データサイエンティストとは、業務の改善やビジネス課題の解決に向けて、データの収集・解析・分析を担当する人のことです。ITスキル・統計スキル・ビジネススキルなどを求められます。
そのためIT業界の転職市場でも、データサイエンティストの価値は高いといえます。転職エージェントを利用することで、転職活動を有利に進められるでしょう。
そこで今回は、データサイエンティストにおすすめの転職エージェントをまとめてみました。求人数や口コミなど、各サイトの特徴を比較しています。
またデータサイエンティスト向けの転職エージェントのメリット・デメリットや、選び方のポイントなども紹介しています。
転職を検討しているデータサイエンティストの人は、ぜひここで紹介するおすすめを参考にしてみてください。
データサイエンティストにおすすめの転職エージェント
レバテックキャリア

レバテックキャリアは、ハイクラスITエンジニア転職をサポートするIT/Web業界に特化した転職エージェントです。データサイエンティスト向けの求人は700件ほどあります。
求人検索では「資格取得支援制度」「社内ベンチャー制度」「持株会制度」など、企業への細かい条件で検索をすることができます。「年俸制導入」や「転勤なし」など求人内容に関する条件も設定できるため、求人検索の際は希望の内容を細かく設定しましょう。
レバテックキャリアでは、初回提案での内定率が90%と非常に高いことも特徴です。自分のスキルや経験を活かせる転職先を探せるので、ぜひチェックしてみてください。
マイナビITエージェント

マイナビITエージェントは、IT/Webエンジニア転職を熟知したアドバイザーが在籍している転職エージェントです。
サポート体制も充実しているので、安心して転職活動ができます。履歴書・職務経歴書などの書き方に困っていたり、面接対策で悩んでいたりするデータサイエンティストにはぴったりでしょう。
求人を調べる際には、月間平均の残業時間・企業の特徴などからも絞り込めます。また自分がもっているスキルや資格からも検索可能です。
リクルートエージェントIT

リクルートエージェントITは、ITエンジニアの求人を中心に紹介する転職エージェントです。データサイエンティストの求人数は600件ほどあり、非公開求人も取り扱っています。
勤務地や業界はもちろん、「従業員数1,000人以上」や「休日120日以上」「未経験でも可」といったこだわり条件でも求人を探すことができます。
また公式サイト内では、IT業界に詳しいキャリアアドバイザーの方の紹介ページもあります。どのような人に担当してもらえるのか、チェックしておくと良いでしょう。
ほかのエンジニア職種の求人も多く、求人数で選ぶならおすすめの転職エージェントなので、データサイエンティストの人はぜひ利用してみてください。
ギークリー

ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントです。データサイエンティストの求人は400件ほど取り扱いがあります。
求人検索では「上流工程メイン」「自社内開発メイン」「プライム案件メイン」など、エンジニアならではのこだわり条件で求人を絞り込むことができます。
また公式サイト内では、職種と年齢の年収相場が分かる「IT人材年収診断」もできます。転職先での年収の相場が知りたい方は試してみてください。
TechStars Agent(テックスターズエージェント)

TechStarsAgent(テックスターズエージェント)は、IT・Web・ゲーム業界のエンジニアに特化した転職エージェントです。
元ITエンジニアや元ゲーム企業人事といった、IT業界に精通したコンサルタントが在籍しています。QAエンジニアの悩みも相談できるでしょう。
また入職後の離職率が低いのも、TechStarsAgentの特徴です。丁寧にカウンセリングを進めるため、満足のいく転職ができると高く評価されています。
ウィルオブテック

ウィルオブテックは、ITエンジニア向けの求人を中心に紹介するIT転職サイトです。求人の約7割が非公開求人で、2人体制でデータサイエンティストの転職をサポートします。
公開求人の検索では、「退職金あり」や「ストックオプション」などの福利厚生に関わる検索や、「ベンチャー企業」「グローバル企業」といった会社の条件から検索できます。
年収アップも目指せるので、より高収入を目指したいデータサイエンティストにもおすすめの転職エージェントです。
dodaエンジニアIT

dodaエンジニアITは、IT・Webエンジニア向けの求人を中心に紹介する転職サイトです。求人数が多く、未経験可能な求人もあるので、データサイエンティスト未経験の人でも使いやすくなっています。
「職種未経験歓迎」や「第二新卒歓迎」といった、採用条件から求人を絞り込むことができます。社員の平均年齢からも絞り込むことができ、自分の希望にあう職場を見つけやすいのが特徴です。
ちなみに公式サイトでは、年収査定も受けられます。データサイエンティストで気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
Green

GreenはIT/Web業界の求人・採用情報に強みを持ったIT転職サイトです。データサイエンティストの求人は700件ほどあります。
従業員数や企業の設立年数を細かく設定できることが特徴で、会社の規模などで求人を検索できます。自分のスキルに合わせた求人も探せるため、能力を活かせる職場も簡単に見つけられるでしょう。
また応募・面接日の調整・条件交渉まで、すべて自分で行います。自分のペースで転職活動を進められるのも、特徴のひとつです。
ワークポート

ワークポートは、業界への知識が豊富な転職コンシェルジュに相談できます。データサイエンティストの求人は200件ほどあります。
求人検索では勤務地や年収はもちろんのこと、細かな年齢で検索をすることが可能です。1歳単位で絞り込みできるため、自分の年齢にぴったりの求人を探せるでしょう。
会員登録をすれば適職が分かるCUBIC適性検査も利用できます。料金は無料なので、ぜひチェックしてみてください。
type転職エージェントIT

type転職エージェントITは、IT・営業・ハイクラス転職に強みを持つ転職エージェントです。一都三県の求人を多く保有しています。
データサイエンティストの求人は100件ほどあります。非公開求人もあるため、気になる方は登録しておくと良いでしょう。
登録すると、ITエンジニアに詳しいキャリアアドバイザーが担当してくれます。データサイエンティストの転職市場や将来性など、不安なことを相談したい人にもおすすめです。
データサイエンティスト転職ナビ

データサイエンティスト転職ナビは、マイナビ転職エージェントサーチのサブサイトで、データサイエンティストの求人に特化しています。
求人検索では「非構造化データ分析」や「デジタルマーケティング」「アクセス解析」など、業務・作業内容から企業を探すことができます。
登録をしておくと、採用企業や転職エージェントからスカウトもくるため、なかなか転職活動に時間をかけられないデータサイエンティストにもおすすめです。
データサイエンティストの転職事情

データサイエンティストの仕事内容
データサイエンティストの仕事内容は、業務内容の改善やビジネス課題の解決に向けて、データの収集・解析・分析を行うことです。データのスペシャリストともいえます。
収集したデータをもとにビジネス課題をあげ、改善方法や目標を明確化します。仮説を検証し、レポートを作成するまでが、基本的な業務です。
データサイエンティストの仕事では、自社の業務を行う場合と、クライアントにサービスを提供する場合があります。対象は変わりますが、おおまかな仕事の流れは同じです。
データサイエンティストの転職に必要なレベル・スキル
- 提案力
- データサイエンス能力
- 数学・統計学
- AIの知識
- 論理的思考
データサイエンティストでは、AIや機械学習で処理した情報を使い、自身で課題を引き出す能力が求められます。
適切にツールを使う知識はもちろん、得た情報を整理して、論理的に思考から解決策を導く必要があるでしょう。
もし未経験からデータサイエンティストを目指すなら、普段の業務でも、常に課題や解決方法を考えておくのがおすすめです。
データサイエンティストの転職に役立つ資格
- 統計検定
- オラクルマスター
- データサイエンティスト検定
- 情報処理技術者試験
- アクチュアリー資格試験
- データベーススペシャリスト試験
データサイエンティストに転職する際、必須の資格はありません。しかし取得しておくことで、自分の能力をアピールできるものはあります。
たとえば「統計検定」の場合、1級と準1級の難易度は高めですが、2級〜4級の合格率は高く、取得しやすい資格のひとつです。
ほかにもデータサイエンティスト検定や、データベーススペシャリスト試験などがあるので、転職を考える際はぜひチェックしてみてください。
データサイエンティストのキャリアパス・将来性
データサイエンティストの将来性は、高いといえます。
データサイエンティストは比較的新しい職業ですが、業務を通してITスキル・統計スキル・ビジネススキルなど幅広く身につきます。
そのため業務で得たスキルを生かし、Web系のエンジニアやAIエンジニアへ転職することも可能です。
また専門性の高い仕事のため、スペシャリストとして活動でき、フリーランスとして独立もできます。データサイエンティストになれば、自由度の高い働き方を選択できるでしょう。
データサイエンティストは未経験・初心者でも転職できる?
未経験からいきなりデータサイエンティストを目指すのは、不可能ではありません。
しかし転職エージェントの求人を調べると、募集要項に「分析業務経験者」や「統計知識のある方」など、条件つきがほとんどです。
そのため未経験から目指すよりも、エンジニア職やマーケターなどでスキルを磨いてから、データサイエンティストに転職するのが現実的といえます。
また資格も取得しておけば、データサイエンティストの面接時の強いアピールポイントとなるでしょう。
データサイエンティストに強い転職エージェントの選び方

IT業界に強い転職エージェントなら相談しやすい
データサイエンティストの転職には、IT業界に強い転職エージェントを選びましょう。
IT業界に強い転職エージェントは、勤務地や給与以外にも、所有スキルで求人を検索できます。一般的な転職サイトと比較して、細かい検索条件が設定できるため、自分に合う求人を探せるはずです。
またIT業界に強い転職エージェントであれば、担当者が自分のスキルを確認して、おすすめの求人を紹介してもらえるのもメリットです。IT業界に特化している分、よりIT業界に精通したアドバイスが受けられるでしょう。
データサイエンティストの求人数が多い転職サイトを選ぶ
データサイエンティストの求人数が多い転職サイトを選ぶのも、大切なポイントです。
転職サイトや転職エージェントは、サービスによって取り扱っている求人内容が変わります。求人数が多いところを利用すれば、自分にあった求人が探しやすくなります。
ちなみに求人のなかには、公開されている求人と、エージェントに紹介してもらえる非公開求人があります。非公開求人は、質のいい求人を見つけられる可能性が高いのでおすすめです。
サポート体制の充実した転職エージェントがおすすめ
書類添削や面接練習など、データサイエンティスト向けのサポート体制が充実している、転職エージェントもおすすめです。日程調整や、年収交渉なども代わりにしてくれます。
そのため、仕事で忙しいデータサイエンティストにはぴったりでしょう。一人で転職活動を進めるよりも、効率よく企業を探せますよ。
登録料金や手数料なども、基本的にはかからないので、安心して利用してください。
データサイエンティスト向けの転職エージェントを使うメリット

自分に合うデータサイエンティスト求人を紹介してもらえる
データサイエンティストに強い転職エージェントを使うと、自分に合う求人を紹介してもらえるのがメリットです。
IT業界やデータサイエンティストの転職に特化した転職エージェントは、業界知識が豊富なキャリアコンサルタントが在籍しています。
総合型の転職エージェントでは、IT業界へのサポート経験が少なく、スキルの詳細を理解していないキャリアコンサルタントに当たることもあるでしょう。
しかし業界に精通したキャリアコンサルタントであれば、データサイエンティストとしての経験やスキルの内容を考慮して求人を紹介してくれるため、ミスマッチを防げます。
書類添削や面接対策をすることで転職成功率がアップ
転職サイトを使ってひとりで転職活動をしていると、履歴書や職務経歴書の内容に、自信をもてないことがあるかもしれません。
しかしIT業界に特化した転職エージェントなら、業界に合わせた書類添削や面接対策が受けられます。そのため、書類選考に通過する可能性を上げられます。
また面接で聞かれやすい質問や、回答方法などもアドバイスしてくれるので、本番に向けてしっかり対策できるのが特徴です。
自分からは言いにくい年収交渉も代わりにしてくれる
自分から言いにくい年収交渉も、データサイエンティスト向けの転職エージェントでは、キャリアコンサルタントが代行してくれます。
年収は転職活動を行うときの、企業選びのポイントのひとつですが、提示された年収に納得がいかなくても、自分から交渉できる人は少ないでしょう。
データサイエンティストで転職する人のなかでも、年収アップを目的にしている人は少なくありません。
もし年収を重視したい場合は、キャリアコンサルタントに相談してみてください。担当者が、満足いく転職活動ができるようサポートしてくれますよ。
登録から転職後まで手数料は一切かからない
基本的にデータサイエンティスト向けの転職エージェントは、登録から転職後まで、一切料金がかかりません。
転職エージェントは利用者の内定後に、企業から報酬をもらう形になっています。そのため利用料金や手数料など、発生しない場合がほとんどです。
データサイエンティストにとっては、負担なく利用できるため、まずは相談だけでもおすすめします。また市場価値を知りたいという人も、ぜひ登録してみてください。
データサイエンティスト向けの転職エージェントのデメリット

エージェントとの相性が悪いと転職活動を進めづらい
転職エージェントを利用するとき、データサイエンティストには担当のエージェントがつきます。
相性が悪いと自分に合う求人の提案がうまくいかず、転職活動が進みづらくなる可能性があります。また書類添削や面接対策など、その後のサポートにも支障がでるかもしれません。
基本的に転職エージェントの多くは、担当者の変更が可能です。相性が悪いと感じたときは、担当者の変更を申し出ることをおすすめします。
ちなみに担当者を変えたからといって、転職エージェントの扱いが雑になることはないため、安心してください。
連絡がしつこいと感じるケースもある
転職エージェントでは、自分の希望に沿った求人を、アプリやメールで連絡してくれることが多くあります。その連絡頻度が多く、人によってはしつこいと感じるケースもあります。
また担当者からの連絡がしつこいと感じる人もいるようです。その場合は、連絡してほしくない時間帯を、事前に伝えておくと良いでしょう。
ちなみにデータサイエンティスト向けの転職エージェントによっては、夜遅い時間や、休日にも対応しているところもあります。平日が忙しい人は、そちらもチェックしてみてください。
データサイエンティストへの転職を急かされる場合も
転職エージェントによっては、サポートを利用する期間が決まってる場合もあります。そのため、データサイエンティストへの転職を急かされることも考えられます。
もし気になる求人がない場合は、転職を急かされても、無理して転職するのは避けましょう。希望に合わない点を具体的に伝えることで、担当者が次の求人を探しやすくなります。
また内定をもらって、転職しようか悩んでいるときも同じです。ミスマッチを防ぐためにも、本当に転職したい企業なのか、焦らずしっかり検討してください。
データサイエンティスト向けの転職エージェントの使い方

まずは転職エージェントに無料登録
まずは、データサイエンティスト向けの転職エージェントに無料登録しましょう。必要な情報は転職エージェントにより違うため、サイトの指示にしたがって入力してください。
ちなみに多くの転職エージェントでは、メールアドレスが必要になります。求人情報がたくさんくると、重要なメールが埋もれてしまうこともあります。
そのため転職用に、別のメールアドレスを用意するのもおすすめです。
エージェントと面談
無料登録ができたら、転職エージェントと面談の日程を立てましょう。
面談方法は、転職エージェントによって対面・オンライン・電話などさまざまです。転職エージェントのオフィスへ来社が難しい場合は、他の方法がないか確認しましょう。
面接時には、これまでのキャリアや希望する求人の内容を確認されます。嘘をつかずに希望をはっきり伝えると、担当者も求人が探しやすくなります。
求人紹介・転職サポート
面談後は、求人の紹介と転職のサポートに移ります。紹介されたデータサイエンティスト向けの求人で、気になる企業があれば、詳細を確認しましょう。
転職サポートでは、企業へ提出する履歴書や職務経歴書の添削や、面接対策を受けられます。書類の通過率や、転職成功率がアップするので、ぜひ利用してみてください。
ちなみに転職エージェントを利用した書類選考は、エージェントが推薦状をつけてくれるので、自分から転職サイトを使って申し込むよりも通過率が高くなる可能性もあります。
採用担当者との面接
書類選考に通ったあとは、採用担当者との面接です。事前に面接対策を行い、万全の状態で面接に臨みましょう。
面接の日程調整は、キャリアコンサルタントが代行してくれます。スケジュール調整に時間がかかると、他の候補者に内定が出る可能性もあるので、早めの連絡を心がけてください。
内定・入社準備
内定の連絡をもらい、入社の意思が固い場合は、早めに返答することが大切です。入社時期の調整なども、キャリアコンサルタントが代行してくれます。
また現在の職場を退職する準備も、早めに進めておきましょう。転職エージェントによっては、円満退職のためのサポートも行っているため、必要であれば利用してください。
データサイエンティストにおすすめの転職エージェント・サイトまとめ
今回はデータサイエンティストにおすすめの転職エージェントを比較しました。
データサイエンティスト向けの転職エージェントは、それぞれ特徴が異なります。そのため、自分にあうサイトを選ぶことが大切です。
データサイエンティストとして転職を成功させるためにも、ぜひここで紹介したおすすめを参考にしてみてください。