電験三種通信講座おすすめランキング比較2024年版!評判良くて安いのは?

電験三種の資格は毎年3~4万人が受験している人気の資格です。若干数千名ずつ受験者数は減っているものの、数年での需要は変わりません。

年度受験者数
令和元年度41,543名
令和2年度 39,010名 
令和3年度37,765名
令和4年度33,786名
令和5年度28,168名
出典:一般社団法人 電気技術者試験センター

上記のデータから、今後も続けて必要とされる安定した職種だと考えられるので、取得する資格としてはとても良いでしょう。

そんな中、電験三種向けの講座を始める会社と取り上げるメディアも急増しています。

しかし「サービスや情報が増えれば増えるほど、どれを選んで良いのかわからなくなってしまう」という意見が当サイトに多く寄せられるのが現実…。

今、このページを見ていただいている方を含め、初めの”一歩”を踏み出せない方を一人でも減らすため!

当ページでは次のようなポイントに絞って、わかりやすく解説していきます。

・重要な3つの選び方に沿ってポイントを徹底比較
・「独学でも合格できるのか?」など、あるあるのお悩みを解決
・おすすめは評価が高いTOP5つに絞って詳しく解説

(それ以外のサービスに関しても簡潔に調査結果をまとめています)

スキマ時間の5分あれば電験三種向けの講座について理解できるよう、わかりやすい形式で調査データをまとめました!

まずは大本命の「おすすめランキング」から見ていきましょう。

目次

電験三種通信講座おすすめランキング比較2024年版!

それでは早速、気になるランキングを見ていきましょう。

今回のランキングでは、数ある電験三種向けの講座おすすめ9社から以下のような調査を実施することで厳選しました。

当ページで実施調査した項目
受講費用の安さ
講義の質
教材の充実度
サポート体制
運営会社の信頼性

具体的には上記5つの項目において合計100点で評価してランキング化し、ご紹介しています。

1:ユーキャン|資格の最新情報もフォローされた人気講座

出典:ユーキャン

【ランキング評価】

受講費用の安さ18/20点
講義の質17/20点
教材の充実度20/20点
サポート体制20/20点
運営会社の信頼性18/20点
総合得点93/100点

★評価項目の分析★

ー受講費用の安さー
69,000円:電験三種講座
ー講義の質ー
過去試験からポイントを絞って学習
ー教材の充実度ー
理解度を深める副教材が豊富
ーサポート体制ー
質問サービスや添削を利用できる
ー運営会社の信頼性ー
数々の通信講座を展開した大手企業

評価内容を公式サイトで確認

1位のユーキャンでは電験三種の初学者でも資格取得しやすいカリキュラムを構成しています。教材では過去試験の問題を分析してポイントを絞ったオリジナルテキストで、基礎から学習を進められます。

また、ユーキャン独自のeラーニングシステム「学びオンライン プラス」を使って、テキストがない環境でも試験勉強できます。更にWebテストで今の自分の理解度を知れるところもユーキャンならではの魅力です。標準学習期間の12ヵ月を超えても、次の試験がある月まで質問などの支援サービスを利用できます。

【まとめると…】
メリット
→オリジナルテキストで無駄のない学習ができる
→eラーニングを活用してスキマ時間も学習・復習
→サポート期間が充実しているので焦らず資格取得

デメリット
→おトクなキャンペーンや割引が少ない
→合格者の実績が分からないため、講座の有効性が分かりづらい

ユーキャン公式サイトにて詳しいコース料金をチェック可能

【電験三種資格取得講座|3つの評価ポイント】

①副教材・問題集が充実している
メインテキストは6冊とボリュームのある内容が収録されていますが、副教材も充実していて、過去問題の解答・解説だけでなく、高校理系レベルの数学を振り返れる教材や講師からのコメントが分かる添削問題集も活用して復習できます。

②分からないところは質問できる
ユーキャン専任の講師陣へ質問することができるので、テキストや問題の解説で分からないところがあっても心配ありません。質問サービスは先述の通り12ヵ月の学習期間+次の試験月まで利用できます。

③テキストのポイントごとに添削課題を受ける
用意されている添削課題は全10回。テキストで決められている学習ポイントごとに課題を提出し、その都度自分の弱点と理解度を知れます。コンピュータが課題を分析して数値化した上で、講師が個別アドバイスを提供してくれます。

【ユーキャンの基本情報まとめ】

スクロールできます
コースごとの料金(税込)・69,000円:電験三種講座
カリキュラムの特徴・テキスト学習と並行して、計算問題に必要な高校理系レベルの数学復習を実施
・過去試験を分析したメインテキストで基礎を学習
・副教材で押さえておきたいポイントを学習
教材/テキスト・メインテキスト:6冊
・やさしい数学
・公式活用ナビ
・ガイドブック
・過去問題と解答
・解説
・添削課題集
・添削関係書類
eラーニング・あり
合格率/実績・記載なし
サポート体制・講師陣への質問サービス
・法改正などの最新情報
・12か月の学習期間後、次の試験月まで指導サービスを利用可能
お得なキャンペーン・教育訓練給付制度で最大20%支給

2:たのまな|電験三種の4科目を7分野に分けて解説

出典:たのまな

【ランキング評価】

受講費用の安さ20/20点
講義の質17/20点
教材の充実度19/20点
サポート体制17/20点
運営会社の信頼性17/20点
総合得点90/100点

★評価項目の分析★

ー受講費用の安さー
33,000円:電気主任技術者 電験三種受験講座
ー講義の質ー
過去問題で理解を深め、模擬試験で弱点を修正する
ー教材の充実度ー
徹底した学習スケジュールに合わせてテキストを作成
ーサポート体制ー
添削課題を通じて試験までに必要な個別の対策を練る
ー運営会社の信頼性ー
キャリアにつながる資格取得が人気な企業

評価内容を公式サイトで確認

2位のたのまなでは、コースは1つで受講費用が3万円台とほかの通信講座に比べ安価に挑戦できます。教材も十分揃っていて、付属のシミュレーションソフトを使って模擬試験を受けることで、試験の感覚を掴めます。

ソフトには単語帳機能もあるので、試験に重要な用語もソフトを使って覚えることができます。また、添削課題は全6回分用意されていて、自分の弱点を正しく把握できる機会があります。受講生からはテキストを中心に教材が分かりやすいという声もあり、初学者が勉強を始めるにあたっておすすめの講座です。

【まとめると…】
メリット
→受講費用が安く気軽に始めやすい
→シミュレーションソフトで試験の感覚を掴める
→全6回の添削課題で個別の試験対策に取り組める

デメリット
→おトクなキャンペーンや割引が少ない
→事務局によるサポート対応が物足りない印象

たのまな公式サイトにて詳しいコース料金をチェック可能

【電気主任技術者 電験三種受験講座|3つの評価ポイント】

①学習スケジュールが事前に用意されている
講座を申し込むと設定されている学習スケジュールに基づいて学習をスタートさせます。いつまでにどの範囲を学習し、復習や演習に必要な時間はどれくらいかなど、初学者には中々自分で決められないものです。スケジュールに合わせて演習まで完璧に終了させると、試験に臨める力をつけられます。

②標準学習期間6ヵ月でも、サービスは12ヵ月利用可能
標準学習期間は6ヵ月と決まっていて、スケジュールも基本6ヵ月での学習を前提としています。しかし、講座への在籍期間は12ヵ月間有効なので、標準学習期間を過ぎた後も添削サービスなどを利用することは可能です。仕事や学校と両立しながらゆっくり試験勉強もできます。

③分野を7つに細分化して関連性のある内容をまとめて学習
電験三種では出題範囲が電力/理論/機械/法規の4つに分かれていて、ほとんどの通信講座ではこの4科目ごとにカリキュラムを分けています。しかしたのまなでは4科目の関連するポイントをまとめて、7分野に学習範囲を分けることで、それぞれの内容の繋がりを分かりやすく解説してくれています。

【たのまなの基本情報まとめ】

スクロールできます
コースごとの料金(税込)・33,000円:電気主任技術者 電験三種受験講座
カリキュラムの特徴・学習スケジュールに沿ってメインテキストで学習
・過去問題で理解度を深める
教材/テキスト・テキスト7冊
・別冊2冊(「学習をはじめるまえに」/「電験三種試験 問題と解答・解説」)
・模擬試験シミュレーションソフトDVD-ROM「media5 Premier Ⅴ 第三種電気主任技術者試験」
・レポート課題集
・レポート回数:6 回
eラーニング・なし
合格率/実績・記載なし
サポート体制・添削課題あり
お得なキャンペーン・季節の割引キャンペーン
・LINE友だち追加で受講料5%OFFクーポンプレゼント

3:アガルート|eラーニングとテキストを有効活用できる

出典:アガルート

【ランキング評価】

受講費用の安さ15/20点
講義の質17/20点
教材の充実度19/20点
サポート体制19/20点
運営会社の信頼性17/20点
総合得点87/100点

★評価項目の分析★

ー受講費用の安さー
152,680円:一括セット(Eラーニング+DVD講座)
ー講義の質ー
基礎から合格レベルまでわかりやすく噛み砕いて解説してもらえる
ー教材の充実度ー
Eラーニングシステムや講義動画でいつでもどこでも学習できる
ーサポート体制ー
ZOOMを使って相談もできフォロー体制が充実している
ー運営会社の信頼性ー
3年連続顧客満足度1位を獲得

評価内容を公式サイトで確認

3位のアガルートでは、電験三種の試験内容である4科目について、科目別コースやすべての科目を網羅した一括コースを展開。PCやスマホからいつでも学習できるので、隙間時間を有効活用できるのも嬉しいポイントです。

講師は大手設備管理会社にて電気主任技術者業務に従事する傍ら、講師として多数の合格者を輩出しており、どの講義も非常にわかりやすく解説しています。フォロー体制やサポートが充実しており、コスパの優れた講座と言えます。

【まとめると…】
メリット
→科目ごとの単発コースもあるので集中対策がしやすい
→EラーニングシステムでPCやスマホからいつでも学習できる
→電験三種を知り尽くした講師による講義が受けられる

デメリット
→通信講座の受講費用が他講座に比べて高め
→添削課題がないため自分の弱点を把握しづらい

アガルート公式サイトにて詳しいコース料金をチェック可能

【第三種電気主任技術者講座|3つの評価ポイント】

①テキストと併用で動画講義を利用できる
自社スタジオで収録したこだわりの講義動画では、テキストでは足りない細かな講師の説明を聞くことができます。ポイントを凝縮しているので繰り返し学習にぴったりです。

②Eラーニングシステムで効率よく学べる
Eラーニングシステムでは講義・暗記・復習・テストが可能で、PCやスマホからいつでも学習したり学習状況を確認したりできます。倍速機能もついているので、時間短縮も可能です。

③フォロー体制やサポートが充実している
学習に関する疑問をZOOMやスマホから気軽に相談でき、マンツーマンでフォローしてもらえます。また、30日間返金保証や不合格の場合のサポート期間延長など、独自の保証を用意しています。

【アガルートの基本情報まとめ】

スクロールできます
コースごとの料金(税込)【一括セット】
・119,680円:Eラーニング講座
・141,680円:DVD講座
・152,680円:Eラーニング+DVD講座
【理論編/機械編/電力編/法規編】
・32,780円:Eラーニング講座
・38,280円:DVD講座
・43,780円:Eラーニング+DVD講座
カリキュラムの特徴・図解の多いメインテキストと動画講義で併用して基礎学習を進める
・eラーニングシステムでスキマ時間に学習できる
教材/テキスト・メインテキスト4冊
・過去問題集4冊
・基礎講座2冊
・基礎講座DVD
・過去問題DVD
・模擬試験
eラーニング・あり
合格率/実績・年間合格者数、アフターフォローサポート体制、顧客満足度1位(日本マーケティングリサーチ機構調べ)
サポート体制・ZOOMを使った質問サービス
・不合格時のサポート期間延長サービス
お得なキャンペーン・教育クレジットローン分割手数料0円

4:資格の学校TAC|単科ごとに選べるコースなど多数用意

出典:資格の学校TAC

【ランキング評価】

受講費用の安さ16/20点
講義の質17/20点
教材の充実度17/20点
サポート体制15/20点
運営会社の信頼性17/20点
総合得点82/100点

★評価項目の分析★

ー受講費用の安さー
31,000円:Web通信講座|[法規]科目別速修単科生 教科書&問題集なし
ー講義の質ー
試験直前の対策もできるコースが多数用意されている
ー教材の充実度ー
フルカラーで図解を用いて分かりやすく解説
ーサポート体制ー
無料講座説明会でどのコースを受講するか検討できる
ー運営会社の信頼性ー
資格取得の専門学校なのでフォロー体制も問題なし

評価内容を公式サイトで確認

4位のTACでは、単科コース・一括コースだけでなく、試験直前の模擬演習や対策のみに絞って学習できるコースも用意されています。コースによっては、出題が1~2割の問題は解説せず、頻出される範囲に絞って学習できます。

また、試験で必要な計算問題においても、文系出身者など数学が苦手な方に分かりやすいカリキュラムを用意しています。どのコースを受講するべきか迷う場合は、無料講座説明会に出席したり、個別相談会で確認してみましょう。

【まとめると…】
メリット
→出題が多い範囲のみに絞って学習
→文系出身など数学が苦手な方にも分かるカリキュラムを用意
→無料講座説明会と個別相談会で受講前の悩みを解消

デメリット
→受講費用も高めで、入学金も別途必要
→演習問題などは別コースを受講する必要があるかも

TAC公式サイトにて詳しいコース料金をチェック可能

【電験三種講座|3つの評価ポイント】

①教室と同じ感覚で映像講義を受けられる
TACは資格の専門学校なので、全国各地に校舎があり受講できます。Web・DVDの通信講座も用意されていて、教室での講師の授業を同じ感覚で映像講義の中で受けられます。

②電験三種の最新試験情報を発信している
電験三種は法改正によって試験内容や範囲が変わる可能性もある資格です。そのため、eラーニング専用サイトi-supportで最新情報を定期的に発信しています。

③映像講義には便利機能付き
映像講義には早送り・巻き戻し機能と、再生速度変更機能、しおり機能があります。途中で映像を止めてもまたその時点で再生できるので、授業1つずつを見切る必要はありません。都合の良いタイミングでスキマ時間に映像講義を受講できます。

【TACの基本情報まとめ】

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コースごとの料金(税込)※講座数が多いため一部抜粋
【電験三種 2024年度上期(24.8月)&下期(25.3月)合格目標】
・260,000円:4科目完全合格コース<電気数学付き>(Web通信講座/教科書&問題集付き)
・245,000円:4科目完全合格コース<電気数学なし>(Web通信講座/教科書&問題集なし)
・120,000円:要点速修コース<電気数学付き>(Web通信講座/教科書&問題集なし)
・125,000円:要点速修コース<電気数学なし>(Web通信講座/教科書&問題集付き)
・140,000円:演習コース(Web通信講座)
カリキュラムの特徴・初学者向け、受験経験者向けに分けられたカリキュラム
・フルカラーイラストの分かりやすいテキストと専門講師による映像講義で理解度を深める
教材/テキスト・メインテキスト
・映像講義
・問題集
eラーニング・あり
合格率/実績・記載なし
サポート体制・無料講座説明会あり
・質問サービス、個別学習相談対応
お得なキャンペーン・コース生(本科生)再受講割引
・単科生再受講割引
・コース生(本科生)割引
・単科生割引
・受講料最大60,000円OFF 早割キャンペーン第2弾(2024年4月10日まで)

5:日建学院

出典:日建学院

【日建学院の基本情報まとめ】

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コースごとの料金(税込)・33,000円:問題解説Webコース [上期試験向け]
・33,000円:問題解説Webコース [下期試験向け]
カリキュラム・過去問題数百問を徹底解説
教材/テキスト・テキスト数冊
eラーニング・あり
合格率/実績・記載なし
サポート体制・メール、FAXでの質問サービス
お得なキャンペーン・受講生紹介制度

【おすすめTOP5に入らなかった理由】

5位の日建学院ではテキストと映像をもとに過去問題数百問を1問ずつ徹底解説しています。分からなかったところはスタッフへメール、FAXで質問することもできます。ただ、問題解説のみに絞ったカリキュラムのため、初学者にはこの講座だけで試験に臨むことは難しいです。試験範囲を学習済みの方に対象が限られていることから、TOP5から外れてしまいました。

日建学院の公式サイトを確認

6:資格センター/e-DEN

出典:資格センター/e-DEN

【資格センター/e-DENの基本情報まとめ】

スクロールできます
コースごとの料金(税込)・1,430円:令和3年度電験三種映像解オンライン版-6ヵ月
・2,200円:令和3年度電験三種映像解説-オンライン版-12ヵ月
カリキュラム・実際の試験内容を1問ずつ徹底解説
教材/テキスト・映像講義
eラーニング・あり
合格率/実績・記載なし
サポート体制・無制限の質問サポートあり
お得なキャンペーン・とくになし

【おすすめTOP5に入らなかった理由】

6位の資格センター/e-DENでは毎年の試験内容について1問ずつ徹底的に解説してくれます。質問サポートも電験三種の場合は回数無制限で講師に質問できるので、分からない問題は1つ残らず解消できます。ただ、問題解説のみにカリキュラムを絞っていて対象者が限られるため、今回はTOP5から漏れてしまいました。

資格センター/e-DENの公式サイトを確認

7:JTEX(日本技能教育開発センター)

出典:JTEX

【JTEXの基本情報まとめ】

コースごとの料金(税込)・33,000円:電験三種受験講座
・37,400円:電験三種受験講座+模擬テスト
・44,000円:電験三種徹底マスターコース
・63,800円:電験三種受験講座+Web講義
<4科目>
・16,500円~:電験三種受験講座 科目別(法規コース)他
カリキュラム・コースによって異なる
教材/テキスト・テキスト数冊・映像講義
・模擬シミュレーションソフト
・問題集数冊
eラーニング・あり
合格率/実績・記載なし
サポート体制・質問サービス
お得なキャンペーン・とくになし

【おすすめTOP5に入らなかった理由】

7位のJTEX(日本技能教育開発センター)は、単科コースも用意されている文句なしの講座ですが、コースによって支給される教材やカリキュラムも変わります。サポート体制も質問サービス以外目立つものがないため、今回はTOP5から外してもらいました。

JTEXの公式サイトを確認

8:東京電気技術教育センター

出典:東京電気技術教育センター

【東京電気技術教育センターの基本情報まとめ】

スクロールできます
コースごとの料金(税込)・10,000円/日
カリキュラム・分野ごとに開講日程が決まっている
教材/テキスト・不明
eラーニング・なし
合格率/実績・記載なし
サポート体制・とくになし
お得なキャンペーン・とくになし

【おすすめTOP5に入らなかった理由】

8位の東京電気技術教育センターでは、4科目を細分化させそれぞれの分野について日程を分けて授業を行います。料金は参加した日程×10,000円分発生するのですが、出席できない日の授業内容は確認できないこと、支払いが都度必要なところなど気になる箇所があるためTOP5から漏れてしまいました。

東京電気技術教育センターの公式サイトを確認

9:CIC日本建設情報センター

出典:CIC日本建設情報センター

【CIC日本建設情報センターの基本情報まとめ】

コースごとの料金(税込)・25,000円:電験三種【法規】Web
・26,000円:電験三種【法規】DVD
・28,000円:電験三種【電力/機械】Web
・29,000円:電験三種【電力/機械】DVD
・29,000円:電験三種【理論】Web
・30,000円:電験三種【理論】DVD
・97,000円:電験三種【全科目セット】Web
・98,000円:電験三種【全科目セット】DVD
カリキュラム・各分野で受講生から最も支持されている講師が解説
教材/テキスト・スタートアップガイド
・テキスト数冊
・問題集
・合格ガイドブック
・映像講義
eラーニング・あり
合格率/実績・記載なし
サポート体制・映像講義のサンプルあり
・質問サービスあり
お得なキャンペーン・とくになし

【おすすめTOP5に入らなかった理由】

9位のCIC日本建設情報センターは映像講義を中心とした学習スタイルを取る講座で、単科から一括までコースを選べます。質問サービスもあり、映像講義以外にも副教材を活用できるところが魅力的ですが、WEBコースは次の試験日までしか視聴期限がないため早めに申し込まないとお得にならない・対策に時間をあまり取れないため、TOP5から外れてしまいました。

CIC日本建設情報センターの公式サイトを確認

【比較表付き】電験三種講座を選ぶポイント徹底比較

ここまでで、おすすめの電験三種の講座を9社紹介してきましたが「この中から選ぶとなるとイマイチ難しい…」と感じた方がいるでしょう。

そこで、ここからは基本情報を元に、電験三種の講座を選ぶ上で重要なポイントごとに内容を比較していきます。

各講座の基本情報については、以下の表にてまとめました。

スクロールできます
サービス名料金(税込)カリキュラム教材/テキストeラーニング合格率/実績サポート体制お得な制度
ユーキャン・69,000円:電験三種講座・テキスト学習と並行して、計算問題に必要な高校理系レベルの数学復習を実施
・過去試験を分析したメインテキストで基礎を学習
・副教材で押さえておきたいポイントを学習
・メインテキスト:6冊
・やさしい数学
・公式活用ナビ
・ガイドブック
・過去問題と解答
・解説
・添削課題集
・添削関係書類
・あり・記載なし・講師陣への質問サービス
・法改正などの最新情報
・12か月の学習期間後、次の試験月まで指導サービスを利用可能
・教育訓練給付制度で最大20%支給
たのまな・33,000円:電気主任技術者 電験三種受験講座・学習スケジュールに沿ってメインテキストで学習
・過去問題で理解度を深める
・テキスト7冊
・別冊2冊(「学習をはじめるまえに」/「電験三種試験 問題と解答・解説」)
・模擬試験シミュレーションソフトDVD-ROM「media5 Premier Ⅴ 第三種電気主任技術者試験」
・レポート課題集
・レポート回数:6 回
・なし・記載なし・添削課題あり・季節の割引キャンペーン
・LINE友だち追加で受講料5%OFFクーポンプレゼント
アガルート【一括セット】
・119,680円:Eラーニング講座
・141,680円:DVD講座
・152,680円:Eラーニング+DVD講座【理論編/機械編/電力編/法規編】
・32,780円:Eラーニング講座
・38,280円:DVD講座
・43,780円:Eラーニング+DVD講座
・図解の多いメインテキストと動画講義で併用して基礎学習を進める
・eラーニングシステムでスキマ時間に学習
・メインテキスト4冊
・過去問題集4冊
・基礎講座2種類
・基礎講座DVD
・過去問題DVD
・模擬試験
・あり・年間合格者数、アフターフォローサポート体制、顧客満足度 1位(日本マーケティングリサーチ機構調べ)・不合格時のサポート期間延長サービス
・ZOOMを使った質問サービス
・・教育クレジットローン分割手数料0円
TAC※講座数が多いため一部抜粋
【電験三種 2024年度上期(24.8月)&下期(25.3月)合格目標】
・260,000円:4科目完全合格コース<電気数学付き>(Web通信講座/教科書&問題集付き)
・245,000円:4科目完全合格コース<電気数学なし>(Web通信講座/教科書&問題集なし)
・120,000円:要点速修コース<電気数学付き>(Web通信講座/教科書&問題集なし)
・125,000円:要点速修コース<電気数学なし>(Web通信講座/教科書&問題集付き)
・140,000円:演習コース(Web通信講座)
・初学者向け、受験経験者向けに分けられたカリキュラム
・フルカラーイラストの分かりやすいテキストと専門講師による映像講義で理解度を深める
・メインテキスト
・映像講義
・問題集
・あり・記載なし・無料講座説明会あり
・質問サービス、個別学習相談対応
・コース生(本科生)再受講割引
・単科生再受講割引
・コース生(本科生)割引
・単科生割引
・受講料最大60,000円OFF 早割キャンペーン第2弾(2024年4月10日まで)
日建学院・33,000円:問題解説Webコース [上期試験向け]・33,000円:問題解説Webコース [下期試験向け]・過去問題数百問を徹底解説・テキスト数冊・あり・記載なし・メール、FAXでの質問サービス・受講生紹介制度
資格センター/e-DEN・1,430円:令和3年度電験三種映像解説オンライン版-6ヵ月
・2,200円:令和3年度電験三種映像解説-オンライン版-12ヵ月
・実際の試験内容を1問ずつ徹底解説・映像講義・あり・記載なし・無制限の質問サポートあり・とくになし
JTEX(日本技能教育開発センター)・33,000円:電験三種受験講座
・37,400円:電験三種受験講座+模擬テスト
・44,000円:電験三種徹底マスターコース
・63,800円:電験三種受験講座+Web講義<4科目>
・16,500円~:電験三種受験講座 科目別(法規コース)他
・コースによって異なる・テキスト数冊
・映像講義
・模擬シミュレーションソフト
・問題集数冊


・あり・記載なし・質問サービス・とくになし
東京電気技術教育センター・10,000円/日・分野ごとに開講日程が決まっている・不明・なし・記載なし・とくになし・とくになし
CIC日本建設情報センター・25,000円:電験三種【法規】Web
・26,000円:電験三種【法規】DVD
・28,000円:電験三種【電力/機械】Web
・29,000円:電験三種【電力/機械】DVD
・29,000円:電験三種【理論】Web
・30,000円:電験三種【理論】DVD
・97,000円:電験三種【全科目セット】Web
・98,000円:電験三種【全科目セット】DVD
・各分野で受講生から最も支持されている講師が解説
・スタートアップガイド
・テキスト数冊
・問題集
・合格ガイドブック
・映像講義
・あり・記載なし・映像講義のサンプルあり
・質問サービスあり
・とくになし

「料金」「教材」「サポート体制」この3つのポイントごとに比較した結果を載せているので、参考にしてみてください。

選び方① 料金を比較する

電験三種は4科目あるので、単科コースや全科目コースなどが用意されています。それぞれでもちろんボリュームが異なるので料金も変わっていきます。

試験に何度も挑戦する可能性を考えると、1単科あたりの受講料金が安い講座を選んだ方がお得に資格をゲットできます。

今回の講座で比較すると資格センター/e-DENの映像解説授業は1,400円と最も安く全科目を受講できますが、おすすめは2位のたのまなです。全科目の学習から問題演習まで利用できて1科目あたり約8,000円台とコスパ良く学習できます。

選び方② 教材を比較する

教材にはオリジナルテキストや過去問題集、映像講義などが主流となります。

自分で支給される教材以外に調達する必要があると、その分の手間やコストもかかるため、付いてくる教材も講座選びに重要な比較要素です。

今回の講座で比較してみると過去問題集は基本どの講座でも教材にありますし、メインテキストまたは映像講義の提供が多いです。その中でも1位のユーキャンでは副教材を豊富に受け取れたり、添削用の課題も用意されているので教材をフル活用して勉強することができるおすすめの講座です。

選び方③ サポート体制を比較する

講座を提供している運営事務局によるサポート体制が充実しているかどうかで、仕事や学校と両立しながら試験勉強ができるか・初学者でも試験に合格できるかが影響していきます。

例えばサポート期間の延長に対応できたり、講座の内容や進め方に関して分からないところがあれば質問できる環境があるか、というところが主なサポート内容になります。

今回比較したところ、アガルートではzoomを使った質問サービスも提供していて、回答をもらうまで時間は必要なく疑問点を潰すことができます。おすすめしたいのは1位のユーキャンです。質問サービスはもちろんのこと、サポート期間が12ヵ月以降も次の試験月まで延長できるので、焦らず試験勉強に取り組めます。

電験三種は独学でも合格できる?通信講座とどちらがおすすめ?

「電験三種」は以下のような流れで学習を進めていくことで、効率よく合格を目指して勉強できるでしょう。

①参考書を使って基礎知識を詰め込む
②試験に頻出の重要用語を暗記する
③計算問題対策のため数学の基礎知識を振り返る
④問題集を使って応用力を身につける
⑤模擬試験の問題を解いて試験対策をする

しかし、独学で学習していくにあたっては、多くの問題が生じることも…。

「けっきょく通信講座に頼ることになってしまった…」という声も、当サイトでは多く聞きます。

そこでなぜ電験三種は、独学での合格が難しいのか?を分析して、3つの理由にまとめました。

難しい理由① スケジュール管理が大変

電験三種の知識を参考書を使って学習する場合、どの範囲までを何月までに学習して・問題をいつまでに解いて、といった学習プランを自分で立てるのは難しいです。初学者にとってはボリュームもあるし内容も難しいため、自分で初めに立てたプラン通りにスケジュールを管理できるかは微妙なところです。スケジュール管理は目標の試験月に合格するためには必要な要素なので、独学の場合は大変です。

難しい理由② モチベーションを維持しづらい

試験月までに独学で取り組む場合、知識のインプット・アウトプットまですべて自己完結になるため、モチベーションを維持しづらいです。通信講座であれば成績表や添削で自分の弱点を知ることができる機会も設けられていますが、一人での学習では弱点を知らないままただ闇雲に暗記・問題を解くという流れ作業になってしまうでしょう。

難しい理由③ 分からないところを人に聞けない

独学の場合は参考書や問題集の解説にある内容を理解するしかないので、もしもその内容で分からないところがあっても有識者に聞くことはできません。周りに電験三種の合格者がいる場合は確認できるかもしれませんが、試験内容も変わっていたり複雑で合格率の低い試験なので、過去に合格していたとはいえいきなり解説したり教えることは難しいです。電験三種について人に教えた経験のある講師に確認する他ないですが、独学では講師に確認する手段はなかなかありません。

【2024年最新情報】試験内容や日程について

【合格率】

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実施年度受験者数合格者数合格率
令和元年度41,543名3,879名9.3%
令和2年度 39,010名 3,836名9.8%
令和3年度37,765名4,357名11.5%
令和4年度33,786名2,793名12.0%
令和5年度28,168名4,683名16.6%

合格率は10%前後とかなり難易度の高い試験です。受験する年によって難易度は変わりますが、そこまで大きく合格率が変化していることはないため、油断せず過去問題集を解いて合格ラインに届くまで力をつけるべきです。

ただ、直近の年度では16.6%と数年では最も高い合格率です。油断は大敵ですが、その分必死に勉強に取り組めば、合格できるチャンスはあると見ていいでしょう。

【試験内容】

試験の方法五肢択一式(マークシート方式)
試験の基準及び内容理論/電力/機械/法規
合格基準点各科目の合格点は100点満点のうち理論科目60点以上、電力科目60点以上、機械科目60点以上、法規科目60点以上(年によって変化する可能性あり)
科目別合格制度一部の科目にのみ合格した場合は、科目合格となり、以降2年間の試験では申請によりその科目の試験が免除
受験手数料郵便…8,100円
インターネット…7,700円
試験地原則住んでいる都道府県の会場

【受験資格】

年齢、性別、学歴等の制約はありません。
誰でも受験できます。

【次回の試験日程】

受験申込の受付試験日
上期試験:令和6年5月20日(月)~6月6日(木)
下期試験:令和6年11月11日(月)~11月28日(木)
【CBT方式】
上期試験:令和6年7月4日(木)〜7月28日(日)
下期試験:令和7年2月6日(木)〜3月2日(日)

【筆記方式】
令和7年3月23日(日)

【気をつけないと危険!】電験三種試験の注意点

最後に、電験三種を受けるにあたっての注意すべきポイントをまとめておきます。

注意① 試験に持ち込める電卓をチェック!

電験三種では計算問題が出題されるため、回答の際に電卓を使用することを許可されています。

とくに√計算は回答に必要なので開平計算ができるタイプの電卓を事前に用意しておいてください。携帯電話にも電卓機能はありますが持ち込み禁止のため、試験前には準備をした上で、計算を短縮するために模擬演習などでも持ち込む用の電卓をつかって計算しましょう。

ただし、理系学生などが持っている関数電卓や音が出る電卓などは持ち込めないので、手持ちの電卓が問題ないかは確認しておいてください。

注意② 科目別合格制度の落とし穴に注意

電験三種には科目別合格制度があり、例えば4科目中3科目合格していれば、3年以内の再受験時に申請すると合格した3科目は免除になる、というように救済制度があります。

つまり3年間で4科目すべてが合格していれば良いのですが、既に合格している科目は再受験しないでください。もしも再受験して不合格になってしまうと、科目別合格制度は利用できません。

たとえ1科目だけの受験で待機時間が長いとしても、合格した科目は受けないようにしましょう。

注意③ 選択問題はどちらも解いてはいけない

出題される科目は4科目ですが、中に選択問題としてどちらかを選んで回答する必要のある問題が登場することがあります。

この場合選んだ問題の回答が得点対象となりますが、選択問題をどちらも解いてしまうと得点対象にならない可能性があります。

どちらか点数の良い方を得点に加えるという方式ではないので、試験中にどちらの問題を選ぶか決めておきましょう。これは試験問題の初めにある「答案用紙記入上の注意事項」にも記載されているので、ほかの注意事項もよく確認しておきましょう。

まとめ

このページでは、数ある通信講座の中から電験三種試験におすすめのサービスを厳選してまとめました。

最後にもう一度ランキング内容や選び方について、まとめておきます。

★ランキングTOP3

1位:ユーキャン(総合93点)

【3つの評価ポイント】
▽副教材・問題集が充実している
▽分からないところは質問できる
▽テキストのポイントごとに添削課題を受ける

2位:たのまな(総合90点)

【3つの評価ポイント】
▽学習スケジュールが事前に用意されている
▽標準学習期間6ヵ月でも、サービスは12ヵ月利用可能
▽分野を7つに細分化して関連性のある内容をまとめて学習

3位:アガルート(総合87点)

【3つの評価ポイント】
▽テキストと併用で動画講義を利用できる
▽Eラーニングシステムで効率よく学べる
▽フォロー体制やサポートが充実している

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また、調査結果から「電験三種の講座はこんな選び方をすると良いのでは?」と感じたポイントで比較した結果は次の通りでした。

選ぶポイントに沿って比較した結果

①料金で比較した結果
→「資格センター/e-DEN」が最適
②教材で比較した結果
→「ユーキャン」が最適
③サポート体制で比較した結果
→「ユーキャン」が最適

とは言え、どの講座にするのか決めるのは自分自身です。まずは各公式サイトをチェックして、資料請求もしてみてください。

ちなみに「BrushUP学び(https://www.brush-up.jp)」というサイトであれば、資料を一括請求することもできるので、覚えておきましょう。

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