「自分の可能性を最大限に引き出したいけれど、どうすればいいか分からない」
「キャリアの転換期で、このままでいいのか迷っている」
「人間関係で悩みが尽きない、もっとスムーズに人と関わりたい」
このようなモヤモヤを解消するカギが「NLP(神経言語プログラミング)」にあるかもしれません。
AIやテクノロジーが進化し、あらゆる情報が溢れる現代において、真に価値を持つのは「人間らしさ」や「人との繋がり」です。
今回は、日本NLP協会 マスタートレーナーである居山 真希子さんにインタビューしました。実践心理学NLPが、いかに私たちのコミュニケーション、思考、感情のパターンを体系化し、人生やキャリアを望ましい方向へチューニングしていくのか、その核心に迫ります。
NLPとは? その「実践心理学」の核心に迫る

「NLP」は、自己変革からキャリア形成まで、具体的な変化をもたらす手法として注目されています。その起源や活用の可能性について詳しく伺いました。
「天才」の思考をインストールする独自メソッド
──「NLP」という言葉を初めて耳にしたのですが、これは一体どのようなものでしょうか。
居山 真希子さんNLPとは、Nが「ニューロ(Neuro:神経)」、Lが「リングィスティック(Linguistic:言語)」、Pが「プログラミング(programming)」の頭文字をとったものです。日本語に直訳すると「神経言語プログラミング」となります。
これは、私たちのコミュニケーションや思考、感情のパターンを体系的に扱う心理学の一種です。もともとは、欧米の心理療法や教育、ビジネスの分野で、天才と称されるセラピストや、非常に優れたコミュニケーターたちの思考パターンを分析・モデル化することから始まりました。
──なるほど。
居山 真希子さん「卓越性のモデル」とも言われており、ずば抜けて上手くいっている人が、無意識に、あるいは自然にどのように考え、行動しているのかを体系化し、誰もがその才能を使えるようにした、いわば「実践心理学」です。
──つまり、すでに成功されている方の思考を言語化・体系化し、それを誰もが効果的にインプットして実践できるように設計されている、ということですね。
居山 真希子さんおっしゃる通りです。インプットとアウトプットの方法、そしてそのプロセスが明確に体系化されているため、「どのようにやれば良いか」が非常に分かりやすい点が、NLPの優れた特長だと考えています。
曖昧な指示を「行動」へ変える:NLPが確立した実践的心理学の原点
居山 真希子さん「人の立場に立ちなさい」や「ちゃんとしなさい」といった、抽象的なアドバイスは世の中に多くあります。しかし、NLPには、例えば「自信」とは具体的にどのような状態で、どうすればその状態になれるのか、という具体的な方法論が豊富に含まれているのです。
NLPの始まりは、フリッツ・パールズ、バージニア・サティア、ミルトン・エリクソンという3人の天才セラピストが、相手と話す中で、どのようにして相手を自然と良い方向へ変化させていたのか、その「具体的な手法」を分析したことでした。
──そこから始まったのですね。
居山 真希子さんはい。その後、ビジネスの世界にも応用が広がり、例えば、スティーブ・ジョブズ氏やビル・ゲイツ氏のような成功者が、なぜ類まれな発想ができたのか、その思考パターンが分析されました。また、世界的に有名なコーチであるアンソニー・ロビンズ氏が具体的に何を行っているのか、といったこともモデル化されています。
つまり、ご自身が目指すモデルを誰にするかによって、応用範囲は無限に広がります。経営者になりたいなら成功している経営者を、トップ営業マンになりたいならその会社のトップ営業マンを、その人が具体的にどのように考え、行動しているのかを分析し、その卓越したやり方を自分自身にインストールできるのです。
なぜ今、NLPがキャリアの武器となるのか?AI時代の「人間力」

AIが進化する現代において、人間ならではの感情やコミュニケーション能力の価値はますます高まっています。NLPは、AIには代替できない「人間力」を育み、キャリアを切り拓くための強力な武器です。
AI時代に価値が高まる「人間らしさ」の追求
──昨今、心理学系の資格に対するニーズが高まっていると感じます。社会の関心が他者だけでなく、より自分自身の内面に向かう傾向があるように思うのですが、このニーズの変化について、居山さんは今後どのようになるとお考えでしょうか。
居山 真希子さんこれからは、より「人間としてどうあるか」が問われる時代になると考えています。AIやテクノロジーが進化する現代において、人間の感情や人との繋がりといった、AIには代替できない部分がますます価値を持ってくるでしょう。
これからの時代、「人間らしさ」そのものがキャリアにおける武器になります。ですから、心理学の資格は単なる知識としてではなく、自分や他者の心に深くアプローチできる「実践知」として、さらに注目されるようになると考えています。特に、NLPのように体感を伴う変容メソッドは、心の健康やレジリエンス(精神的な回復力)を高める上でも、大きな期待が寄せられていると感じますね。
──今のお話で、近年注目されているEQ(心の知能指数)やメタ認知(自己を客観視する能力)との強い関連性を感じました。その点はいかがでしょうか。
居山 真希子さんはい、まさにその通りです。これからの社会では、対人スキルと、自分自身を深く見つめる内省力は必須の能力となります。NLPは、人の「言葉」と「無意識」の両方にアプローチしていくため、繊細な感性を持つ日本人には特に親和性が高いと感じています。
対人スキルと内省力を育む実践知
──AIは表面的な共感を示したり、指示に応えたりすることは上手です。しかし、それはある意味で「イエスマン」とも言え、本当の意味での自己理解や他者理解のバランスを取るのは難しいのではないでしょうか。
居山 真希子さんおっしゃる通り、そこが非常に難しい点です。人間の内面は氷山の一角のようなもので、その見えない部分を理解している人がAIを使えば自己理解の強力なツールになりますが、そうでなければ表面的な答えに混乱してしまうでしょう。今は多くの方が新しい技術であるAIに注目していますが、いずれAIだけでは決して埋められない部分に直面するはずです。
──AIを使いこなすためにも、まず人間自身の能力が不可欠であり、さもないと逆にAIに振り回されてしまう危険性があるということですね。
居山 真希子さんまさしくその通りです。AIに全ての答えを求めても、「自分自身がどうしたいのか」という主体性や、他者の心の機微を本当に理解することはできません。実際に体験し、体感しなければ分からない領域というのは、AIには代替不可能なのです。だからこそ、これからNLPのように心や体感を扱う学びを深めている方々は、それが大きな強みになっていくと確信しています。
日本での普及状況と今後の可能性
──お話を伺って、NLPは誰もが学ぶべき非常に有益なものだと感じました。ただ、率直に申し上げて、日本での認知度はまだそれほど高くないのかもしれない、という印象も受けます。欧米など海外と比較して、日本での認知度の現状はいかがでしょうか。
居山 真希子さんはい。欧米、特にアメリカでは、NLPは1970年代から広く活用されてきました。特筆すべきは、ベトナム戦争から帰還した兵士たちのPTSD(心的外傷後ストレス障害)を癒すために、NLPが非常に重要な役割を果たしてきた歴史があることです。そのため、教育、医療、コーチング、セールスといった多様な分野で、当たり前のように取り入れられています。
一方で、日本ではカウンセリングを受けること自体に「自分が弱い人間だ」といったネガティブなイメージが根強く、心理的なハードルが高い傾向がありました。
──おっしゃる通りですね。自分の悩みを率直に打ち明けたり、目標を語ったりする文化が、まだ十分に根付いていないのかもしれません。
居山 真希子さん日本でNLPがコーチングや企業研修の場で注目され始めたのは、ようやくここ10年ほどのことです。私たちNLPトレーナーの多くは、まだ発展途上の段階にあると認識しています。しかし、先ほどお話ししたように、これからは「人間力」や「EQ」がより重要視される時代です。その観点から、NLPは今後さらに普及していく大きな可能性を秘めていると考えています。
あなたの人生を豊かにするNLPの可能性:誰もが学べる実践心理学

ビジネスパーソンから子育て中のママまで、「自分を変えたい」「もっと輝きたい」と願う全ての人に開かれた実践心理学であるNLP。自己理解を深め、人生、仕事、人間関係といったあらゆる側面を豊かにする可能性を秘めています。
キャリア転換期のビジネスパーソンと管理職に必須のスキル
──NLPを学ばれている方々は、どのようなバックボーンや目的をお持ちの方が多いのでしょうか。受講される方の傾向についてお伺いできますか。
居山 真希子さん当協会を立ち上げた当初は、会社をより良くしたいと考える経営者など、ビジネスパーソン向けの「ビジネスNLP」から始まりました。
現在では受講者の層はさらに広がり、「人生を主体的に生きたい」「自分らしいキャリアを築きたい」と考える方が多くいらっしゃいます。特に多いのは、30代後半から40代のキャリアの転換期にある方々です。例えば、管理職に昇進したビジネスパーソンや、子育て中の母親などが挙げられます。
──特にここ2、3年の傾向として、どのような属性の方が多いのでしょうか。
居山 真希子さんやはり管理職層の方は多いですね。部下を育成する立場として、ジェネレーションギャップや急速な時代の変化にどう対応すべきか、模索されているようです。また、ご自身のキャリアについて「このままで良いのだろうか」「自分を変えたい」といった問題意識をお持ちの方も多くいらっしゃいます。
──これほど有益な考え方であれば、もっと日本で普及していくべきだと強く感じます。普及しづらい背景には、どのような課題があるとお考えですか。
居山 真希子さんそうですね、課題はいくつかあると考えています。一つは、「心の問題は努力や根性で乗り越えるものだ」という、昭和の時代から続くような価値観がまだ根強く残っていることかもしれません。
もう一つは、「自己啓発」という言葉自体へのネガティブなイメージや誤解がある点です。NLPはまさに自己啓発の学問なのですが、世間では心理学が悪用された「人を操った」「騙された」といったニュースが大きく報じられがちです。そうした一部分だけが強調されることで、誤解を生みやすくなっているのではないかと感じます。
──今後は、今の子供たちのように新しい教育を受けてきた世代が社会に出てきます。その時、彼らの上司となる今の20代、30代の方々がこのNLPの思考を身につけ、「この上司は自分のことを分かってくれる」と思ってもらえることは、非常に大切になりますね。
居山 真希子さん本当にその通りで、非常に大事なことだと思います。「分かってくれる上司」がいれば、その下で働く若い世代も良い影響を受けて成長していきます。また、職場だけでなく、親という立場から「子供たちにどのような人間対応力を伝えていくか」という点でも、この学びは不可欠になると、しみじみ感じています。
子育て中のママが安定し、子どもの才能を伸ばす鍵
──母親がNLPを学ぶと、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
居山 真希子さん母親にとって、NLPは絶対に大切なスキルだと考えています。子育てで最も重要なのは、何よりもお母さん自身の心が安定していることだからです。特に、お子さんのいやいや期などは本当に大変だと思いますが、そういう時こそ、お母さんがいかに安定した心でいられるかが鍵になります。
──NLPを学ぶことで、母親自身の個性やアイデンティティを再発見し、子育てが落ち着いた後のキャリア形成にも繋がっていくのではないでしょうか。実際に、NLPを学び社会で再び活躍したいという気持ちが強まった、というようなエピソードはありますか。
居山 真希子さんNLPを学ぶプロセスで自己発見が進み、「自分が本当にやりたいこと」が明確になります。やりたいことが見つかれば、そこに向かって力強く進んでいけるようになります。
ですから、お母さん方が社会復帰を目指す際の大きな助けになりますし、子育てが一段落し、「セカンドキャリアをどうしよう」と考える年代の方にとっても、自分自身を深く見つめ直す良い機会になっています。周りも前向きな方々ばかりなので、その中で「自分にはこんな可能性があるんだ」と、新たな強みに気づかれる方も非常に多いです。
──実生活で簡単に使えて、特におすすめのテクニックがあれば教えていただけますか。
居山 真希子さんコミュニケーションの分野でおすすめなのが、最初に学ぶ「ラポールスキル」です。これには「ミラーリング」「マッチング」「バックトラッキング」といった手法があり、信頼関係を築くための基本となります。このスキルだけでも、人間関係が大きく改善したという方は珍しくありません。
例えば「バックトラッキング」は、相手の言葉をそのまま返す手法です。いやいや期の子供が「いやだ!」と言った時、多くの親は「どうして?」「こうしなさい」と説得しようとしますが、まずは「そう、嫌なんだね」と、相手の言葉をそのまま受け止めて共感する。そうすると、不思議と子供の気持ちが収まっていくことがあります。この信頼関係を築くスキルは、営業の現場から家庭まで、あらゆる人間関係に応用できます。
──こうした共感のスキルは、女性だけでなく男性にも活かせるものでしょうか。
居山 真希子さんはい、むしろ男性にこそ、ぜひ活かしていただきたいスキルです。実践すれば非常に大きな効果があると思います。
若年層からシニア層まで、あらゆる世代の「自己実現」を加速
居山 真希子さん年配の受講生の方々が口を揃えておっしゃるのは、「もっと早く学んでおけばよかった」という言葉です。
実際に20代の方や大学生の方も学びにいらっしゃいますが、皆さん大きな強みを手にされています。若くしてキャリアで次々と昇進されたり、大学生のうちに学ぶことで就職活動においてご自身が進みたい道を明確に定めたりと、そういったお話は数多く伺っています。
──学ぶのが早ければ早いほど、キャリアのジャンプアップが実際に起こるのですね。
居山 真希子さんはい、それは間違いなくあると言えます。
事実、50代、60代、70代で学ばれている受講生の皆さんも、「人はいつからでも変われる」と実感してくださっています。ただ、その変化は「努力」や「根性」といった精神論で起こるものではなく、正しい「アプローチの仕方」によってもたらされるのです。
──NLPという学びが、「変わりたい自分」と「本来の自分」とを繋いでいく、架け橋のような役割を果たしてくれるのですね。
居山 真希子さんはい。ですから、人生のどんなタイミングからでも、人は変わることができるし、もっと自由になれるのです。「自分はここにいていいんだ」「自分にはこんなことができるんだ」「自分には価値があって、無限の可能性があるんだ」といった素晴らしい感覚を、一人でも多くの方に体験していただきたいと心から願っています。
NLPがもたらす劇的な変化と実践事例:人生を好転させた声

NLPを学ぶことで、多くの人が人生やキャリアに劇的な変化を体験しています。苦手な人間関係の改善から、転職成功、営業成績の大幅向上、さらには夫婦関係の好転まで、具体的な好転事例をご紹介いただきました。
上司との関係、転職の葛藤…人生の課題を乗り越える秘訣
──居山さんがこれまで関わってこられた受講生の中で、特に印象に残っているエピソードがあれば、ぜひお聞かせいただけますか。
居山 真希子さん印象的なエピソードはたくさんありますが、キャリアという観点から一つご紹介します。
職場によくあるのが、苦手な上司との関係です。ある受講生が、その上司が原因で「もう会社を辞めたい」とまで思い詰めていました。しかし、NLPを学んで「まずは自分が変わろう。あの上司と向き合ってみよう」と決意し、自ら行動を選択した途端、その上司が別の部署へ異動になった、ということがありました。
──思考の矢印を他人ではなく自分に向けることで、自分が何をすべきかが分かり、結果として周りの環境まで変わっていく、ということですね。
居山 真希子さんはい、その通りです。「自分が変わると決めたら、周りが動いた」という例は、本当によく聞きます。
また、もう一つよくあるのが、「転職するか、会社に残るか」という葛藤です。NLPには「葛藤の統合」という、こうした心の中の対立を解消するための専門的なワークがあります。これに取り組むことで心の中の葛藤がなくなり、「自分の転機が直感で分かるようになった」とおっしゃる方が非常に多いです。
──迷いが消えるだけでなく、ご自身の感覚が研ぎ澄まされて、進むべき道を示すレーダーが鋭くなっていくようなイメージでしょうか。
居山 真希子さんまさしくその通りです。自分自身を深く知ることで、今、自分に何が必要で、本当に何をしたいのかが見えてきます。だからこそ、ご自身の「転機」が分かるようになるのです。
──お話を伺っていると、NLPは単に金銭面やスキル面での成功を目指すだけでなく、もっと広く「人生そのものの課題解決」に役立つものだと感じます。
居山 真希子さんそうなんです。人生、仕事、人間関係、そのすべてに役立ちます。
売上17倍、結婚、出版も!驚異の成果事例
──コーチングやカウンセリング以外では、例えば営業の分野でも大きな力を発揮するのではないかと感じたのですが、いかがでしょうか。
居山 真希子さんはい、「売上がアップした」というご報告を非常によく伺います。「売上が何倍にもなった」という方も珍しくなく、最近では「17倍になりました」とおっしゃっていた方もいらっしゃいました。年収に直接結びついているケースは多いと感じます。
──居山さんの体感として、NLPを学ばれた方のうち、報酬面でステップアップされる方はどれくらいの割合でいらっしゃる印象ですか。
居山 真希子さんステップアップの定義は報酬面だけではありませんので、一概に言うのは難しいのですが、例えば「NLPを学んで結婚できた」というのも、その方にとっては大きな人生のステップアップですよね。
その上で申し上げますと、ご自身に合わなかったり、学んだだけで行動に移されなかったりするケースを除けば、ほとんどの方が何らかの良い変化を実感されているという印象です。効果の現れ方にも個人差があり、講座の期間中にすぐに変化が現れる方もいれば、後から漢方薬のようにじわじわと効いてくる方もいらっしゃいます。
──やはり、ご自身で行動に移すことが大切なのですね。
居山 真希子さんその通りです。学びを続けている方の中には、本の出版を実現されるなど、素晴らしい成果を出されている方が続々と出てきています。
そして何より、私がこれまでに伺った中で、「NLPを学んで状況が悪くなった」という方は一人もいません。
NLPを学び、あなたの可能性を最大限に引き出すステップ

NLPを学ぶことは、自身の無限の可能性を最大限に引き出すための確かなステップです。基礎となるコースから、日常生活や仕事で実践的に活用するための具体的な方法まで、その学習ステップとヒントをお話いただきました。
基礎から応用へ:推奨される学習コースと目的別の選択肢
──それでは、NLPをこれから学ぼうとされている方にとっては、どのようなステップやコース設計で学んでいくのが最も効果的だとお考えでしょうか。
居山 真希子さんはい。NLPには数多くのテクニックがありますが、まずはその土台となる基礎を固めることが重要です。そのため、最初に「NLPプラクティショナーコース」と「マスタープラクティショナーコース」の2つを学ぶことを強くおすすめしています。
──まずはその2つの基礎コースから学び始め、その後にご自身が目指す専門分野へと進んでいく、という流れになるのですね。
居山 真希子さんその通りです。中には、コーチングやセラピーといった他の分野を学んだ後で、改めて基礎の重要性に気づき、このコースに戻ってこられる方もいらっしゃいます。
──その「プラクティショナーコース」と「マスタープラクティショナーコース」ですが、それぞれ「基礎」と「応用」という位置づけになるかと思います。お話しいただける範囲で結構ですので、この2つのコースの具体的な違いについて、簡単にご説明いただけますでしょうか。
居山 真希子さん「プラクティショナーコース」は、NLPのテクニック全般の基礎を網羅した、まさに基本となるコースです。そして「マスタープラクティショナーコース」では、そこで学んだ基礎をさらに応用させていきます。
──「マスタープラクティショナーコース」では、よりご自身の深い部分にアプローチしていくような内容が多く含まれている、ということですね。
「自分を知る」旅へ:NLPが繋ぐ理想の自分
──「自分を変えたい」「キャリアの選択肢を広げたい」と願う転職希望者の方々に向けて、NLPの魅力とメッセージをお願いいたします。
居山 真希子さんお伝えしたいことはたくさんありますが、最も大切なのは、NLPの本質が「セルフアウェアネス」、つまり「自分を知ること」にあるという点です。
古代ギリシャのアポロン神殿に「汝、己を知れ」という言葉が刻まれているように、自分自身を知ることの重要性は、昔から語り継がれてきました。私たちは、一番身近なはずの自分のことが、実は一番分かっていなかったりします。NLPは、まさにその「自分を知る」ことを可能にする、非常に優れたメソッドなのです。
自分を知ることによって、初めて自分を変えることができます。そして、他者との関係を豊かにする方法も、体系的に学んでいくことができます。
──なるほど。
居山 真希子さん時々、「私なんかが学んでいいのでしょうか」と躊躇される方がいらっしゃいますが、NLPは決して特別な人のためのものではありません。「今の自分に何となくモヤモヤしている」「もっと輝きたい」、あるいは「自分の中にある何かを知りたい」と感じているならば、それが学びを始める最高の第一歩です。
「変わりたい」あなたへ ― 人生はいつからでも、もっと輝く

NLPは、単なる知識の習得に留まらず、自身の内面と深く向き合い、人間関係やキャリア、さらに人生全体を望ましい方向へと導くための強力なツールです。特に、自分にモヤモヤを感じている方、もっと輝きたいと願う方、そして自分の中の可能性を知りたいと考える全ての人にとって、NLPはまさにその第一歩となるでしょう。
人生のどのタイミングからでも、人は変わることができます。NLPを学ぶことは、変わりたい自分と本来の自分を繋ぐ「橋」となり、自分自身の価値と可能性に気づく体験をあなたにもたらすはずです。
この機会に、ぜひNLPの世界に触れてみませんか。
