試験対策コース(修了試験付) |
カリキュラムの特徴 | ・eラーニング「Learnius」でアウトプットを徹底 ・評判の高いテキストとweb講義でインプット |
教材/テキスト | ・ITECオリジナルのテキスト ・ITECオリジナルの問題集 ・まとめテスト |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | ・午前試験免除制度あり ・プロの講師に直接質問可能 |
お得なキャンペーン | なし |
6位:BIZ Learn
【BIZ Learnの基本情報まとめ】
料金(税込) | ・合格ナビ付基本情報者者試験合格総合コース:47,300円 ・基本情報者試験合格総合対策コース:36,300円 |
カリキュラム | 合格ナビで学習ペースを把握できる |
教材/テキスト | すべてeラーニング |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 科目A免除合格率:93%以上 |
サポート体制 | ・担当チュータの個別指導 ・午前試験免除制度に対応 |
お得なキャンペーン | ・期間限定割引キャンペーン |
【おすすめTOP5に入らなかった理由】
BIZ Learnは、すべてオンライン上で完結する学習スタイルです。
合格ナビゲーションが学習のペースを管理してくれるので、効率良く学習を進められるでしょう。
ただし「スタディング」も同様、すべてオンライン上で完結するスタイルであるうえ、受講料はスタディングのほうが割安です。
そのため、BIZ Learnはスタディングで代替できるといえます。
7位:独習ゼミ
【独立ゼミの基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | ・総合対策コース:43,780円 ・午前対策コース:27,280円 ・午後対策コース:32,780円 |
カリキュラム | ・専用アプリでスケジュール管理 ・800問以上の過去問集で徹底したアウトプット |
教材/テキスト | IT資格関連に強い翔泳社の書籍を採用 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | なし |
お得なキャンペーン | なし |
【おすすめTOP5に入らなかった理由】
選び抜かれた教材を使ったインプットと、800問以上の問題演習によるアウトプットでしっかり学べるのが独習ゼミの特徴です。
なお、不十分なサポート体制が気がかりな点としてあげられます。
とくに、はじめて通信講座を利用する方にとっては不安材料となるでしょう。
8位:資格スクール大栄
【資格スクール大栄の基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | 基本情報技術者ForYou合格コース:231,771円 |
カリキュラム | ・学習プランの作成は個別でサポートを受けられる ・オーダーメイド答案練習が可能 |
教材/テキスト | 補足事項がたっぷり詰まったわかりやすい教材 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | 講座マイスターにいつでも質問・相談可能 |
お得なキャンペーン | なし |
9位:日本マンパワー
【日本マンパワーの基本情報まとめ】
コースごとの料金(税込) | 基本情報技術者マスターコース(一般受講料):39,930円 |
カリキュラム | ・ITECと提携した講座 ・利便性の高いweb講義を交えて効率よく学習可能 |
教材/テキスト | 紙ベースのテキストとweb講義を駆使 |
eラーニング | あり |
合格率/実績 | 記載なし |
サポート体制 | なし |
お得なキャンペーン | なし |
【おすすめTOP5に入らなかった理由】
日本マンパワーでは、紙ベースの教材とweb講義を掛け合わせた学習が可能です。
午前試験と午後試験ともにまとめテストも受けられるため、徹底したアウトプット効果も得られるでしょう。ただし、サポート体制が不十分であったり、スマホ学習ができなかったりなど、他社と比べて欠点が多く見受けられます。
「ITEC」や「フォーサイト」は学習ツールが豊富なうえ、サポート体制が整っていることから、あえて日本マンパワーを選ぶ必要性はないといえるでしょう。
基本情報技術者講座を選ぶポイント徹底比較
ここまでで、おすすめの基本情報技術者講座を9社紹介してきましたが「この中から選ぶとなるとイマイチ難しい…」と感じた方がいるでしょう。
そこで、ここからは基本情報を元に、基本情報技術者講座を選ぶ上で重要なポイントごとに内容を比較していきます。
「料金を比較する」「使用する教材を比較する」「サポート体制を比較する」この3つのポイントごとに比較した結果を載せているので、参考にしてみてください。
選び方①料金を比較する
講座を選ぶ際、受講料の安さだけで判断するのは危険です。受講料の安さだけで選んでしまうと、学習カリキュラムが自分に合わなかったり、必要なサービスを受けられなかったりすることも考えられます。
講座選びは、自分に必要なサービスが含まれているのかをチェックしたうえで、受講料が妥当かどうかを判断しましょう。
通信講座のなかでも「スタディング」「フォーサイト」「ITEC」は評価が高く、受講料も良心的です。
とくに「フォーサイト」は質の高い学習ツールを提供しているうえ、低価格を実現しているので選んでおけば間違いありません。
選び方②使用する教材を比較する
選ぶ通信講座によって使用する教材は異なるため、相性の良いツールを探すことが重要です。
紙ベースのテキストをメインに使用している講座もあれば、webテキストのみ採用している講座もあります。
紙ベースのテキストでしっかり学びたい方は「資格の大原」、webテキストを使って外出先でも効率良く学びたい方は「スタディング」がおすすめです。
一方、副教材が充実しているかどうかもチェックしておきたいところ。
たとえば「資格の大原」では「板書まとめノート」が配布されるため、板書の時間を短縮できる分、演習や復習に時間を充てられるメリットがあります。
選び方③サポート体制を比較する
講座におけるサポートの充実度は、学習の効果に大きく影響します。
仮に、講義の内容や学習プランについて疑問点があったとします。
質問可能なサポート体制が整っていれば、疑問を解消して次のステップに進めるでしょう。
一方、サポート体制が不十分の場合は、学習がその場で滞ってしまいます。
サポートの充実度を重視するなら「TAC」「フォーサイト」を選んでおけば間違いありません。
ちなみに、どちらの講座もメールで気軽に質問できるため、はじめて通信教育を利用する方でも安心して利用できます。
基本情報技術者試験は独学でも合格できる?通信講座とどちらがおすすめ?
基本情報技術者試験は以下のような流れで学習を進めていくことで、効率よく合格を目指して勉強できるでしょう。
しかし、独学で学習していくにあたっては、多くの問題が生じることも…。
「けっきょく通信講座に頼ることになってしまった…」という声も、当サイトでは多く聞きます。
そこでなぜ基本情報技術者試験は、独学での合格が難しいのか?を分析して、3つの理由にまとめました。
難しい理由①スケジュール管理が大変
基本情報技術者の資格取得には、約200時間の勉強時間を確保する必要があります。
そのため、1日3時間の勉強時間を継続する場合は2ヶ月以上かかると想定されます。
試験日から逆算したスケジュール管理のほか、長期的なモチベーション維持も求められるため、独学で学習を進めていくのはハードルが高いでしょう。
難しい理由②学習ツールを探す手間がかかる
独学での資格取得は、使用するテキストや問題集、過去問集をすべて自分で収集する必要があります。
収集する際は相性の良いツールを探すことに加え、最新の情報が反映された内容かどうかも見極めることが不可欠です。
とくに、ネット上にある講義動画を利用する場合は、古い情報のまま発信されているケースが多く、間違った情報をインプットしてしまうリスクがあります。
最新情報を活用した学習ツールを探すには、時間と労力がかかるので要注意です。
難しい理由③わからない点を質問できない
教材や問題集の内容について、わからないことを質問できないのは、独学におけるいちばんの難点といえます。
通信講座であれば、担当講師とコミュニケーションを取りながら、メールやオンライン、対面で質問できるのに対して、独学は自力で解決するほかありません。
疑問点を自力で解決する場合は、想像以上に時間と労力を費やすので、学習をスケジュール通りに進められないリスクもあると覚えておきましょう。
初めは独学で頑張り、挫折しそうになった場合は通信講座を利用するというのもOKです。
ただし、お金と時間を節約して合格したい場合は最初から通信講座の利用がベストでしょう。
【2024年最新情報】試験内容や日程について
【合格率】
実施年度(春期・秋期) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成29年度 | 105,252人 | 23,288人 | 22.1% |
平成30年度 | 111,381人 | 28,552人 | 25.6% |
令和元年度 | 121,556人 | 31,224人 | 25.7% |
令和2年度 | 52,993人 | 25,499人 | 48.1% |
令和3年度 | 85,428人 | 34,734人 | 40.7% |
令和4年度 | 46,072人 | 18,235人 | 39.6% |
令和2年度の受験者数をみると、前年度よりも約半数以上減少していると見て取れます。この減少傾向は、新型コロナウイルスによる度重なった試験延期が要因として考えられるでしょう。
一方で合格率に注目すると、令和2年度以降の合格率が急激に上昇していることがわかります。合格率上昇の要因には、試験延期により試験対策にかけられる時間が増え、万全な対策をとったうえで試験に臨んだ方が多かったと想定できます。
また、合格率上昇のもうひとつの要因には、令和2年度より試験方式が「CBT方式(PC上で行う試験)」に変更され、午前試験と午後試験を別日に受けられるようになったこともあげられるでしょう。
これまで午前試験と午後試験は、同日に各150分ずつの配分で行われていましたが、午後試験になると集中力が持続しない方も多かったようです。
そこで、CBT方式が導入された後、午前試験と午後試験を別日に受験可能となったため、受験者はそれぞれの試験に集中し、結果を出しやすくなったといえます。
【試験内容】
<午前試験>
80問出題(四肢択一)
問1〜50 | テクノロジ系 |
問51〜60 | マネジメント系 |
問61〜80 | ストラテジ系 |
<午後試験>
11問出題(5問解答)※1問に設問が複数ある
問1(必須選択) | 情報セキュリティ |
問2〜5(2問選択) | ①以下から3問出題 ハードウェア・ソフトウェア・データベース・ネットワーク・ソフトウェア設計 ②以下から1問出題 マネジメント系・ストラテジ系 |
問6(必須選択) | データ構造およびアルゴリズム |
問7〜11(1問選択) | ソフトウェア開発・C言語・Java・Python・アセンブラ言語・表計算ソフト |
【受験資格】
基本情報技術者試験を受けるにあたり、受験資格は設けられていません。受験資格は年齢や職種も問われていないため、希望すれば誰でも受験可能です。
【気をつけないと危険!】基本情報技術者試験の注意点
最後に、基本情報技術者試験を受けるにあたっての注意すべきポイントをまとめておきます。
注意①合格ラインは60%だが配点に注意
基本情報技術者試験の合格ラインは全体の6割とされています。
ただし、単に全体の6割を取れば良いわけではありません。
試験は午前試験と午後試験に分かれていますが、それぞれで6割以上の得点が必要です。
そのため、苦手分野を切り捨てて試験に臨むことは好ましくありません。
基本情報技術者の試験は、苦手分野を克服しながらすべての分野を網羅した学習が求められると念頭におきましょう。
注意②問題に関する改正点が多い
基本情報技術者の試験形式は、令和元年度で大幅な改正が行われました。
改正内容は「COBOLがPythonに替わった」「午後試験の出題問題が13問中7問解答から11問中5問解答になった」などがあげられます。
このように、年度によっては改正される点があるので、常にアンテナを張って情報を取りに行く姿勢が重要です。
注意③学ぶ範囲が広い
基本情報技術者試験はテクノロジ系やマネジメント系のほか、ストラテジ系などの幅広い分野を習得することが求められます。
また、アルゴリズムやプログラミングに関する分野も問われるため、初心者にとっては難易度が高いでしょう。
試験内容はあくまでも基本的な内容ですが、学ぶ範囲が広いので余裕を持った勉強時間の確保が不可欠です。
【総括】基本情報技術者試験のまとめ
このページでは、数ある通信講座の中から基本情報技術者試験におすすめのサービスを厳選してまとめました。
最後にもう一度ランキング内容や選び方について、まとめておきます。
また、調査結果から「基本情報技術者試験の講座はこんな選び方をすると良いのでは?」と感じたポイントで比較した結果は次の通りでした。
選ぶポイントに沿って比較した結果
①料金で比較した結果
→「スタディング」が最適
②使用する教材で比較した結果
→「資格の大原」が最適
③サポート体制で比較した結果
→「フォーサイト」が最適
とは言え、どの講座にするのか決めるのは自分自身です。
まずは各公式サイトをチェックして、資料請求もしてみてください。
ちなみに「BrushUP学び(https://www.brush-up.jp)」というサイトであれば、資料を一括請求することもできるので、覚えておきましょう。